Amazonが生成AI「Alexa+」発表、3月リリースや月額料金ほか
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Amazon Kindle Alexa, 生成AI
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米Amazonは現地時間2025年2月27日、新たな生成AIを搭載した音声アシスタント「Alexa+」を正式に発表した。
米国では今後数週間で一部の古いモデルを除いたEcho Showシリーズで提供が開始され、数ヶ月かけて段階的に範囲を拡大する。記事投稿時点で日本向けのアナウンスは行われていない。
「Alexa+」とは。
次世代音声アシスタント「Alexa+」は現行のAlexaに比べてスマートな会話を実現、よりパーソナライズされるという。
これまでAlexaは特定のコマンドやシナリオに沿って動作していたが、Alexa+ではLLM(大規模言語モデル)をはじめとしたデータベースを活用して行う。そのため、ChatGPTなどのように質問やアイデアのブラッシュアップにも対応できるようだ。
同じくユーザーの行動(アクション)や文脈を記憶することで過去に話した会話を継続できるようになる。事前にカレンターを伝えておけば「子どもが早く帰宅する日をカレンダーに追記して」といったことも可能に。
Alexa+ではAPI連携も可能なため、検索やログインする調べ物や手配を自動で代行することが可能。パーソナライズ機能では日常の会話から配偶者がグルテンフリーといった情報を記憶しているため、レシピやレストラン候補といった提案の際も洗練されていく模様。
Alexa+の月額料金とデバイス
Alexa+は月額19.99ドルで提供されるが、Amazon Prime会員は無料で利用可能。
3月の早期アクセスはEcho Showシリーズ(具体的にはEcho Show 21, 15, 10, or 8)を優先して展開。Amazonは今回のAlexa+の発表に合わせて最新機種「Echo Show 21」および「Echo Show 15」を発表した。
Alexa+の日本展開については明確な発表は行われていない。