Microsoftが『OneDrive』の無制限ストレージ廃止を発表、無料ユーザーの容量も縮小へ
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Microsoftは米国時間11月2日、『OneDrive』の無制限ストレージプランを廃止して上限を1TBとするほか、全ての無料ユーザーを対象に容量を5GBへ縮小することを発表しました。
Microsoftが『OneDrive』容量制限を実施へ
MicrosoftのOneDriveチームは今回のストレージ制限実施について、一部のユーザーが複数のPCや映画のバックアップを行っており、1人でストレージ「75TB」も使っている例を挙げて大多数のユーザーにとって高い生産性とコラボレーション体験を提供できるようにするためだとしています。
具体的な容量制限については次のようにしています。
- 「Office 365 Home/Personal/University」の無制限ストレージを同日より廃止、これらのサブスクリプションには1TBのストレージが含まれるようになります。
- 現行の有料プラン100GB/200GBは新規ユーザーへ提供されず、2016年初頭から新たに月額1.99ドルの50GBプランを提供する予定。
- 既存・新規を含めた全ての無料ユーザーを対象に『OneDrive』ストレージを15GBから5GBへ縮小、カメラロールによるストレージボーナス15GBも廃止、いずれも2016年初頭より実施予定。
既存ユーザーへの対応は次のようになるとのこと。
- Office 365ユーザーで1TBを超えるファイルを保存している場合、少なくとも12ヶ月間はストレージを維持できるようになります。
- 今回の変更に納得できないOffice 365ユーザーは残りのサブスクリプション期間に対して返金を求めることが可能。
- 無料アカウントで5GB以上のストレージを利用できるユーザーは2016年初頭に変更が適用されたあと少なくとも12ヶ月間はファイルへのアクセスが可能、また1TBのストレージを保管できる「Office 365 Personal」1年間利用できる無料サブスクリプションを利用することも可能としています。
OneDriveチームの記事タイトルは”ストレージ計画を生産性とコラボレーションの追求に変更”となっています。今後はバックアップ用途のユーザーを排除してマルチデバイス対応の便利なコラボレーションツールへと進化することが期待されます。
Source：OneDrive Blog
