世界初の折り畳みPC「ThinkPad X1 Fold」発売、スペック・価格
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レノボ・ジャパンが画面を2つ折りにできるフォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」を発売した。背面キックスタンドで自立可能、筆圧感知ペンや専用キーボードの直接ワイヤレス充電などに対応している。
価格は直販モデルで税込327426円〜。
ThinkPad X1 Foldのスペック・価格・動画
製品ページには大きく「世界初の画面折りたたみ式PC」というキャッチコピー、無重力の空間にいる女性が「ThinkPad X1 Fold」を操作しており、未来のデバイスであることを強調している。
はじめに公式の動画を見てみよう。
ThinkPad X1 Foldのスペック
展開すると13.3インチのOLEDディスプレイは本のように折りたたむことが可能、それを支えるのは 2 倍のグラフィックス・パフォーマンスを発揮するために設計されたインテル Core i5 プロセッサーとインテル ハイブリッド・テクノロジーとしている。
製品ページではコンパクトな筐体に対してCPUやメモリの配置、放熱といった課題に向き合い、ゼロから冷却システムをデザイン。ファン、ヒートシンク、ヒートスプレッダーがマザーボード全体を包み込む形で冷却性を維持し、信頼性を確保したとしている。
このような話を見かけるとAppleのM1チップを搭載したファンレスMacBook Air(M1 2020)のハイパフォーマンスは革新を起こすのではないかと思えてくる。また、M1チップの基となったiPadシリーズの折り畳み版というリーク情報の続報も楽しみだ。
「ThinkPad X1 Fold」のスペック
直販モデルのCPUはインテルCore i5-L16G7 プロセッサー (1.4GB, 4MB)、メモリは8GB LPDDR4X 4266MHz (PoP)、ストレージはM.2 2242, PCIe-NVMeの256GBまたは512GBが選べる。
ディスプレイは13.3型QXGA液晶 (2048×1536) フレキシブルOLED、光沢あり、300nit、マルチタッチパネル(10点)。
内蔵カメラはハイブリッドIRカメラ(500万画素)、マイクロフォンなし。
バッテリーは4セル リチウムイオンバッテリー (50Wh)、電源は65WスリムACアダプター ブラック (USB Type-C)。
通信はインテル Wi-Fi 6 AX200 (2×2) + Bluetoothと、Qualcomm Snapdragon X55 5Gによる5G通信に対応。
インターフェイスはUSB Type-C 3.1 Gen 2が2基、SIM カードスロット(nanoSIM対応)が1基あり(5G通信モデル以外は差し込んでも反応しないとのこと)
専用のアクセサリー
「ThinkPad X1 Fold」には専用のアクセサリーが用意されていて、磁石で吸着できる専用Bluetoothミニキーボード「Lenovo Fold Mini キーボード」は折りたたんだThinkPad X1 Fold本体の間に挟めむことでワイヤレス充電できるとしている。
Lenovo Fold Miniのペンホルダーへ差し込めるペン「Lenovo Mod Pen」は遅延のない正確な筆圧感知に対応、傾き斜検知機能も搭載している。側面ボタンはアプリ上でカスタマイズ可能、USB Type-C 経由で 2 時間充電すると約1か月間利用できる。
さらにThinkPad X1 アクティブ ノイズキャンセレーション ヘッドホンも用意、2段階切り替え可能なアクティブノイズキャンセリング機能 (ANC) を実装し、屋内外のノイズを感知・フィルターし遮断。環境ノイズキャンセレーション機能 (ENC) により人の声以外のノイズを削減、効率的なオンライン会議を実現できるとしている。
最後にThinkPad X1 プレゼンターマウスはリモコンとして、レーザーポインターとしても使えるマルチツールと位置付けている。バーチャルレーザーポインター機能を使えばプレゼンテーションの重要な個所をハイライトしたり、拡大強調するといったことができるとのこと。
価格について
「ThinkPad X1 Fold」の直販モデルは最小構成で399,300円だがクーポン適用により327,426円で販売されている。そこへWindows 10 Proや5Gモデム(Qualcomm Snapdragon X55 5G)などを追加した構成は最大で507,100円となっていた。
出荷時期は「最短 2-3 週間程度(ご決済日起算)で出荷予定」と記載されていた。
→製品に関する関連動画や最新のクーポンはThinkPad X1 Fold製品ページへ