10インチWindowsタブレットでスペック比較「ThinkPad 10」vs「T100TA」vs「Switch 10」

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 Lenovoからデジタイザ搭載「ThinkPad 10」、Acerより「Aspire Switch 10」が発表され、10インチWindowsタブレットも選択肢が増えてきました。現行モデルで人気のASUS製T100TAとスペック比較した内容を記録します。

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「ThinkPad 10」vs「T100TA」vs「Switch 10」スペック比較

 はじめにスペック表、本来であれば『ThinkPad 10』VS『Surface Pro 2』としたいところですが、日本時間5月21日に次期Surfaceの発表イベントが予定されているので後日改めて。。。

Thinkpad10-ASUS-T100TA-Spec-hikaku

 3機種ともキーボードをドッキングできる2in1タイプのWindowsタブレットという共通項目があります。

 日本エイサーは「Aspire Switch 10」について日本発売は未定とFacebookで伝えていました。また、レノボジャパンは「ThinkPad 10」について日本発売のアナウンスをしていません。しかし、ASUSの「TransBook T100TA」の人気ぶりから10インチ枠の争いは激化すると予想されます。

Lenovo 「ThinkPad 10」は本命か

 『ThinkPad 10』は10インチの中でもデジタイザを搭載し解像度が1920x1200と高く(しかも、ゴリラガラス)、CPUもIntel Atom Z3795 クアッドコアプロセッサを搭載、OSも64bit版とRAM 4GBを選択できるのが他の10インチに比べ大きな強みです。

 法人向けということでSIMスロット対応モデルも用意され、GNSS(GPS)対応、Wi-Fi (2×2)、背面カメラも800万画素(オートフォーカス)とメインで使えそうな仕様でありながら、「T100TA」と約50g差(Wi-Fiモデル:598gと比較)という軽さは魅力。(詳しいスペックは過去記事へ:Lenovo、未発表『Thinkpad 10』のスペック表を公開

Thinkpad10-spec-10

 『ThinkPad 10』の価格は599ドル~、10インチの機動力を活かしながら64bit Windows によるRAM 4GB/Intel Atom Z3795というスペックを考えるとメイン用であれば高すぎない値段設定(64bit版が599ドルの場合)と言えそうです。

ThinkPad 10」の気になるところ

 「ThinkPad」という名を与えられながらも『ThinkPad 10』のキーボードには赤のトラックポイント(マウス替わりのポインティングディバイス)がありません。また、USB給電に対応していない模様。10インチというモバイル向きのサイズながらCPUやRAMの消費電力からか現行のUSB規格では給電が行えず、専用ACアダプターを持ち歩く必要があるようです。(充電できなくてもよいのでモバイルバッテリーで延命できたら有難い)

Acer「Aspire Switch 10」は「T100TA」狙い

 Acerが「ASUS T100TA」の対抗機種として発表した「Aspire Switch 10」、Acer曰く「価格と規格でどちらがより選ばれるかの競争」とのこと。米国での価格は369ドル(約3.75万円)とASUS「T100」より僅かに高い値段設定ながら、メタルボディ、CPUにAtom Z3745、マグネット脱着ヒンジとハード面で違いを見せています。

Acer-Switch-10-Windows-Tablet

 しかし、スペック面での魅力はあまりなく、判明している前面カメラ200万画素と厚み8.9mmという強みがある一方で、バッテリー駆動時間が8時間であったり、「T100」に比べ約30gほど重くなっています。先に多くのユーザーを獲得したASUS「T100」の牙城を崩せるのか、ハード差は受け入れられるのか注目したいタブレットPCです。

 『Switch 10』の詳しいスペックは「Acer、ノートPCにもなるWindowsタブレット『Aspire Switch 10』発表―スペックと価格」より確認できます。

ASUS「TransBook T100TA」とは

 「T100TA」は、未だにAmazon限定モデルの64GB(500GB非搭載)を購入しようかと定期的にアマゾンを訪問するほど不思議な魅力を備えています。もう次の波が来そうなので必死に我慢していますが、、、。

 ASUS「T100TA」が魅力的に見えるのは「10インチ」で「キーボード付属」「長時間駆動」のWindows8.1搭載タブレットが「低価格」で入手でき、かつ競合となるWindowsタブレットが存在しなかったというタイミングが理由と思われます。もしもデジタイザ搭載モデルがあったら少し高くても即購入したと思います。(VivoTab Note 8でデジタイザを導入したので期待していたのですが残念)

 その点、『ThinkPad 10』はデジタイザ搭載で解像度も高く、ほぼ全スペックで「T100TA」を上回っておりターゲット層が異なります。『ThinkPad 10』はメイン(ビジネス)用で、「T100TA」はサブの名機といったところでしょうか。

 そう考えると「T100TA」の背中を追いかけてしまった「Aspire Switch 10」は価格競争へ突き進むことになりそうです。ハード面の魅力を備えているので価格が下がりはじめた時に「Aspire Switch 10」は「T100TA」を追い抜くかももしれません。

「ThinkPad 10」と「Surface Pro 3」

 日本時間5月21日に開催される「Surface」発表イベントで『Surface Pro 3』が13インチであったり、発表されなかったなどであれば『ThinkPad 10』の評価は上がり、物欲は高まります。

 また、7.5~9インチとされる『Surface mini』がWindows RTであったり、キーボードカバーなしなどであれば「T100TA」を購入してしまいそうです。

 いずれにしても5月21日まではジッと待つしかなさそうです。

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