3980円のWindowsスマホはハックできるか、RAM3GB/4G LTE対応「Lenovo 503LV」を調べた話。
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周辺機器 Lenovo, Windows 10 mobile, Windows 11
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Lenovo製のRAM3GBスマートフォンが3980円。
Windows 10 mobileという2019年12月10日でサポートが打ち切り(当時の記事へ)となったOSをプリンストールしているものの、QualcommチップなのでカスタムROMの道が残されていた。
つまり遊べるオモチャとしてだけでなく、実用的なSIMフリー端末として使える可能性があるのだ。
「Lenovo 503LV」のスペック、カスタムROM
はじめに基本スペックは下記のとおり。
SIMサイズ:NanoSIM
サイズ 約 幅71.4 x 高さ142.4 x 厚さ7.7mm (突起部を除く)
重さ 約 143g
連続通話時間(静止時)※1 3G:約10時間/GSM:約9時間
連続待受時間(静止時)※1 4G LTE:約190時間/4G:約205時間/3G:約265時間/GSM:約200時間
バッテリー容量 2,250mAh
充電時間 約 155分※2/約 115分※3
外部メモリ/推奨する最大容量※4※5 microSDXCメモリカード(別売)/最大128GB
プラットフォーム Windows 10 Mobile搭載
CPU MSM8952 1.5GHz & 1.2GHz (オクタコア)メモリ ROM:32GB
RAM:3GB
VoLTE/HD Voice ×(非対応)
通信方式※6 国内 4G LTE(FDD-LTE):900MHz/1.7GHz/2.1GHz
4G(AXGP):2.5GHz
3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz
海外 4G LTE(FDD-LTE):900MHz/1.7GHz/2.1GHz
3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz
GSM:850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz
ソフトバンクでキャリア販売されていただけあってスペックは悪くない、次にレビューを見たところ興味深い報告があった。
「Lenovo 503LV」で出来ること。
アマゾンに投稿された2021年以降のレビューには、YouTubeやFacebookは標準アプリで閲覧できるほか、Gmailなどは信頼性の低いアプリを許可することでインストールできたという。
そのため、動画・音楽の携帯プレーヤーとして使っているというレポートがあった。
追記:PrimeビデオとTVerはブラウザのPCサイト設定でOK。
また、ストアからFMラジオアプリをインストールすることで内蔵FMチューナーを使ったラジオ端末になったようだ。
他にはOneDriveの管理・閲覧として活用、PowePointの資料閲覧、外部モニターやキーボード・マウスを繋ぐPC機能「Coninuum」も使えたという報告がある。
細かい話としては512GBのmicroSD(exFAT)を認識している。
Office製品がプリインストールというのも高評価だった。
もちろん低評価のレビューもある。
ドコモのSIMカードが使えたという一方で、SIMカードが認識できないという報告もあった。
カメラは低品質という評価が複数あった。
「ゲームを楽しみたい」や「たくさんのアプリ(恐らくAndroidアプリ)を使いたい」という人からも低評価だったが、これは事前に仕様・スペックを確認していれば防げた問題だろう。
古いためかバッテリーが良くないという評価も複数あった。
最大の難所は、ソフトバンクで販売されていた端末のために赤ロムか白ロムかは届いてから判明するところかもしれない。もっともサポート終了端末でモバイル通信なんて怖くてできないという人には関係ない話だが、そこは注意しよう。
「Lenovo 503LV」はハックできるか。
2019年1月6日の記事を振り返ると、Windows Phone端末にWPInternalsを使うことでQualcommチップを搭載したスマートフォンがハック可能と書かれている。
今回3980円で販売されている「Lenovo 503LV」はプロセッサが”MSM8952”(1.5GHz & 1.2GHz オクタコア)とあり、これはQualcomm製だ。
次にXDAが現地時間2021年6月29日に投稿した記事にはWindows 10 mobile端末に「Windows 11」がインストールできたという。
なんと、Windows 11だ。
実際に動作するムービーは次のようになっていた。
残念ながらSnapdragon 810(2GHzx8コア)搭載のLumia 950 XLへインストールした事例であるため、当時のミドルレンジ「Lenovo 503LV」は厳しいかもしれない。
さらに言えば503LVは法人向けに展開していたことでハッカーの手元にないことが多く、XDAなどでハックされる可能性が低い。
とはいえ、QualcommチップでRAM3GBというスペックを持っているため挑戦者が増えれば壁を乗り越える強者も現れそうだ。
ブログを書いたりOneDriveのデータ管理といった作業であればWindows 10 mobileのまま外部ディスプレイとキーボード・マウスを繋いで簡易PCとして使える端末、それが3980円。
10万円近くする最新のスマートフォンよりもワクワクしてしまう。
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