厚さ8.7mmのスマホ「iPhone 17 Ultra」登場か、電池増量の理由
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長くAppleの動向を報じている海外メディア9TO5Macは現地時間2025年3月13日、今週の話題を振り返るコラムにおいて、iPhone 17 Pro MaxではなくiPhone 17 Ultraとしてリブランドを計画している話題について振り返っている。
これはMacBookやiPadが薄型軽量モデルとして「Air」を採用し、Apple Watchでは「Ultra」を採用していることからも興味深い話だ。
via : macrumors
「iPhone 17 Ultra」の話。
9TO5Macは現地時間2025年3月7日、Weiboへ投稿された最新レポートを取り上げ、次期iPhone 17 Pro Maxは現行モデルよりも厚みが増すという情報を伝えた。
この噂は、過去に正確なリークで実績があるIce Universe氏からの情報でiPhone 17 Pro Maxの厚さは8.725mmにもなるという。iPhone 16 Pro Maxの厚みが8.25mmだったことからiPhone 4S以来の最も厚いiPhoneになると続ける。
Ice Universe氏は厚みが増す原因について「より大きなバッテリーを搭載するため」と述べた。しかし、それ以上の”バッテリー容量の数値”や”増量の意味”といった内容には言及していない。この電池増量は単に駆動時間を延長させるという目的ではなく、Appleの最新機能が電力を多く消費するためという見方もある。
同メディアは電力消費の高い新機能については言及していない。しかし、GoogleやAppleの発表をみる限りローカルのAI処理が思い浮かぶ。Adobeなどを含めメディア関連の(映像の補完生成といった)高度なAI処理を端末内で完結できるとなれば専用線やサーバー維持費といったコスト削減に繋がる。Apple側は処理実行のためにブラックボックスなスクリプトを走らせアカウント承認だけをクラウド上で行うだけになる。
生成AIが既存の映画やアニメの映像をベースに使ったり、WiKiをはじめとした集合知の再利用である以上、それが「クリエイティブ」なのかは不明だ。たとえばSNSやYouTubeでは動画生成AIによる歴史動画の乱立が目立つ。どのAIを使うかで歴史認識も改変されるため非常に危険な状態だ。アナウンサーもリアルでBGMやテロップまでクオリティが高くなっており、そんな動画生成AIを使って悪意ある人々が誤った認識の歴史動画を大量に生成してしまったらと思うと恐怖でしかない。
iPhone 17 UltraがローカルAIのために生まれるのかはわからないが、消費端末という存在からPCの生産端末を超えて一気に量産AI端末へと生まれ変わろうとしているようにも見える。
生産AI技術は、テレビ放送局に似た危うさを感じる。
まず、大元のデータが見えにくいこと。次に扇動しやすいこと。SNSやYouTubeを使っているのに手放し運用のため批判コメントなど届かず、テレビのような「一方通行」な情報になること。それなのに収益化できてしまうため量産を止められないこと。
その対比ともいうべき存在が「iPhone 17 Air」の存在。
こちらは従来の消費端末に特化したスマートフォンで、言わば「テレビ視聴者」(動画視聴者)のためとも言えそうだ。
リーク情報によれば厚さは僅か5.5mm、その代償として背面カメラは1つのみになるとも伝えられている。機能性よりも形状に重点を置く端末。そう同メディアは表現している。
iPhone 17 UltraとiPhone 17 Airといった両極端なデバイス。今後の動向に注視したい。