F-03Dでsystemフォルダを読み書きする方法(要root)

公開日: : スマートフォン ,

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

 F-03Dで自動化アプリ「Tasker」を導入しようとしましたが、「Secure Settings」の Helper インストールで手間取りました。解決策を記録します。

P5287793

F-03Dのsystemフォルダ

 「Secure Settings」の「Helper」をインストールすると Tasker で GPS のON/OFFなど高度な設定が行えます。しかし、Helperのインストールには systemフォルダの読み書き権限が必要です。
 海外製スマートフォンやタブレットであれば root化+ESファイルエクスプローラーなどのrootアプリでsystemフォルダの権限操作を行えたのですが、国内スマートフォンである F-03D は制限されているようでした。

F-03Dのsystemフォルダで読み書きできるようにする

コマンドは同じですが2つの方法で試しました。「A」は1回きりで「B」は2回以上の実行をする場合に便利な方法です。

A.パソコンに接続して行う方法

F-03D で「USBデバッグ」を有効にして、パソコン側にSDKインストール済みが条件。

  1. コマンドプロンプトを開きます。
  2. $adb shell
  3. $su
  4. #insmod /data/local/tmp/mountbreak_2.ko
    「mountbreak_2.ko」が見つからないと表示されたら以下のコマンドを実行。
    #adb push file/mountbreak_2.ko /data/local/tmp/
  5. systemフォルダを読み書きできるようにするコマンド
    #mount -o rw,remount /system /system
  6. (作業終了後に)systemフォルダを元に戻すコマンド
    #mount -o ro,remount /system /system

B.アプリを使って行う方法

パソコンは不要、Google Play からアプリをインストールして実行。

  1. GScript Lite」をインストールします。
  2. アプリを起動してメニューの「Add Script」からスクリプトを追加します。
    コマンドは、左側が「読み書き可能」、右は「元に戻す」設定です。
    「Save」をタップして完了です。
    F-03D-system-remount-02_R
  3. 左側はメイン画面です。
    さきほど保存したスクリプトをタップして実行すれば完了です。
    ・読み書き出来る状態にするなら「System rw」をタップ。
    ・元に戻すなら「System ro」をタップ。
    画像右は実行時の画面です。
    F-03D-system-remount-01_R

 上記の方法で、Systemフォルダを読み書き可能な状態にしたらアプリ「Secure Settings」を起動して「Helper」をインストールします。
 無事にインストールできたらSystemフォルダを「元の状態」に戻して完了です。

<前回の F-03D
『F-03D』のroot取得、SuperUSERのインストール(root化:下)

よく一緒に閲覧される記事

PAGE TOP ↑