月額400円=5GB/通話し放題の格安SIM実現へ、IIJmioと楽天モバイル併用を考える
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通話し放題+月間最大5GB(制限時300kbps)が月額400円(税抜き、以下同)になるプランが最安と思えたためiPhoneで実現するための内容を記録する。
(更新)nuroモバイルについて末尾に追記あり。
IIJmioと楽天モバイル時代のデュアルSIMへ
インタビューで意識していないと語っていたIIJmioの「eSIM」最安プランと楽天モバイルの組み合わせ、それは各社の単独プランを圧倒する。
- IIJmio / eSIM「2ギガ」=月額400円
- 楽天モバイル / 月間1GBまで=月額0円
この2つを契約して、eSIM対応のiPhoneにインストールすると毎月の通信料金は400円で、アプリ経由なら通話し放題、繰越を含めれば月間5GBまで無課金で高速通信が行える。
最安プランにする契約と設定、アプリ。
最安の組み合わせを実現するために下記のような契約となる。
- 楽天モバイル=物理SIM
- IIJmio=eSIM(2ギガ)
あとはiPhoneなどのeSIMとデュアルSIM構成に対応したスマートフォンで楽天モバイル=音声専用、IIJmio=モバイル通信専用に設定しておく。
次に、楽天のかけ放題アプリ「Rakuten Link」とIIJmioの通信アプリ「みおぽん」(IIJmioクーポンスイッチ)をインストールする。
それぞれのアプリは下記のような重要な役割がある。
- Rakuten Link=通話し放題
- IIJmioクーポンスイッチ=高速通信のON/OFF
IIJmioクーポンスイッチはWindows端末向けにもリリースされているので時間帯によって高速通信をON/OFFするといった作業の自動化もしやすいだろう。
IIJmioは速度制限中でも最大300kbpsと高速だ。これは最安プランのeSIMだけ対象外ではないかとFAQをみてまわったが記載はなかった。
最大300kbpsといえばauサブブランド「UQ mobile」のメインプラン制限速度と同じ数値。au直回線に比べると頼りないが、約3分の1という価格は今後も継続されるのか不安になるレベルだ。
さらに高速通信2GBは「翌月繰越」に対応、追加容量も1GB=200円と安い。
そのため、自宅と会社のWiFiで動画を事前ダウンロードするなど対策して、外出中は最大300kbpsに節約することで翌月繰越により最大4GBを維持できる。(契約の翌々月からは2GB消費しても4GB保持できるのでスマホの設定画面で2GB制限をかけるとよい)
また、楽天モバイルの1GBも控えているので2枚で高速通信量を最大5GBを持ち歩ける計算になる。
通信エリアはIIJmio=ドコモ、楽天モバイル(+au)と3エリアになるので災害時のアンテナ車両に対応しやすく、楽天モバイルは申請せずに無制限通信できるメイン回線としての側面も持つ。
以上、2つのプランを組み合わせると次のような内容になる。
- 月額料金=合計400円
- 月間データ量=最大5GBまで
- 通信制限時の速度=最大300kbps
- 通話サービス=無制限かけ放題
日本通信とOCNモバイルONEで「通話アプリ不要を実現」していることから第4キャリアの楽天モバイルが「アプリ不要で通話し放題」になる日も遠くないと期待している。
契約のタイミングで4月1日から利用できるわけではないが、遅くとも5月分からは月額400円へ移行する予定だ。
(追記)nuroモバイルについて
nuroモバイルはどうかという問い合わせフォームから複数いただいたので追記すると同サービスの新料金はデータ専用で3GBから用意され月額627円、翌月繰越に対応しているが制限時の速度はホームページにかかれておらず調べたところ重要事項説明書PDFに現行プランについて記載があり64kbps〜200kbpsに制限するとあった。
新料金の制限速度は300kbpsになる可能性もあるが、それであれば「売り」になるので宣伝しているはず、記載していないことから引き続き最大200kbpsになると思われる。
また、月額700円前後になると複数のMVNOが候補になってくる。
今回の計画では最安かつ基本制限モードでの運用を想定、やはりIIJmioの最大300kbpsで月額400円が良いという結論になった。