第2世代『Pixel Buds』の日本投入が判明、AirPodsと比較して買いか考える。
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Google Nexus Pixel, イヤホン
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Googleが展開しているイヤホン『Pixel Buds』が第2世代にして初めて日本へ投入されることがわかった。米国価格が判明しているため、リアルタイム翻訳やタッチセンサーなどの特徴から買いか考えたい。
第2世代『Pixel Buds』の日本投入が判明
はじめに先ほどの発表記事で詳しく書いた第2世代『Pixel Buds』の特徴を箇条書きで書くと次のようになった。
- 有線から無線へ
- バッテリーは5時間駆動
- 収納ケースはバッテリー内蔵で最大24時間に駆動時間を延長
- フィット感を重視した筐体
- 雨の日や激しい運動に耐える防水性能
- 12mmダイナミックサウンド、通話はクリア
- タッチセンサー搭載
- 音声操作でGoogleアシスタントが起動可能
- リアルタイム翻訳をサポート
以上、思ったより特徴ある製品となっている。海外メディアは『Pixel Buds』がAirPodsのライバルとなったと書いていた。
価格は米国で179ドル(約19500円)、日本におけるAirPodsの販売価格は税別22800円(2019年3月発表モデル)と近い値段となっている。ワイヤレスイヤホンを買う際に同額でGoogleとAppleを選べるようになるかもしれない。
製品レビューから得た完全ワイヤレスイヤホンの選び方
完全ワイヤレスイヤホンはメーカー提供で様々なモデルの製品レビューを書かせてもらい、それなりの経験を積んできていると思う。
完全ワイヤレスイヤホンは端末によってはスマートフォンとの接続性に問題があったり、バッテリー消費が激しい、もしくは充電ケースに入れていてもバッテリーが消費されるなどトラブルもあった。これは端末本体やスマートフォンとの相性による問題と言える。
その一方で自転車やランニングをしているときにケーブルが邪魔にならないことや、タッチ操作をサポートしているモデルは、スマートフォンを取り出さなくてよいといった便利なことも多い。
この快適性、イヤホンの特徴も重要な項目だ。
そして、外観・見た目の話もある。耳から落ちないよう”大きな鎌”みたいに見えるフックがあったり、耳の奥に入りやすいようにしたいのかイヤーピースの部分が異常に突起している完全ワイヤレスイヤホンもあった。この着けたいと思うデザインと装着した際のフィット感は重要だ。
これらの要素を簡潔に書くと次のようになった。
- イヤホン本体のトラブルと対応
- スマートフォンとの相性
- 操作性、機能
- デザイン、装着性
AirPodsを使うメリット、デメリット
はじめにライバルのAirPodsを見てみると、同デバイスはiPhoneという絶対的なパートナーがいることでスマートフォンとの相性は問題ないと言えるだろう。トラブル時の対応も安心できるし、ネット検索しても対応策を見つけられる可能性が高い。
操作性と機能についてはApple Watchとの連携が素晴らしい。特にApple watchとAirPodsだけでランニングすると音楽再生と電子決済が行えるというのは便利、良い組み合わせだと思う。
しかし、単体で音量調整が行えないのは残念な仕様と言える。(第2世代『Pixel Buds』はスワイプ操作で可能)また、周囲の音が入ってきて音が聞きづらいというレビューも見かけた。
音声アシスタントについては少なくともiPhoneでSiriを使っていて検索結果に満足できずOFFにしてしまい、Googleアシスタントを使っているため多くを期待していない。これは相性だろう。
そして、デザインとフィット感。
これは個人差があると思う。私はジムで装着している人を頻繁に見かけるが似合っていると思えたことはなく、それどころか突然近くに現れた時は「耳から何かでている」と驚くことさえあった。
あのデザインによりバッテリーパックが巨大化できて驚異的な駆動時間を実現したなら納得できる部分もあるが、第2世代『Pixel Buds』と駆動時間は変わらない。
批判的なことも書いたが、私はMacBook Pro、iPhone 8、Apple Watchを愛用している。連携を考えたらAirPodsは有力候補だろう。
関連記事⇒新しい『AirPods』(第2世代)発表、ワイヤレス充電に対応・価格
第2世代『Pixel Buds』を使うメリット、デメリット
次に第2世代『Pixel Buds』を見てみる。
GoogleにもPixelという公式スマートフォンはあるが学生が競って買い求めるほどではなく、iPhoneほどトラブル時の対処法がネットには掲載されていないだろう。またGoogle実店舗でスタッフによる対応ということも期待できない。 恐らく過去にNexus 5で対応してもらったように郵送サポートが予想される。
そういったことからAirPodsに比べて敷居が高い印象を受ける。
操作性と機能は製品紹介を見る限り楽しめそうだ。海外旅行に行かなくても海外動画でリアルタイム翻訳を使ってみたいと思った。色々と刺激してくれる製品だ。
次にデザイン、これは問題なさそう。イヤーピースや筐体に突起部分はなくイヤーフックも小ぶり、コンパクトに仕上げられていて実用的に思える。
第2世代『Pixel Buds』は買いか
完全ワイヤレスイヤホンは”アクセサリー”という立ち位置のため、サードパーティーから販売されている3000円以下の製品でもiOSとAndroidに対応しているため、どれだけ製品に価値を見出すかという話になるだろう。
ランニングする際にApple Watchと連携できるAirPodsは魅力的だ。しかし、致命的と言えるほどデザインが好みではない。
第2世代『Pixel Buds』は雨の日のスポーツなど防水性能に言及しているほか、タッチ操作による音量調整といった機能、コンパクトにまとまったデザインが良いと思った。
その一方で売りのリアルタイム翻訳はAndroid OSの機能でもあるため、それに対応した完全ワイヤレスイヤホン が格安で登場する可能性もある。(既にGoogleアシスタントとAlexa、Siriに対応した製品は販売されているが2万円超えなど高価な製品が多い。例⇒Jabra Elite Active 65t)
やはり第2世代『Pixel Buds』を選ぶ理由があるとしたらPixelスマートフォンと同じく、最新技術に触れる機会を得られるというところにあるのだろう。
Bluetooth接続で恐らくiPhoneやApple Watchとも連携できるはず、最も小さなスマートスピーカーになる可能性を秘めた第2世代『Pixel Buds』は買いかもしれない。