iPad向けフルバージョン『Adobe Photoshop』正式リリース、対応デバイス・価格・主な機能

公開日: : iOS アプリ

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Adobeは11月4日、PC/Mac向けと同じ機能・フルバージョンで使えることを目指したiPad向け『Adobe Photoshop』をリリースした。―アプリ本体の価格は無料。

iPad向け『Adobe Photoshop』の価格・機能

「Adobe Photoshop for iPad」とも言われているiPad向け『Adobe Photoshop』は手書き入力できるApple Pencilの第1世代と第2世代に対応し、タッチ操作に最適化されたツールを備え、デスクトップ版と同じ機能が使えるのが特徴となっている。

しかし、以前より伝えられていた通り全ての機能がリリース時点で使えるわけではなく、ブラシやマスキング、Createvi Cloudのフォントなどは今後のアップデートで追加される。

主な機能は次のようになっている。

【PSD機能をそのままに制作】
レタッチや合成、スポット修復、描画モードなど、使い慣れたPhotoshopの機能をiPadでも使って制作できます。パソコンで保存したレイヤー構造も、解像度も全て同じ。iPadでも、デスクトップと全く同じ品質のPSDを出力できます。

【おなじみのツールを指先で操作】
デスクトップ版と同じように、レイヤースタックやツールバーのツールを使用できます。スワイプ、ピンチ、タップ、手書きなど、これまで以上に直感的な作業が可能です。UIは、状況に応じてよく使う必要なツールとパネルだけが表示されるため、常に整理された状態でカンバスに集中できます。

【どこでも作業可能】
デバイス間のPSD同期は簡単に維持されます。作業中のファイルは自動的にアドビのクラウドストレージに保存されるため、Photoshopさえあればどこからでもアクセスできます。

【合成】
クイック選択ツール、なげなわツール、ぼかしなどの高度な選択オプションを使用して、正確に選択します。ペイントブラシを使用し、画像の特定の部分をマスキングして、精密に合成作業をおこなえます。

【レタッチ】
画像の編集や加工、不要な要素の除去には、スポット修復ツールやコピースタンプなどの機能を使用できます。

対応デバイス・価格

『Adobe Photoshop』はiPadOSにのみ対応しているため、iPhone/iPod touchなどでは利用できない。また下記の端末に対応している。

  • iPad Pro(Wi-Fi、Wi-Fiとセルラー)
  • iPad Pro(12.9インチ)および第2世代
  • iPad Pro(10.5インチ)
  • iPad Pro(9.7インチ)
  • iPad第5世代
  • iPad Mini 4
  • iPad Air 2
  • Apple Pencil(第2世代)
  • Apple Pencil(第1世代)

iPhoneでレタッチ作業をおこなうには、Adobe Photoshop Expressを利用してほしいとしている。

アプリ本体の価格は無料だが、実際の利用にはサブスクリプション契約が必要でApp内課金にて月額1080円を支払う形になる。Adobe Photoshopの月額制メンバーシップを既に所有している場合はログインすることで利用できるとのこと。

なお、新規ユーザーには30日間の無料体験が用意されていた。

前回⇒まもなくiPad版Photoshopリリースか、フル機能は11月以降に提供予定とも

リンク:App Store

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