Lenovo Miix 2 8が現場復帰、Klipperで専用端末へ
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2013年11月当時、価格4万円ながら薄くて軽いと人気だった「Lenovo Miix 2 8」が還ってきた。
これから毎日がんばってもらうことになる。
リカバリメディアで回復したのでWindows 10ではなくWindows 8.1というスタート(アップグレード特典は終了)だったが、最新WindowsになったところでRAM2GB端末にできることは限られている。
それならばと、余生は3Dプリンター複数台の印刷を高速化しつつ管理する「工場長」を担ってもらうことにした。
Lenovo Miix 2 8でもKlipperは動く
先日購入した3Dプリンター「Ender-3 S1 Pro」は処理性能の壁と消費者との信用問題もあってか、Marlinという安定型ファームウェアを採用している。
その印刷にかかる負担をKlipperを搭載した処理性能の高い「Raspberry Pi 3」以上に変えることで印刷時間や印刷品質が向上するという。
その効果は高いらしく、実際にアマゾンでも静音化やノイズ低減を謳う最新マザーボードがCreality公式ストアにて販売(Amazonへ)されている。
様々な用途にも使えるラズパイが高騰しても導入者が後を絶たない理由もわかった。
しかし、そのRaspberry Pi 3あたりと変わらない処理性能と言われるLenovo Miix 2 8が手元にある。
その処理性能は2013年11月のレビュー記事(下記リンク)から少し知ることができるかもしれない。
過去記事
Lenovo Miix2 購入レビュー01―ディスク空き容量やベンチマーク「CrystalDiskMark」結果
3Dプリンターの記事は弊ブログの範囲外なのか反響も少ないので、「Miix 2 8でもKlipperが動作した」という可能性を伝えたい。
そのため、インストール手順は割愛するが、無事に日本語でタッチ操作できている。
OS選びについては、Klipper側の最新更新日が6ヶ月前と最も新しいDebian 11をインストール、デスクトップ環境はGNOMEを入れたところタッチパネルでの操作も確認できた。
あとは、そのままKlipperをインストールしていけば作業は完了。
1つ注意することがあるとすれば、Debianに限らずLinux系のインストール時はWiFiとタッチパネルが認識されないのでルートアールの有線LAN対応USBハブを使用(Amazonへ)した。
同アイテムはMiix 2 8での動作確認済みを謳っている製品なので注文、OTGあるあるの接続順序で悩むこともなくキチンと動作してくれている。
インストール自体は次のアイテムで行えた。
- Lenovo Miix 2 8
- ルートアールのUSBハブ
- Debian起動のUSBメモリ(今回はmicroSDカード+カードリーダー)
- ネット環境(有線LAN)
- USBキーボード(Magic Keyboard)
- USBマウス
念の為、レスキューディスクとしてWindows 8.1の回復メディア保存用に1つUSBメモリを消費している。
この2つのUSBメモリは容量64GBで前回の楽天お買い物セールで実質200円ほどで購入(楽天の購入ページへ)できた。ちなみに2個セットでは500円ほど高くなるので1個を2つ同時注文。
上図はMiix 2 8にインストールしたDebian上で動作するKlipper。
タッチパネルで操作できるので3Dプリンター付属のディスプレイとして使用可能、日本語化も「JP」を選ぶだけだった。
この記事ではWindows 8.1を搭載した古いAtom端末「Miix 2 8」でもKlipperはインストールできる!ということを伝えたかった。
Arduinoで動作する3Dプリンターが多いので、今になって自作に挑む勇者たちの気持ちもわかってきた。
MarlinからKlipperへと頭脳を変えてしまったら、あとは必要なパーツをAliExpressで注文して3Dプリンターで部品を印刷すれば格安で高速3Dプリンターを組み立てられる。
実際、そういった事例や3Dモデルの配布も確認している。
OctoPrintもMiix 2 8が担当するので、AQUOSスマートフォンとFire HD 10 PlusにインストールしたOcto4aは卒業となった。
ただ、、。
そう、なにかとラズパイと縁がないことを残念に思う。