Surfaceペン対応、拡張できる8型UMPC「GPD Pocket 3」のINDIEGOGOページ公開・スペック
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タブレットPC GPD Pocket, UMPC
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中国・深センに本社を構えるGPDは10月22日、先月より徐々に情報を解禁していた8インチ最新UMPC「GPD Pocket 3」のINDIEGOGOプレビューを公開した。
KVMやRS-232を交換できるモジュールシステムに、同社が過去にリリースしてきたモバイルPCを組みわせ完璧を目指したという構成になっている。
8型「GPD Pocket 3」のスペック
新機種「GPD Pocket 3」の立ち位置について、INDIEGOGOの最初に説明があった。
名称からゲーミングUMPC「GPD Pocket 2」の後継機種に見えるが、前後左右に回転するディスプレイやサーバーメンテナンスに便利な拡張モジュールなど筐体はエンジニア向けUMPC「GPD MicroPC」に近く、メインマシンになりうる処理性能は「GPD P2 Max」を踏襲している。
これらの製品が持つ、それぞれ最高の機能を1台に集約し、完璧なデバイスを目指すというアイデアから誕生したという。
拡張モジュールを搭載。
UMPCといえば拡張性に乏しいイメージだが「GPD Pocket 3」はモジュラー式のI/Oポートを背面に搭載、3つの拡張モジュールを入れ替える運用ができる。
- USB拡張モジュール:USB-A 3.2 x 1
- シリアルポート拡張モジュール:RS-232 x 1
- KVM拡張モジュール:KVM + HDMI + USB
例えば、KVM拡張モジュールでサーバー機やネットワーク機器と接続すれば、リモートデスクトップ等では実現できない起動やBIOS設定、OS内の設定を含むハードウェアレベルの制御が可能になるという。
主要スペック・仕様
メインパソコンとしても使えるというスペックを確認していこう。
- OS:Windows 11(TPM2.0サポート)
- 画面:8インチ(1920×1200)10点タッチIPS、180度回転
- ペン:筆圧感知センサー4096段階(Surfaceペンに対応)
- CPU:Intel Core i7-1195G7 / Intel Pentium Silver N6000
- メモリ:16GB LPDDR4x 3733(デュアルチャネル) or 8GB LPDDR4x 2933
- SSD:1TB / 512GB M.2 NVMe
- カメラ:フロント200万画素(視野角77度)
- 音響:左右の側面に1つずつドイツの最高級のAACリニアスピーカー(ステレオ)
- 通信:Wi-Fi 6(2402Mbps)、RJ45(2500Mbps)
- 電池:10,000mAh内蔵、45W PD急速充電、連続9時間のビデオ再生
- キーボード:QWERTY、バックライト搭載、両手式のマウス機能
- 筐体:オールアルミニウム(6061)、重量0.7kg
他には高い処理能力を維持するための冷却ファンを搭載、筐体にはストラップホールがある。
CPUについてはハイエンド版が第11世代i7-1195G7プロセッサを搭載、ベース版にIntel Pentium Silver N6000プロセッサを搭載している。
価格・出荷時期(発売日)
「GPD Pocket 3」のINDIEGOGOページはプレビュー版で、残念ながら価格や発売日は明らかにされていない。
「GPD Pocket 3」はエンジニア向け「GPD MicroPC」やメインパソコンになれる「GPD P2 Max」など、それぞれの最高を1つにした端末なので価格はアーリー向けでも15万円以上になると思われる。
参考例としてGPD Pocket 2の正規取扱店である天空がアマゾンで販売している価格は82,800円(Amaozn販売ページへ)となっていた。
Source:INDIEGOGO