Fire HD 10 タブレット(2019)購入レビュー02、新旧ディスプレイ比較で黄ばみ・暗がりチェック
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最終更新日:2019/11/15
Amazon Kindle Fire, Fire HD 10, 製品レビュー
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第9世代Fire HD 10 タブレットの購入レビュー、今回は第7世代を並べてSNSや販売ページに投稿されていたディスプレイの黄ばみや暗さといった不具合はあるのか確認、他にも外観の比較を行った。
また、OSのバージョンが違うということにも気づいたので記録したい。
新旧Fire HD 10 タブレットを比較レビュー
はじめに第7世代と第9世代の外観を比較、違いを確認していこう。
上図は左から第9世代、第7世代となっている。前回の開封レビューで触れたがロゴから「amazon」の文字が消えている。いずれもプラスティック感ある筐体で見た目や手触りに違いはないように思えた。
インターフェイスの配置は変わっていなかった。ボタンは第7世代がシルバーだったのに対し最新モデルではブラックとなっているほか、USB端子がmicroUSBからUSB-Cに変更されている。
ディスプレイの明るさや色味
それでは複数のレビューで指摘されていたディスプレイの違いについて見ていきたい。これより先は左が第9世代で右が第7世代となっている。
また、2端末の明るさは最小に設定して、カメラのISO感度は100、レンズはF1.4単焦点、シャッタースピードは200で屋内にて撮影した。
上図はGoogleトップページを開いた画像だ。この写真ではわかりずらいので肉眼で見た感想を書くと、第7世代は青色が強いと感じた。しかし、第9世代は黄ばんでいるというよりも白に近いように感じる。
色の感じ方には個人差があるので様々な意見が出てくると思うが、黄ばんでいるという印象はない。
また、明るさを最小と最大にして試したところ第9世代のほうが明るかった。
次に四隅が暗いという話を見てみよう。
上図は同じくGoogleトップページを映した画像だ。四隅ということだったが黒い通知バーがあって完全に確認はできないが、隅にいくほど暗くなっているという印象はない。
上図右の第7世代が同じ明るさでも全体的に暗いように感じた。
続いて戻るボタンなどがある底面側の明るさ、いかがだろうか。
写真でも肉眼でも暗くなっているようには思えない。ちなみに上図は天井に反射させている撮影用照明に第7世代が近いため同じような画面の明るさに見えてしまっている。
最後に少し近づいて撮影した画像。
この記事を表示している端末によって色の見え方が変わるため、主観でしか伝えられないが「白」と感じるのは第9世代だった。
もちろん個体差もあるので、確実なことは何も言えない。
OSバージョンに違い
実はOSバージョンの違いが最も興味深いところだった。
第9世代はFire OS 7.3.1.1だったのに対し、第7世代はFire OS 5.6.4.0と異なるバージョンとなっている。いずれもAlexaを搭載しているのでソフトウェア上の大きな違いはないはずだが数字は異なっていた。
この違いは第9世代のプロセッサが高速になったこと、Android 9ベースとなり動画を小窓表示に対応したこと、USB-Cへ切り替わったことが理由かもしれない。そうなると今後の第7世代アップデートはセキュリティ更新程度の保守的なものになるかもしれない。
iPad ProがUSB-Cとなりモバイルバッテリー機能を搭載したように、Android OSがアップデートで対応するようになればFire OSもまた更新されるはず、そうなると第9世代Fire HD 10 タブレットは新しいFireシリーズの初代モデルという見方もできそうだ。
次回より2機種のベンチマーク比較や音が良くなったのかといった検証の他、Google Playの導入やロック画面の解除など順次レビューする予定だ。
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なお、在庫状況は32GBモデルが全カラー在庫復活、64GBモデルは11月中旬のまま変わっていない。レビューは64個まで増えていた。⇒最新のレビューはアマゾンのFire HD 10 タブレット販売ページでも確認できる。
前回⇒Fire HD 10 (2019)購入レビュー、開封やアプリ動作などチェック
続き⇒Fire HD 10(2019)だけでGoogle Playをインストールする方法/2019年11月版