筆圧4096段階の12.7型「Lenovo Tab P12 Paper」登場、紙のようなディスプレイなどスペック
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Lenovoが2023年秋にリリースした一般的なタブレット端末「Lenovo Tab P12」とは異なり、紙のようなディスプレイを特徴とする12.7型「Lenovo Tab P12 Paper」が見つかった。
よくある光沢スクリーンではなく、マットな質感を持ち眩しさを最大80%軽減するという。
12.7型「Lenovo Tab P12 Paper」、見つかる。
次期Lenovo Tab P12 with Matte Displayと呼ばれていたタブレットは、Lenovoフランス(URL : https://www.lenovo.com/fr/fr/p/tablets/android-tablets/lenovo-tab-series/lenovo-tab-p12-paper/len103l0023)で姿を現した。
現地での名称は「Lenovo Tab P12 Paper」。
製品名にもなっているディスプレイは12.7インチで3K解像度(2944 x 1840)を持つ紙のようなマット質感のタッチスクリーン。4096段階の筆圧感知と傾き検知、パームリフェクションを備えたデジタルペンに対応する。
かといって電子ペーパーを採用しているわけではない。液晶画面なので昨日Koboが発表したようなカラー電子書籍リーダー(記事へ)とは大きく異なる。
リフレッシュレートは60Hz、フルカラーとなっているため、E Inkディスプレイが不得手な動画再生やゲームプレイが行える。一方、バッテリー駆動時間は数週間などではなく数時間になるほか、屋外の視認性もE Inkに遠く及ばないとされている。
「Lenovo Tab P12 Paper」のスペック。
「Lenovo Tab P12 Paper」はWindowsとAndroidどちらも対応する可能性があり、各OSに対して4年間のセキュリティアップデートを提供するとしている。
ただ現状ではAndroid版のスペックだけが公開されていた。
SoCはMediaTek Dimensity 7050、RAM8GB、ストレージは128GB、外部メモリは最大1TBをサポートする。
カメラは前8MP/後13MPでフロントカメラはZoomやTeamsなど会議ツールを使用する際に顔追跡をサポートするという。
バッテリー容量は10,200mAh、最大30W急速充電、WiFi 6およびBluetooth 5.1をサポート。USB-C 2.0、物理キーボード向けにポコピンが設けられている。
製品画像を見る限り横向きに置いた状態で左右に2つずつスピーカーホールが確認できる。
本体サイズは 293 x 191 x 7 mm、重量は 610g。
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Windows on ARMの本格始動が間近に迫っており、AndroidタブレットメーカーからWindows端末が格安で販売されるのも時間の問題となりそうだ。
8インチWindowsタブレットが流行したのはいつ頃だろうか。今度はApple siliconクラスの処理性能を持ち合わせた実力派。Windows端末も手軽に持ち運べて長時間駆動になる。
あとはMicrosoftがOSを最適化して、スマートフォンやMacBook並みのスリープを実現してくれることを願うばかりだ。