Pixel 6aの保護ケースを印刷、PLAとTPUで比較 #3Dプリンター

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ついついアマゾンで「Pixel 6a」向け保護ケースを探してしまった。

レジ前でようやく思い出して3Dプリンターの3Dモデル配布サイトを検索したところ「Pixel 6a」の保護ケースはバンパータイプからフルカバーまで様々な種類があった。

その中から印刷時間が短く、かつ背面のカメラバーを保護できるケースを選んでPLAとTPUで印刷。その出力結果と使用感をレポートしたい。

Pixel 6aの保護ケースを印刷した話。

アマゾンでPixel 6aの保護ケースは400円前後から販売(Amazon検索結果へ)されているが、3Dプリンターのフィラメント代と電気代は意外と安く、細かなカスタマイズもできるため自作することに。

今回はthingiverseで配布されていたファイルを入手(Thingiverseへ)した。

そのデータを選んだ理由はSTEPファイルが公開されていて手直しできること、大元のPixel 6a Caseという公開データを修正したRemix版だったことの2点が挙げられる。

ファーストペンギンとなってくれた設計者のデータを使いやすくアレンジしたRemix版を選ぶのは意外と良い結果をもたらしてくれるのでオススメだ。

そのデータをPLAとTPUで印刷、下図のようになった。

白色がPLAフィラメント、半透明がTPUフィラメントで印刷した保護ケース。

相変わらずTPUは印刷が難しくて上図中央のエッジ部分が崩れている。

また、実際にPixel 6aを装着したところ柔らかいTPU向けデータではなかったようで手に持っただけでケースが外れてしまう状態だった。

その一方でPLAケースはパチッという音とともにPixel 6aが収まり、外そうと角を押しても簡単には外れないので実用的なカバーに仕上がった。

保護ケースの背面にはEnder-3 S1 Proで評判の良いヒートベッドの模様がシボ加工のような感じになっていた。ここがお気に入りポイント。

突出した背面カメラバーについては、保護ケースがほぼ同じ高さとなり、置いた時のカタカタと揺れる状態を抑えてくれた。

バリ取りのような作業をしていないのでエッジ部分は荒い状態だが、必要最低限の保護をしてくれている。

ディスプレイ面より高いバンパーだと思っていたが、Pixel 6aのフレーム部分に引っ掛ける仕組みのためかパネルが飛び出している状態となった。

そのため別途、ガラス保護フィルムなどを導入しようと思う。

3Dプリンターで保護ケースを印刷した感想。

今回は失敗したくないという理由で安全そうな3Dモデルを選択肢、ゆっくり印刷したこともあって1個あたり1時間40分という出力時間となった。

その甲斐あって印刷で致命的な失敗をすることなく、満足できる保護ケースを入手できた。

アマゾンで格安の保護ケースを注文していたら当日着でも最短6時間はかかり、いざ届いたら不良品だったり”イメージと違う”といったトラブルもある。それらを避けられたと考えるなら大きな時間を節約できたように思う。

また、3Dプリンターのフィラメント代と電気代は100円もかかっていないので金銭的な負担も少ない。

ノズル温度を200度前後まで上げるということで購入前は電気代を心配していたが、小さな範囲を高温にするトイレの温水ウォシュレットと同じく大きな電気消費量ではなかった。

今回は60度あたりから溶け出すPLAフィラメントだったが、ABSフィラメントを使うことで柔らかさ(衝撃吸収)と素材としての強度(耐衝撃)、高温への対応など実用性も向上するはず。

スマホリング用やMagSafeリング用の穴もしくはストラップホールを開けて印刷したり、スタンド機能を付与した保護ケースを印刷するのも楽しそうだ。

実は背面に取り付け穴やマグネットを設けて壁など任意の場所に「カチャッ」と取り付けられるようにすると、風呂場やキッチン、デスク周りで綺麗に収まるのではないかとも思っている。

スマートフォンが複数台になって場所をとるので収納できる充電ステーションの印刷も検討したい。

いずれにしてもPixel 6aの防御力が向上したので一安心だ。

前回→Pixel 6aとiPhone12miniでカメラ対決、ボケ具合とズーム撮影

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