Microsoft、デジタルペンの『N-Trig』を2億ドルで買収か/Windowsタブレット標準採用に期待

公開日: : Microsoft Surface ,

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 Microsoftが2億ドル以上を投資してイスラエルのデジタルペンメーカー「N-Trig」を買収する可能性があるとイスラエルの Calcalist が報じています。

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Microsoft、デジタルペンの『N-Trig』を2億ドルで買収か

 同メディアは情報筋からの話としてN-Trigの従業員190人がほぼMicrosoftに吸収される可能性を伝えています。

 Microsoftの最新タブレットPC『Surface Pro 3』では筆圧感知ペンに『N-Trig』を採用しています。最近では最大84インチ『Surface Hub』にも採用されるなど「Surface Pro 2」まで利用していたワコムから切替を進めています。

筆圧感知ペンの独占か

 『N-Trig』がMicrosoftに買収された場合は他社が同技術を使えなくなる可能性も考えられますが、Appleの指紋センサー技術AuthenTec買収によりNexus 6の指紋認証技術が不採用になったというような事態は考えられるのでしょうか。

 Microsoftはパートナーを重視することを明らかにしており、独占は考えられにくいのですが「Surface Pro」シリーズや「Surface Hub」といった自社デバイスの発売を行っているため不安もあります。

Windowsタブレット製造メーカーに提供するという可能性

 独占ではなくIntelプロセッサのバラマキと同じような『N-Trig』技術の無償提供も期待できます。そうなるとWindowsタブレットの多くが筆圧感知に対応するかもしれません。

 MicrosoftはWindows 10でデスクトップ回帰をしましたが、「Surface」シリーズを見る限り筆圧感知ペンにも注力しています。OSと入力デバイスは密接であるためWindowsタブレットの新しい入力デバイスとして標準採用されることが期待されます。

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 Surface Pro 3 と Pro 2 のスタイラスペン比較(N-Trig vs Wacom)

Source:calcalistreuters

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