テストした結果、Android版Chrome の構造的弱点が空気タップの原因かもしれない

公開日: : 原道 N70双撃

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

先日、ファームウェア更新を終えた原道 N70双撃ですが

空気タップの不具合は改善したのか解明すべくロードアベレージを参考にテストしました。

グーグルにはお世話になりっぱなしなのですが、テスト結果を正直に書いてみます。

原道 N70双撃の空気タップについて

原道 N70双撃 最大の悩みである空気タップですが

ファームウェア更新後も残念ながら続いています。

しかし、ファームウェアの更新前と後では

空気タップが発生するアプリがChromeに絞れるくらいまで減りました。

ファームウェアで安定したのかもしれません。

以前は、Opera mobileでも稀に発生したのですが

FW更新後はChrome限定に近い状態です。

そこで空気タップの原因解明に挑戦してみます。

設定メニューから「CPU使用状況を表示」というオプションを有効にして確認したところ

非常に興味深い結果が出ました。

「CPU使用状況を表示」について

Android自体がLinuxの派生だったと思うので

素直にプロセスのロードアベレージかと思われますが念のため調べたところ

同じ意味合いでした。また3つの数字に関しての説明を順番に書いてみます。

  1. 過去1分間のCPU使用率
  2. 過去5分間のCPU使用率
  3. 過去15分間のCPU使用率

またadb経由でも同様の情報が取得できるようです。

  • 「adb shell cat /proc/loadave」

「CPU使用状況を表示」で判明したブラウザによる負荷の違い

ChromeとOpera mobileでテストしてみました。

個体差やバックグラウンドで稼働するアプリによって結果が異なると思いますが

結果の一つとしてご覧ください。

  • ロードアベレージ過去1分間の値を参考にしています。
  • ブラウザは、全てアマゾンのトップページを開いてテストしています。
  • バッテリーは91%の状態です。
  • ブラウザは1個目から閉じずに4個まで開いてみました。

Chomeのテスト結果(0.13から開始)

  • タブ1個目: ブランク状態0.19(サイト読込時:0.32-0.38)
  • タブ2個目: ブランク状態0.21(サイト読込時:0.24-0.27)
  • タブ3個目: ブランク状態0.22(サイト読込時:0.21-0.24)
  • タブ4個目: ブランク状態0.21(サイト読込時:0.31-0.38)

Operaのテスト結果(0.11から開始)

  • タブ1個目: ブランク状態0.05(サイト読込時:0.06-0.19)
  • タブ2個目: ブランク状態0.12(サイト読込時:0.0.9-0.21)
  • タブ3個目: ブランク状態0.16(サイト読込時:0.13-0.31)
  • タブ4個目: ブランク状態0.16(サイト読込時:0.08-0.16)

ブラウザのタブ数による負荷比較の結果

ChromeとOperaではタブの数による負荷の違いはありませんでした。

Operaのほうが若干ですが落ち着いていた感はあります。

また今回、両ブラウザで空気タップは発生しませんでした。

これでタブの数が空気タップの原因ではないことがわかりました。

しかし、諦めが悪い性格のため

しばらくテストしていたところ意外なところに落とし穴が見つかりました。

発見!ブラウザのタブに隠された弱点

Operaのタブ切り替えは、アイコンをタップしてからタブを切り替えます。

この時に何度すばやくタブを切り替えても負荷は0.16から0.18でした。

しかし、Chromeは違いました。

構造上の弱点がありました。

Chromeのタブ切り替えは、ダイレクトにタブを変更できる構造になっていますが

その反面、切り替えるたびに毎回タブの内容を全て読み込むためか高い負荷が発生します。

どうやら、それが空気タップの原因のようでタブを切り替え続けると

あっという間に0.78や0.81までロードアベレージが上昇しました。

これにより空気タップが発生したのではないでしょうか

つまりタブの数ではなく

タブを切り替え時の負荷が原因ということです。

私は情報収集で色々なサイトを5つくらいのタブで開閉や切り替えを行います。

それにより空気タップが発生したのでしょう。

知人がChromeでタブを21個も開いていたのに

全く空気タップが発生しない理由もわかりました。

「タブを開きっぱなしだったから」です。

同じタスクを行なってもOperaでは空気タップが発生しないのは

Operaが構造的に優秀であると言えるのかもしれません。

タブの切替で負荷が発生してしまう作りはタブそれぞれを独立させる仕様だから

仕方がないとしてハードウェアのスペックが追いつくのを待つのも困ります。

何かしらのタブ切替時の負荷をリミットする仕組みや

Operaのように簡易窓を導入してもらえるとChromeの負荷が下がると思います。

まとめ

どうやら空気タップの発生原因はアプリ側(Chrome)の問題だったようです。

動作が多く負荷が高くなりやすいブラウザ選びは当面Opera mobileになりそうです。

Opera miniはスマートフォン表示になってしまい使いにくいので。。。

よく一緒に閲覧される記事

Vido W10 Elite – Surface 3 クローンがセール中、スペック・価格

 Surface 3と同じような背面キックスタンドを持ち高いスペックを

原道、12.2型Vido W12 Pro版(Core M3)と無印版(Atom Z8700)発表

 中国メーカー原道は現地時間5月19日、12.2インチのWindows

僅か207g?約1.3万円でHDMI/Z8300、8型『Vido W8X』は11月発売予定―スペック表

 僅か207gと超軽量な8インチのWindows 10搭載タブレットが

→もっと見る

PAGE TOP ↑