Google Pixel 9a 発表、スペックと発売日・価格

公開日： 2025/03/20 : Google Nexus Pixel9a, 新製品

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Googleは米国時間2025年3月19日、最新スマートフォン「Pixel 9a」を発表した。

価格は499ドルとPIxel 8aの価格据え置き、4月からGoogleストアやパートナーから販売を開始する。

Google Pixel 9aの発売日や価格

廉価版のPixel Aシリーズとして4月から加わるPixel 9aの特徴は、すでに販売中のPixel 9やPixel 9 Proと同じ生成AI「Gemini」「かこって検索」「音声消しゴムマジック」といった上位モデルと同じ機能を利用できること。

ハード面のスペック情報は昨日のリークまとめ記事と変わらない印象ではあるが、Google発表情報からハード面とソフト面について見ていきたい。

Pixel 9aのハードウェア情報。

ハード面では、現行モデルPIxel 8aよりも0.2インチ大きい6.3インチOLED（2424×1080）を搭載、輝度も35％向上（最大2700ニト）、リフレッシュレートは可変60Hz〜120Hz。コーニング社ゴリラガラス3で保護。ディスプレイ内蔵指紋センサー（と顔認証）も継続される。

SoCはGoogle Tensor G4を搭載。RAMは8GB、ストレージは128GBと256GBで展開する。

バッテリーは5100mAhを搭載。30時間以上の駆動時間でエクストリームバッテリーセーバーを利用すれば100時間以上にもなり、Pixel 9aは現在販売されているPixel端末で最も長い駆動時間を実現したとしている。

端子はUSB-C3.2で最大23W急速充電をサポート。ワイヤレス充電は最大7.5Wと少ない点に注意。

背面はフラットな形状を採用、カメラは広角4800万画素＋超広角1300万画素のデュアルカメラを採用。最大8倍のデジタルズームと0.5倍と1倍の光学ズームに対応。さらにAシリーズ初となるマクロ撮影（マクロフォーカス）に対応しており、近距離でも活躍できるようになった。

フロントカメラは1300万画素シングル。

通信機能はWiFi6eとBluetooth5.3をサポート。5G sub6に対応し、nanoSIM＋eSIMによるデュアルSIMが利用可能。防塵防水性能はPixel 8aのIP67からIP68準拠へと格上げされ、Pixel 9シリーズと同等になった。

画像：IP68と最高水準となったPixel 9a。

Pixel 9a のソフトウェア情報。

ソフト面を見ると、Googleフォトでは「オートフレーム」機能が利用可能。例として撮影後に人物を左右へ動かして背景を写すといったことができる。さらに消しゴムマジックと音声消しゴムマジック、夜景撮影、天体写真、パノラマ夜景撮影などに対応する。

例として集合写真で全員を笑顔に変更できる「ベストテイク」や別の場所で撮影した2枚の集合写真を1枚に合成する「一緒に写る」といった機能がある。

次に「Pixel 9a」はPixel Aシリーズは初めて500ドル以下の価格帯で「Gemini Nano」を搭載した唯一のスマートフォンと強調。

Geminiでは文書作成とイベント計画、知識を習得するといったことが可能。電源ボタンを長押しすることでGeminiをAIアシスタントとして呼び出し、検索をかけるといったこともできるほか、会話を通じて情報収集できる「Gemini Live」も利用できる。

他にもアプリを切り替えずに画面を検索できる「Circle to Search」や想像力を駆使して楽しい画像を作成できる「Pixel Studio」といったAI活用機能が利用可能。「Hold For Me」、「Direct My Call」、「Call Screen」といった通話アシスト機能もある。

Android OSについてはFeature Dropsによる新機能提供、OSアップデートおよびセキュリティアップデートが最長の7年間となる。

Pixel 9aではPIxel 9およびPixel 9 Proと同じ最高評価を謳う自動車事故検出や盗難防止などの機能といったセキュリティを搭載。また、追加料金なしでGoogle VPNが利用可能。「デバイスを探す」機能を利用して家族と現在位置を共有して安全を確認するといったこともできるという。

子ども向けの機能としてGooleファミリーリンクがあり、保護者がPixel 9aの利用時間を確認したり、ダウンロードの承認、プライバシー設定、位置情報の共有といったことが可能。さらに子ども本人が使える機能として授業中に通知を無効化する「School Time」や「Google ウォレット」を提供する。これによりGoogle Payを使って図書館のカード認証や映画チケットの購入といったことが行えるという。保護者は決済カードの追加や削除、購入履歴をチェックできるほか、ファミリーリンクによるアクセス管理が可能。