スマホ依存時間を電子書籍リーダーで減らした話。

公開日: : 最終更新日:2020/03/15 電子書籍 ,

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新型肺炎の影響で外出自粛ムードが高まるなか、ギャンブル並みに高い依存性の確保に成功したSNSサービスや動画サービス、ゲームなどを求めてスマートフォンの利用時間が増えていることが予想される。

アプリ・サービス提供者側にとっては願ったり叶ったりな話だが、わかっていてもスマホ時間を減らせないのも現実だ。

そこで、自分を大切にする時間を手に入れるため電子書籍リーダーを使ったところ、僅かながら無理なく時間を取り戻せたという話をシェアしたい。

次々とスマホに届く新着通知の意味

スマートフォンと電子書籍リーダーの善し悪しは散々他所で語られているので割愛し、はじめにスマートフォンそのものの話に触れたい。

故スティーブ・ジョブズが自分の子どもにiPadもiPhoneも触らせなかったという話は有名で、それを彼は発明し、若者向けプログラムも用意して販売していた。

次に、2009年に公開されたインドの「きっと、うまくいく」(プライム無料)という映画で印象的なシーンがあった。

それは自分がテスト上位になるため学生寮の各ドアに成人向け雑誌を置くという作戦で、見事に成功し学生が楽しんでいるシーンも映っていた。それが私にはSNSやゲーム、動画をスマホで楽しんでいる自分に重なった。

これらは 大昔から続いている「人の足を引っ張る」という行為だ。かなり巧妙化しているため、お金を盗まれると怒る人も、さらに重要な時間を盗まれているのに気付きもしない。

何かしらのプロになる人は一握りと言われているが、大抵は他の行為に耽ったり、真剣に学ぶための行動を怠った結果に思える。

この学ぶという行為は飛び込んで失敗から得た経験のほかに、先人・偉人が辿った経験を本から得る作業が重要だと思う。もちろん会える環境なら最高だが、礼儀や効率を考えると先に書籍を読んでから拝聴したほうが良いだろう。

いずれにしても最初は「本を読む」行為がスマートではないだろうか。

そして、それがスマートフォンと同じく進化した電子デバイスで楽しめるのだ。

どれくらいスマホ中毒なのかを自覚する作業

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よく目にしたのは、デューク大学の研究結果だ。

それは1日24時間のうち睡眠が30%、無意識の行動(習慣)が45%、意識的に行える自由な行動は25%という話で、そこから1日または人生で40%を占める習慣が大切ということになる。

この「習慣」は自然と手に取ってしまうスマートフォンのように無意識なので自覚が困難だが、モバイルOSには自覚するためのツールも用意されている。

Android / iOSともに設定メニューの「スクリーンタイム」などから使用時間を確認できる。

iOSでは「スクリーンタイム」内のアクティビティから各アプリの起動回数や利用時間を把握できるため、スマホ依存の確認ツールとして活用したい。

でも、「スマホをやめよう」と思わないこと。

煙草やギャンブルを禁止するほど「余計にやりたくなる」という有名な話がある。これは禁止により脳の一部を刺激してしまうことで依存度を高めてしまうためらしい。

その対策として「観察」が良いとされている。

具体的にはSNSやゲームアプリ・動画アプリを開かないと決めるのではなく「アプリを開きたいという感情をメモする」という観察が効果的に依存を薄めるようだ。

私は手持ちぶさたと感じた時に「読書」するようにしたが、最初はスマートフォンで行っていた。

小さな画面でも読めるし、充電する端末も少ないし、部屋にモノを増やしたくないといったことが理由だが、しばらくして再び「スマホ中毒なのかを自覚する作業」を行ったところ悪い習慣から抜け出せていなかった。

なんとなく想像できると思うがスマートフォンで読書をしているとメッセージや通知が届く、気になっていたYouTuberや漫画の更新、アプリの特典など楽しみな情報により通知からアプリへとシームレスに移行してしまう。

そう、あの「きっと、うまくいく」で見た成人向け雑誌が手元に届けられるのだ。

スマートフォンを機内モードにして読書すれば良いとも思ったが、目の前にニンジンをぶら下げた状態なので30分もしないうちに様々な理由をつけて別のアプリを使っているだろう。

完全にスマートフォンを手放して、別デバイスを持つ必要がある。

私は読書時間を30分に決め、その間スマートフォンは機内モードに設定、埃をかぶっていた電子書籍リーダーを手にした。

電子書籍リーダーの使い方。

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記事冒頭の宣言通り各デバイスの優劣については割愛するが、電子書籍リーダーの特徴を活かした使い方に触れたい。

私はシンプルライフを目指していて読み返す本しか置いておきたくないことから電子書籍リーダーを選んだが、紙の書籍でも同じかもしれない。

まず、電子書籍リーダーを出掛ける際に持ち出すよう心掛けた。

大抵は薄型軽量なので場所を取らず、充電も気にしなくて良いので最初から手間に感じなかった。最近では紙媒体に近い感覚へ変わってきたのも興味深い。

ここで先ほどの「スマートフォンを機内モードにすれば・・・」という考えで電子書籍リーダーを持ち出さないと帰宅後に全く読書していないことに気付くだろう。

次に条件付きで読書するように心掛けた。

if 待ち時間 then 読書。

if 乗車時間 then 読書。

この条件化をしないと電子書籍リーダーを一度も取り出すことなく帰宅することになるだろう。

また、目に優しいため就寝時に使うよう心掛けている。

しかし、ここで使い方を誤っていた。

寝る前の読書に対する勝手なイメージでベッドへ横になって読んでいたのだが、内容によっては寝付けなくなる時があったのだ。これは読書中に身体が休んでしまい動きたくなることも1つあると思う。

そこで「夜に読む書籍」を予め用意し、「椅子に座って読む」ことにした。

具体的には自分が穏やかになれる「何かやろう!」という気にならない書籍を就寝用にストックし、ベッドではなく椅子に座って読むことで程よく身体を疲れさせる。

そうすることで睡眠の改善にもつながった。

書籍選びは移動時間や待ち時間にスマートフォンで行うようにしている。(調べ癖があるためパソコンで行うと結構な時間を浪費してしまうのだ)

そんなこんなで、私はスマートフォンで使っていた時間を電子書籍リーダーに変えて学びや睡眠を僅かながら確保しつつある。

ふと振り返ると楽しみにしていた動画などの依存度も下がり、自分のアップデートに楽しみを覚えられるようになったと思う。

今日だけで何回「あの雑誌」を開いたか、時間を含めチェックしてはいかがだろうか。

続きジブン時間を、ノイズキャンセリング搭載のBluetoothイヤホン比較4選

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