KDDIがビッグローブ買収を正式発表、取得額は約800億円

KDDIがビッグローブ買収を正式発表

　ビッグローブは固定回線を利用したインターネット接続サービスを事業展開し、2016年9月末時点で200万人超の会員を抱えているほか、モバイル事業では約40万人の利用者がいるとしています。

　KDDIは2017年1月末をめどに投資ファンド「日本産業パートナーズ」が保有する株を取得してビッグローブを完全子会社化、それぞれの顧客基盤・事業ノウハウなどを活用することで、通信領域のみならず、決済、物販事業など非通信領域においても両社のシナジーによる事業拡大を図りたいと発表しました。

　ビッグローブは2006年にNECから「NECビッグローブ」として分社化、2014年に日本産業パートナーズが買収し同年4月からビッグローブとしてNECから独立、2015年度の連結売上高は775億8,100万円になっています。

　同日ビッグローブは公式ウェブサイトで次のような発表を行っています。

株主の変更に関するお知らせ

本日、当社の株主である日本産業パートナーズ株式会社が管理・運営・情報提供等を行う日本産業第四号投資事業有限責任組合などから、KDDI株式会社に当社の全株式を譲渡することが発表されました。

お客様に現在提供しているサービスやキャンペーンについては、従来と変わることなく、引き続きご利用いただけます。

これからも「ビッグローブ」をご愛顧くださいますよう、お願い申し上げます。

　Source：ビッグローブ