32GB版Kindle Oasisは「本棚」になれるか、購入レビュー
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Amazon Kindle Kindle Oasis, 製品レビュー
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先月Kindle Oasis(第10世代)をプレゼント用に購入し、その素晴らしさに魅了されてしまい、先日の「アマゾン新生活セール」で注文していた32GB版Kindle Oasisが届いた。
同時購入した専用カバーの使い勝手、空き容量、本棚として機能するのかなど記録する。
32GB版Kindle Oasis購入レビュー
前回は急ぎのプレゼントだったので翌日届く8GBモデルだったが、今回は用事もないので4月6日入荷予定とされていた32GBモデルを購入した。
Kindle Oasisの設定にある「端末情報」を開くと使用可能な容量として26.77GBとあった。(すでに何冊かダウンロードしているのでユーザー領域の容量なのか、残りの容量なのかわからない。)
Androidタブレットとして見れば容量は少ないが、コミック1巻が30MB〜60MB前後だったので少なくとも500〜1000冊を端末内部に保存できる計算になる。
8GBモデルのレビューでも触れたがAmazonアカウントさえあれば好きな時に書籍をダウンロードすることができるので、32GBは手元の本棚としては大きすぎるかもしれない。
そのため、読書量に応じて次のようなイメージになると思う。
- 8GBモデル=Amazonオンラインが本棚、端末が机の引き出し
- 32GBモデル=Amaoznオンラインが倉庫、端末が本棚
頻繁に本を入手したり、ダウンロードの待ち時間が辛い時は32GBモデルが良いだろう。さすがに端末内の検索はダウンロードよりも早い。
ちなみにダウンロード速度はAmazon側の回線制限もあるためか、光回線とUQモバイルの300kbps低速モード(バーストあり)で大きな差はなかった。
専用カバーの使い勝手
同時購入したのは「Amazon純正 ファブリックカバー チャコールブラック」(アマゾン販売ページへ)でカバー開閉によるスリープ(と解除)に対応、水に強いファブリックカバーという言葉に惹かれた。
触り心地も良く、思っていたよりも軽いので読書の負担にはならないと思った。
しかし、読んでいる時のカバーの位置に悩むという投稿もある。
たしかにKindle Oasisの背面にある窪みへ指をかけて安定するところにカバーが蓋をしてしまう。それについては中指を背面の窪みにかけて、その上にカバーを展開、薬指でカバーを抑えるという方法で解決できた。これにより本体とカバーの両方が掴めて安定した。
取り外しも角から弱い力で行えるのでバスルームで読書をするときも手間に感じないだろう。
カバー最大の強みはスリープ機能。
電子ペーパーなのでカバーを閉じれば消費電力が限りなくゼロになるし、開けば続きが表示される。ここで「広告あり」を選んでいると広告が表示されてしまうので一手間が発生するし、データ通信と広告ダウンロード用のストレージ書き込み・削除、表示切り替えにかかるCPU動作、バッテリーも消費される。
カバーなしの場合は電源ボタンを押さないと(限りなく少ないものの)バッテリーが消費されてしまうので、電子ペーパー端末の長寿命を最大限に活かす手軽な選択肢と言えそうだ。
Kindle Oasisは本棚になれるか
紙の書籍にある見開き機能は備えているが、カラーや雑誌サイズの迫力はない。また国語辞典のように頻繁にページを移動するタイプにも向かない。
しかし、それ以外の書籍は小さな端末に収められる。
読みかけの小説や上達できずに何度も見返して先へ進めない実用書との相性は抜群、気が向いた時に好きな書籍を手に取れる本棚として「あり」だと思った。
意外な発見としては電車や待合室でスマートフォンを覗き込んでいるより、Kindle端末を開いているほうが集中できたこと。やはり「本を読む時間」という意識になるのだろう。
それもあってか久しぶりにKindle Unlimited(読み放題サービス)を契約した。読み放題のカウントを狙った簡易的な薄い書籍は除いて、紙の書籍を出している著者の内容はネット検索よりも洗練されていて読み応えがあった。
特に多くの時間をかけて1つの物事に取り組んでいる人の言葉は面白い。その断片を記事にしてページ分割したHOW TO系ブログ・ウェブページなどを読むより時間の節約になるだろう。
Kindle Oasisは「限りなく省スペースな本棚」となった。
→今回レビューしたKindle Oasis販売ページ(とカバーの販売ページ)へ