最高な無料カメラアプリ最新版「GCam 9.2」が利用可能に、主な更新内容をチェック
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スマートフォン業界でカメラソフトの開発に全力を注いでいる巨人”Google”の集大成とも言えるGoogleカメラアプリ。その技術を他のAndroid端末でも使えるように移植するプロジェクト「GCam」がある。
2024年6月のはじめ、GCam開発者BSG氏がPixelカメラアプリ移植版の最新アップデートを公開した。
「GCam 9.2」のアップデート内容
はじめにGCam 9.2 modについて触れておくと”ほぼ全てのAndroidスマートフォンで動作するように開発”されていることが挙げられる。
それでも各メーカーの独自ハードウェアなどによってサポートしきれない不具合が発生するケースもある。とくに安定して動作するとされているのがQualcomm Snapdragoon搭載スマートフォン。それでも各メーカーが独自のハードウェアを追加していれば当然だが不具合は発生する。
しかし、GCamには素晴らしいコミュニティが存在しており、Telegramでは特定の人気スマートフォンに関するグループが活動している。その中には様々な仕様を想定した細かな設定を見つけられることがあり、設定自体もXML形式で簡単にインポートできる。
GCam 9.2の主なアップデート内容
ここからはGCam 9.2で更新された大きな項目をみていきたい。
まず「UIの刷新」があり、Google Pixel 8で導入された「すべてリセット」ボタンによるインターフェイスの初期化を搭載した。また、明るさや影、ホワイト、バランスの調整といった各種コントロールが右下隅に配置されている。
次に片手操作を重視したアクセリビリティの強化が挙げられる。設定ボタンが左下の角へと移動し、親指で簡単に操作できるなど使い勝手が向上した。
続いて「Ultra HDR」と「リッチカラー」の有無を設定可能になったこと。これによりHDR非対応のスマートフォンなど幅広い機種でGCamが使用できるようになった。
先ほど登場した「Ultra HDRの導入」もGCam9.2で初導入となった機能。これによりダイナミックレンジが強化、これまでの中で最も明るく、高品質な画像を実現できるようになっている。
最後に「パームタイマー」がある。ボタン操作を必要とせずに自撮りできるツールのこと。以前は3秒や10秒といったタイマーを使用しているときのみ有効となっていたがGCam9.2では常時ONとなった。
GCam 9.2のダウンロードとインストール
GCam 9.2(V10)はcelsoazevedo.comのプロジェクトページよりダウンロードできる。
インストールできる端末はAndroid 11以降を実行している必要がある。それよりも古いバージョンのAndroidを使用している場合はリポジトリから探すことになる。
Android端末へインストールするにはブラウザの「不明なソース」からAPKファイルをインストールできるよう許可が必要。無事にインストールできたらGoogleカメラを起動して利用する形だ。
Googleカメラアプリはホーム画面、ドロワー画面に追加されるとのこと。
具体的な使い方は開発者のYouTube公式アカウントにて公開されている。
上記の動画は3年前の内容だがダウンロードやインストールの手順に大きな変化はない。
PixelユーザーにとってもGoogleカメラより細かな設定や珍しいカスタマイズを施したいという際に頼れる存在となりそうだ。たとえば「無音撮影したい!」という時はGCamをインストールすれば解決。そんな便利なアプリとなっている。