技適/RAM12GBな「nubia RedMagic 5」開封レビュー、5Gの本格ゲーミングスマホ

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ZTE傘下のNubia Technologyが技適取得して日本で発売した「RedMagic 5」は世界初となる144Hzの6.65インチ有機ELディスプレイにQualcomm Snapdragon 865 5G、RAM最大12GBを搭載する最新の本格ゲーミングスマートフォン。

今回メーカーよりタブクル宛に現物が届いたので、スペックと一緒に開封レビューをしていきたい。

nubia RedMagic 5のスペック

ゲーミングと名の付く端末には描写能力や処理性能などでフラッグシップモデルを超えた性能が求められる。そのため、端末価格は高額になり、レビュー数も少なくなるので購入に踏み切れない人も多いだろう。

特に今回の「RedMagic 5」は2020年7月に発売したばかり、当然ながら薄利多売するようなパーツを積んでいないので簡単に値下げもできない。それでも多くのユーザーには知ってほしいというメーカーの願いもある。

その一方で、これから日々の隙間時間を使ってスマートフォンから副業としてeスポーツ事業を始めようとする人にとっては安い投資になるが、地雷端末ではないのか不安なところもあるだろう。

そんな双方の間を埋められるよう数回にわたって最新ゲーミングスマートフォンのリアルを伝えていきたい。

開封レビュー

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「nubia RedMagic 5」の化粧箱は透明なフィルムで保護され、蓋には光沢あるイラストが描かれていた。

裏側を見ると製品の特徴を示すアイコンと短い説明が並び、その端に日本語でLTEスマートフォンという記載、モデル名「NX659J」やIMEI番号、シリアル番号があった。

カラー名は「Eclipse Black」とあり、RAM12GB + 128GB モデル、技適マークが印字されていた。

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蓋を開けると「nubia RedMagic 5」本体が現れ、下段にアクセサリー類を入れた小箱が収まっていた。

昔の中国メーカーが販売する格安タブレットと比較すると注意を受けそうだが、あの箱のなかでタブレット本体が自由に動き回っていた頃に比べると綺麗に梱包されていて驚く。

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化粧箱の中に入っていた付属品を全て取り出して撮影、技適マークがあるだけあって説明書には日本語ページが用意されていた。

USBケーブルはUSB-C to USB-C、そのため日本対応の電源アダプタとスマートフォン本体はUSB-Cポートとなっている。

RedMagic 5のディスプレイ

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世界初を謳う144Hz駆動の6.65インチ有機ELディスプレイは、目玉仕様の1つと言えるだろう。

家庭やオフィスにある市販の外部モニターは大抵リフレッシュレート60Hzなので、「nubia RedMagic 5」の画面はレースゲームやFPSゲームを有利に楽しめる仕様と言える。

解像度はFHD+(1080 x 2340)、タッチサンプリングレート最大240Hzとタッチ入力は毎秒240回という感度。

ゲーミングモニターといえば4Kも登場しているが、そもそも144Hz駆動の4Kモニターを探すのは困難、特に小さな画面ではフルHDの方がゲーミング体験は向上するため最適な状態だ。

ベゼルレス仕様でアスペクト比は19.5:9、デジタルシネマ規格のDCI-P3に準拠しており静止画や動画を外出先で簡易編集する際にも使えそうだ。

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iPhone SE 2020と一緒にタブクルを表示して撮影、タブレット並みの大画面ながらスリムで持ちやすい。

THEゲーミングモニターなので丁寧に扱わなければと思ったが、衝撃や傷に強い「2.5D Corning® Gorilla® Glass」で保護されていた。屋外でも安心してeスポーツを楽しめそうだ。

その他、ローブルーライトや4,096階調 スマート輝度調整などがある。

2020年7月時点で最高の処理性能

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「RedMagic 5」を語る上で外せないのはプロセッサにQualcomm Snapdragon 865 5Gを積んでいることだろう。

Qualcomm® Snapdragon™ 865 5G

CPUコア: Kryo™ 585

CPUクロック周波数: 最大 2.84GHz

GPU: Adreno™ 650

Qualcommが2020年2月に開催したイベントで大々的に発表した5G対応モバイルプロセッサ「Snapdragon 865」は、Black Shark 3(Black Shark)やarrows 5G(富士通コネクテッドテクノロジーズ)、Xperia 1 II(ソニーモバイル)などに搭載される次世代のフラッグシップ向けチップ。

このチップは高価なためGoogleがPixel 5への搭載を見送られたという噂も話題になった。

後継モデルとして米国時間2020年7月8日に発表されたばかりの「Snapdragon 865 Plus」がある。こちらはSnapdragon 865に比べてクロック性能を最高3.1GHzにして10%向上、グラフィックレンダリングも10%向上となっているほか、WiFiも高速化するとしており、2020年第3四半期に対応端末が発表される見込みだ。

そのため、現状で最も高い処理性能を持ったチップを搭載していると言える。

それに耐えられるよう回転速度1,5000rpmのファンと水冷を組み合わせた高い冷却性能を備え、設定メニューからファンをコントロールできるようになっている。

メモリ容量はRAMが LPDDR5 8GB /12GBを搭載、体感速度を遅くしていることが多い内部ストレージには高速なUFS3.0を採用し、128GBまたは256GBから選べる。

外部ストレージ用のMicroSDカードスロットは用意されていない。

まだまだ深掘りできる「nubia RedMagic 5」

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今回の記事で触れた他にも5G通信の対応や強力な背面カメラ、ゲーミングスマートフォンならではの物理キー、大画面を活かした画面分割・マルチタスク、専用アクセサリーによりNintendo Switchのような状態になるといった機能を備えている。

最後に価格を見てみよう。

「nubia RedMagic 5」は日本語で表示された専用サイトから注文可能、価格は次のようになっている。

  • RAM8GB+128GBモデル=629ドル
  • RAM12GB+128GBモデル=649ドル

RAM容量により本体カラーが異なる仕様だが、よほどのことがない限り約2000円を追加してRAM12GBモデルを選んだ方が良いだろう。

次回のレビューより先ほどの機能に加え、ベンチマークアプリによるスコアや端末仕様などを順次チェックしていく予定だ。

→最新の在庫状況と製品画像や説明は「nubia RedMagic 5」専用ページ

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