まもなく発売の折り畳みスマホ『Motorola razr』がCES 2020で再注目、スペック
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Lenovoが早ければ2020年1月に米国で発売する折り畳めるディスプレイが特徴のスマートフォン『Motorola razr』がCES 2020で披露され再び注目を浴びている。
この記事ではCESでの動画とスペックを記録する。
『Motorola razr』がCES 2020で再注目、スペック
折り畳みディスプレイを特徴とするスマートフォンは展開するとタブレットになるという印象が強いが、『Motorola razr』に関しては従来の折り畳み携帯電話と同じように小さくするための技術として使われているのが大きな特徴だ。
ディスプレイはガラスではなく樹脂で製造され、課題である折り畳み時にフラットとなる仕様もクリア。これはGalaxy Folsとは異なりヒンジ部が内側に広がる構造により隙間のない折り畳みを実現している。
折り畳み時にはサブディスプレイで通知やカメラ映像が確認できるようになっており、下記のCES 2020におけるハンズオンレビューを見る限り、自撮りなどで上手く機能しているように見える。
上記レビューで紹介されている『Motorola razr』を閉じた状態での背面カメラによる自撮り撮影は折り畳みスマートフォンならではの機能で、スライドカメラやポップアップカメラよりも自然な設計に思える。
折り畳みについて、海外メディアでは手の大きな男性であれば片手で開閉できるが横幅があるため気軽に開け閉めできるようなワンタッチボタン的な装置を望む声もあった。
主なスペック
『Motorola razr』のメインディスプレイは6.2インチOLEDで2142x876解像度、アスペクト比は21:9となっており、閉じた状態で使うサブディスプレイは2.7インチOLED(600x800/4:3)。
CPUにはQualcomm Snapdragon 710 最大2.2GHzオクタコアを搭載し、RAM6GBにストレージ128GBという仕様でOSはAndroid 9 Pie、2510mAhのバッテリーでUSB-C経由の15W急速充電に対応している。
カメラは背面1600万画素で折り畳み時の自撮り用としても使える。ディスプレイ側になる前面カメラは500万画素。
通信はWi-Fi 802.11acとBluetooth 5.0までサポート、NFC対応、SIMカードスロットは非搭載でeSIMにのみ対応、そのため物理的なSIMカードが主流の日本で発売されない可能性がある。
モバイル通信は次の周波数に対応していた。
LTE: B2, B3, B4, B5, B7, B13, B20, B28, B66
UMTS: B1, B2, B5, B8
CDMA: BC0, BC1
GSM: B2, B3, B5, B8
本体サイズは72x172x6.9mm、折り畳み時には72x94x14mmとなる。重量は205g。筐体はナノコーティングによる防滴に対応。
カラーバリエーションはNoir Blackの1色展開。
『Motorola razr』の発売スケジュールを振り返ると2019年11月に発表、12月26日より予約開始、2020年1月の発売予定となっていた。しかし、高い需要があり生産台数の増加が見込まれるためとして発売の延期を発表。大幅に遅れることはないともしており、早ければ2020年1月中の発売が期待されている。
Source:razr