GPS/10.4型2K「ALLDOCUBE iPay50」が特価13,720円に、Fire Max 11とスペック比較
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アマゾンジャパンが11インチで2K解像度を謳う「Fire Max 11」を発売したが、少し小さな10.4インチで同じ解像度(2000×1200)を備えた「ALLDOCUBE iPay50」がW値下げで特価となっている。
通常価格は20,900円だが特選タイムセール(本日限り)で16,720円、そこへメーカークーポン3,000円OFFにより最終価格13,720円に。
SoCやRAMを見ても普段使いであれば十分に耐えられるスペックに仕上がっており、中華パッドながらiPad シリーズとFireタブレットに続いてAmazon売れ筋ランキング5位というのも頷けた。
ALLDOCUBE iPay50のスペック
はじめにシンプルなスペック情報を箇条書きにして、そこからピックアップしていきたい。
- 画面:10.4インチ(2000×1200)フルラ未ネーション
- SoC:UNISOC T618(最大2.4GHzオクタコア)
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- 外部ストレージ:microSDカード最大2TB
- カメラ:フロント5MP、リア8MP(AF)
- バッテリー:6,000mAh
- 端子:USB-C、イヤホンジャック
- 通信:デュアル4G LTE
- GPS:Beidou、Gloass、GPS の 3 つをサポート
- 筐体:メタルボディ
- GMS認証:あり
- 技適:あり
ディスプレイは10.4インチと珍しいサイズのため、別途フィルムを用意するときに苦労するかもしれない。
解像度2000×1200は「2Kではない」と指摘されるが、Fire Max 11(Amazonへ)も同じ解像度で「2Kディスプレイ」を謳っていることから本記事のタイトルも2Kと表記した。
SoCは製品画像でバージョンが不明ながらAntutuスコア25万点と紹介されている。Fire Max 11も含め「ゲーミングタブレット」を謳う高級品ではないため、ゲームを求めるユーザーはいないと思うが用途には注意したい。
Fire Max 11は最大2.2GHzオクタコアなので数値を見る限り、iPlay50のほうが優れている。しかし、Fire Max 11はAntutuスコアで好成績が伝えられており、同じバージョンのベンチマーク結果がほしいところ。
RAM/ROMは4GB+64GBと少なめ、Fire Max 11の最小構成と全く同じなので比較はしやすいが中華パッドに求める「安い割にハイスペック」というより「安くて堅実な構成」という印象が強い。
カメラは一般的な仕様、デュアルSIMスロットを搭載してビデオ通話に対応するモデルなのでフロント側にAFを搭載してほしいと思ってしまう。
Fire Max 11は前後いずれも8MPとなっている。
バッテリーは10.4インチとしては一般的な6,000mAh、オンライン動画視聴で7H、オフラインなら10Hとのこと。
Fire Max 11は7,500mAhと大容量、駆動時間は読書まで含めているため怪しいが「最大14時間」と表示されていた。
USB-C端子についてはFire HD 10 Plusなどを使っている限りOTG非対応のようなので、その点で言えば「ALLDOCUBE iPay50」のほうが使いやすいかもしれない。
モバイル通信では次の周波数に対応する。
- GSM:B2/3/5/8
- WCDMA:B1/2/5/8
- TDS: B34/39
- FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB
- TDD: B38/39/40/41
やはり中華パッドなのでソフトバンク回線と相性が良さそうだ。
Fire Max 11はモバイル通信には非対応だが、WiFI6という強みがある。
GPSは4つの衛星ではなく3つとなっており、QZSS(みちびき)非対応な点に注意。
Fire Max 11はGPS非搭載+モバイル通信に非対応だが、「ALLDOCUBE iPay50」はモバイル通信を基地局を活用した「A-GPS」で補える点も見逃せない。
Fire Max 11と比較した感想
Fire Max 11は新製品ということもありRAM4G+64GBモデルが価格34,980円と高い。
キーボードやペンの拡張性はある一方で、Amazonアプリストアという縛りを継続して拡張性を活かせないというジレンマをユーザーに与える端末に仕上がっている。
その点で言えば、CUBE時代からAndroidタブレットを販売し続けてシステムレベルでのマルウェア報告もなかったALLDOCUBEがGoogle Playストアに対応しているのは強みと言えるだろう。
Fire Max 11もまた無理やりGoogle Playをインストールできたという報告が各所で伝えられているが、そもそも野良アプリ版「Google Play」の関連APKファイルをインストールするようなハイリスクを犯してよいのだろうか。
もちろんGoogleのサブアカウントで登録して無料アプリだけを楽しむのであれば問題はない。しかし、メインアカウントや決済情報を登録したアカウントを使う勇者は少ないだろう。
つまり、Fire Max 11ではGoogle Playストアをフル活用できない。
そういったことを踏まえると「ALLDOCUBE iPay50」はタブレット単体価格が半額どころではない破格の「13.720円」。
そこへGoogle PlayだけでなくGPS、デュアルSIMスロットも備えている。
中華パッドに求めるコストパフォーマンスに優れたタブレット端末と言えそうだ。
記事投稿時点でAmazonの「タブレットの売れ筋ランキング」にて5位(最新はAmazonへ)というのも納得できる。
なお、特選タイムセールは数量・時間の制限はないもののメーカーの予定数量を超えるとフッと姿を消すほか、3000円OFFクーポンは本日2023/06/17までなので注意。
→最新の在庫状況とレビュー604件の詳細はAmazon販売ページへ