ヨドバシで月444円の格安SIMカード「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE」発売―エレコムと比較

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 ヨドバシカメラは9月1日、NTTドコモのネットワークを月444円(税抜き)で利用できる「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード」の販売を同日より開始しました。標準でワイヤレスゲートの公衆無線LANサービスが利用できるほか、プラス150円でSMS対応が可能。

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ヨドバシで月444円の格安SIMカード

 ワイヤレスゲートの格安SIMカード「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE」はドコモLTE通信を月480円という低価格から利用可能、最大では高速通信容量10GBに対応する4プランが提供されています。

 「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード」は税込で月額480円、920円、2,480円、5,490円からなる4プランがあり、いずれも公衆無線LANサービス(単体契約390円)が無料で利用できるとのこと。

 初期費用については、ヨドバシドットコムを見てみると税込3,240円で販売されていました。

 各プラン(税込)は以下のとおり、()内はLTE通信量制限。

  • 月額480円:最大速度250kbps(無制限)
  • 月額920円:最大速度150Mbps(1GB)
  • 月額2,480円:最大速度150Mbps(5GB)
  • 月額5,490円:最大速度150Mbps (10GB)

 月額920円、2,480円、5,490円のプランはLTE通信量制限を超過後、最大250kbpsに制限されるとのこと。

 SMS対応で1通3円で利用可能ながら、低価格プランである月額480円、920円では月150円の追加が必要。

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 最低契約期間は設定されておらず、解約金といった縛りはない模様。

 Android/iOS向け専用アプリは9月1日より提供を開始するとのこと。

エレコムとワイヤレスゲートを比較する

 本日、エレコムが月780円(税抜き)/300kbpsのドコモMVNOサービスを発表し、2社とも最安プランに高速通信なしプランが存在するので比較したいと思います。

 以下、いずれも税抜き表示。

  • エレコム:月780円(税込で月842円)/300kbps/SMS追加120円
  • ワイヤレスゲート:月444円(税込で月480円)/250kbps/SMS追加139円/公衆無線LAN付き

 2つのサービスにある50kbpsという差は個人により感じ方が異なります。「250kbpsと少ないけど実測値に限りなく近いのか」といった重要なポイントはユーザーのレビューを参考にするしかなさそうです。

 価格については、エレコムが税込み表示で月842円となり、他の900円台で提供されている高速通信1GB付きSIMカードサービスに比べ金額的なメリットは少ない印象を受けました。また、高速通信付きのプランも超過後は100kbpsへ制限されるのも気がかりです。

 エレコムの競合サービスを探すとIIJの格安SIMサービスが月200円以内の差額ながら価格、オプション、通信速度といったサービスを定期的に改善しています。エレコムは約200円ダウンの魅力をユーザーに伝える必要がありそうです。

 ワイヤレスゲートはワンコイン500円でお釣りが来て250kbpsのデータ通信が行えるため、余ったGPS搭載スマホを使えば簡易見守りケータイとして子どもの居場所を把握したり、GmailやLINEなどテキストメッセージによる連絡ツールとして活用できることを考えると非常にコストパフォーマンスに優れたサービスと言えそうです。 

 エレコムは微妙に価格を下げたものの各社全力の主戦場で戦うため評価が厳しくなり苦戦しそうな印象、ワイヤレスゲートは500円以下の低価格設定に加え公衆無線LANサービスを提供、特にエリア内のユーザーには300kbpsを超えた高速通信が期待できる魅力があります。

 8月29日にKDDIがMVNO事業を推進する新会社「KDDIバリューイネイブラー株式会社」(KVE)の設立を発表し、「ドコモ」vs「KDDI」という新たな局面を迎えました。今後も注視したいと思います。

 関連記事:1000円以下のドコモMVNO一覧まとめ 料金/制限の比較ほか

Source:ヨドバシカメラ

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