WindowsでAndroidアプリを動かせる『ARC Welder』インストール～試用レビュー

『ARC Welder』のインストール方法～試用レビュー

　『ARC Welder』はChrome拡張機能として動作するため、Chromeブラウザが必要ですChromを起動したらChrome ウェブストアの「ARC Welder」へアクセスして「CHROMEに追加」ボタンからインストールします。

　『ARC Welder』のインストール後はChromeブラウザのブックマークバーにある「アプリ」またはタスクバーに追加した「Chromeアプリランチャー」より起動できるようになりました。

APKファイル（Androidアプリ）の準備

　海外テックサイトはAndroid Policeが運営する「APKMiior」からAndroidアプリのAPKファイルを入手することを案内していますが、今回はNexus 6にインストールした「ESファイルエクスプローラー」からAPKファイルを抽出、Dropbox経由でWindowsへ保存しました。

ESファイルエクスプローラーでAPKファイルを摘出

　ESファイルエクスプローラーを起動したら＜メニュー＞から「アプリ」を選択、上記のアプリ一覧ページでアプリをロングタップ、APKファイルを摘出したいアプリを選び＜共有＞から＜Dropboxに追加＞を選びました。

『ARC Welder』の使い方

　『ARC Welder』を起動したら＜Choose＞を選択、保存フォルダを選び＜OK＞を押して完了。

『ARC Welder』でアプリを追加する

　＜Add your APK＞を選び先ほど摘出したAPKファイルを選択、上右図の画面では縦横表示やタブレット・スマートフォン表示、クリップボードへのアクセス有無を選び、＜Launch App＞を選択してアプリを起動します。

　横向きでタブレットモードにて起動した電卓アプリ、タッチ操作ではできないのでマウスを使います。

　2つ目のアプリをインストールしようとすると1つ目のアプリを削除するリクエストが表示されました。キャンセルを押してもアプリの追加インストールはできますが、1つ目のアプリが起動できなくなります。

複数のAPKファイルを追加する方法

　『ARC Welder』では１つのAPKファイルしか利用できないため、APKファイルをChrome拡張機能に直接インストールする方法で対処します。

『ARC Welder』でZIPファイルを出力

　2つ目以降のアプリは『ARC Welder』にAPKファイルを読み込ませた際に選んだ＜Launch App＞ではなく＜Download ZIP＞を選択、ZIPファイルを任意のフォルダに保存、解凍しておきます。（環境によってはZIPファイルの状態でも追加できるようです。）

ブラウザChromeの拡張機能からアプリを追加

　ブラウザChromeの＜設定＞メニューを開き、＜拡張機能＞ページにある＜パッケージ化されていない拡張機能を読み込む＞ボタンを押して解凍したフォルダを選びます。

　上記のようにアプリが追加されたら完了です。

ゲームアプリは使えるか

　タイムラグが発生すると楽しめないゲームアプリをインストール、僅かな隙間を縫うように飛ぶ「FloppyBird」を選びました。

　やはりタッチ操作はできませんが、マウス操作でも遅延なく快適にプレイできました。画面をタッチするよりもカーソルが見える分だけ楽な気がします。

　想像以上にAndroidアプリが再現できていて驚きました。今後に展開に期待したいと思います。

　前回の記事
　Google ARC公開、AndroidアプリがWindowsやMac、Linuxで実行可能に