寒冷地の対策に、最大65度なのにUSB給電可な電熱ベストと電熱タイツを注文した話。

公開日: : 周辺機器

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限界別荘地へ移住して日を追うごとに寒さが増してきている。

寒冷地というか高原なので当然なのだが冬へ向けて真剣に暖房のことを考えた。昔から暖かさNo.1とされる薪ストーブが良いとか、FFストーブが無難といった話が飛び交う。実際に私が購入した中古別荘にも大サイズと中サイズの灯油タンクや鋳鉄製の薪ストーブが残置物としてあった。

ただ冬でもリフォームを続け、あわよくば軽キャンを駐車場で組み立てたいという我儘を抱えている。

小さな石油ストーブや狭い場所でのセラミックヒーターなども検討した。

しかし、最終的に電熱ベストと電熱タイツを選択。そこへ辿り着いた理由と同じカテゴリーの中から注文品を選んだ理由を記録していく。

電熱ベストと電熱タイツを注文した話。

はじめに一般的な暖房器具だが私は自動車用のFFヒーターを携帯化して屋内でも使っている。もちろん排気管は屋外へ放出しているので実質FFストーブと同じような状態だ。

FFストーブは設置するのに高さや距離、灯油タンクとの配管といった細かな設定が必要で情報も少ないため業者へ依頼することになりがちだ。そして結構な金額が請求される。

その一方で自動車用のFFヒーターは自己責任となるが軽キャンやキャンピングカーのビルダー経由で設置や運用情報が豊富。まぁ軽油を使うのが正しいのだが私は石油を使っている。その論争は他所で行ってもらいたい。

FFヒーターを導入したので低燃費ですばやく部屋を温めることができるようになった。しかし、マイナス10度を下回る世界に住んでいるので部屋を移動したり、自動車に乗車すればあっとい間に極寒が広がる。

そう、それなら最初から身体を温めれば良いという結論に至った。

ちょっとキッチンで調理したいとか荷物の受け取りに玄関まで出るとか、常にコタツの中という状態であれば満足できるはずだ。

電熱ベストや電熱タイツの種類は豊富だった。

電熱ウェアが最善だと判断したとはいえ、ノーブランドを含め結構な製品がリリースされている。バイク関連で推奨されているコミネのエレクトリックタイツ(レビュー420件の詳細はAmazon販売ページへ)などが1年保証もあり良さげだったが、基本的にバッ直(バッテリー直接)ということらしい。

しかし、専用アクセサリーでUSB変換アダプタやシガーソケット変換アダプターもあるのでバイクを降りたら寒いなんてことはなく、自動車や屋内、屋外でも使えるようだ。

Amazonは不評レビューが見えにくいつくりになっているので楽天などでも調べたところ故障率はノーブランドで半額以下の電熱タイツや電熱ベストと変わらない印象を受けた。カスタマーサポートの対応が特別良いというわけでもない模様。

コミネ製品はベストやタイツそれぞれ1.5万円前後するため木造10畳の石油ストーブが2台も買えてしまう。失敗を恐れるならストーブを購入して灯油を買いに行った方が良いとも思った。

例によって諦めきれずノーブランドで探してみるといくつか気になった特徴を見つけた。

  • カーボン系ヒーター(薄くて断線しにくい、選択しやすい)
  • 60度を超えるタイプあり
  • USBとDC対応といったマルチ給電タイプあり

ほかにもTOKYO発という製品もいくつか出ていることに気付く、カーボン系はフィルムヒーターといったりナノチューブなど呼び方は変わるが従来の電線を這わせるタイプではない点で優秀だと思えた。

日本メーカーが企画して中国で製造するようなスタイルをとるブランドではUNIQLOのインナーダウンのように小さな収納袋に畳めるタイプまであった。

しかし、盲点もある。

「モバイルバッテリー付属」とか「モバイルバッテリー対応」と謳っていてもDC7.4Vプラグだったりすると「ほぼ専用バッテリーのみで動作」となってしまう点だ。

DC対応ヒーターは最大75度まであって、実際にかなり暖かいという。私も途中までHASOMEというブランドの電熱ベスト(レビュー97件はAmazonへ)を購入するつもりでいた。

だが私は見つけてしまった。

理想的な電熱ベストを。

Mactilo電熱ベストを選んだ理由。

Mactilo電熱ベストは発売して日が浅くレビューも14件と少ない。

だが、次の点で強かった。

  • クルーネックタイプでは唯一といえる最大65度まで発熱
  • Vネックにすることも可能
  • スイッチ部分を消灯できる
  • 3区域に発電箇所を制御できる
  • カーボンナノチューブ・ヒーターを採用
  • 丸洗いOK
  • 60度超えなのにUSB給電で動作
  • 質感が高いと評価(他製品の多くは「破れた」とか「縫製が雑」というレビューあり)
  • バッテリーと洗濯袋が付属

上記のうち最も重要なのが様々な洋服と合わせやすいクルーネックタイプであること。首周りまである電熱ベストでも60度表記が多かったが、こちらは65度。しかもVネックにもできるという。

さらに60度以上になるとDC給電がデフォルトといった状態なのに対してUSB給電というのも素晴らしい。もちろんカーボン系なので極薄な生地、かつ従来の電熱線より断線しにくい。

ちょうど2000円OFFクーポンが配布されていてバッテリー付きで最終価格4,980円だった。

これは楽天やアマゾンで丸一日、頭が痛くなるほど細かく調べた限り最安だ。バッテリーなしで同額という製品もあったが不良品の報告もあったほか機能面、仕様面で劣る。そうなるとMactilo電熱ベスト以外の選択肢はなかった。

定価は6,980円(レビュー14件はAmazonへ)で価格履歴33日間をみる限りブラックフライデーで叩き出した底値の特価5,584円より安い。

———というわけで注文した。

さらに同じブランドから電熱タイツがリリースされていて同じような仕様。ちょうどタイムセールだったのでMacilo電熱パンツが20%OFFで特価5,584円(レビュー11件はAmazonへ)と安くなっていたので注文した。こちらはAmazonポイントが何故か1047円相当も還元される。それを実質価格と捉えれば金額が高めに設定されている電熱タイツ全体で見ても破格の値段となっていた。

さて、今回の選択が吉と出るか凶なのか。

明日の午前中には届くので届き次第レビューしたい。

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