手を出せる寝袋「Bears Rock FX-451G」購入レビュー
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昨日、センタージップで寝袋から両手を出せる「Bears Rock FX-451G」が届いたので、さっそく使用した。
これまで愛用していたロゴス寝袋の封筒型からマミー型へ、サイドファスナーからセンターファスナーへの変化、素材の違いといった実際に使って気づいた感想をレポートしたい。
「Bears Rock FX-451G」購入レビュー
先に到着時の感想から書くと、ロゴスの寝袋とは別の寝具という印象が強かった。
内生地は「FX-451G」が吸水性PGポリエステルとなっておりダウンジャケットを着ている感覚に近く、ロゴス寝袋のフランネル素材にあった布団のような触り心地や見た目ではない。
表面生地も「FX-451G」は300Tポリエステルと同じ様な素材、ロゴスに比べると屋外利用を強く意識した製品と言えそうだ。(ちなみにAmazonで注文したページにてチェックしたところロゴス寝袋はポリエステルファイバーを微細に起毛させたサーマブレスクロスと書いてあった。見た目は布に近いが同じポリエステルだった。)
サイズと収納、防寒力。
マミー型「FX-451G」の本体サイズは210x80cm、封筒型「ロゴス寝袋」が190x75cmなので封筒型が小さいという意外な結果だった。
収納時は順番に40×26cm、40x32cmとロゴス寝袋の方が大きい。重量は1.75kgと2.4kgでフランネル素材のためかロゴス寝袋の方が重い。
防寒能力は-15度を謳うFX-451Gのほうが暖かく、ロゴス寝袋(-4度)は入った瞬間に冷んやりしていたので、この差は大きい。
そのため夏以外の3シーズンで使用できたロゴス寝袋よりも活躍できる期間は短い可能性がある。
上図の頭を覆えるマミー型ならではの形状により冷気を遮断、東京の屋内であればインナーシュラフは不要だと思う。
実際に使った感想。
まだ一晩しか使っていないこと、はじめてマミー型を利用したことから結論を出すことはできないが、今のところ残念なことに自分には合わない可能性がある。
ただ、これはキャンプへ行かず、屋内で布団がわりという用途に限った話なので誤解しないでいただきたい。
どのようなことから自分には合わないと感じたのか箇条書きにした。
- 封筒型に比べて手足の可動範囲が半分程度に。
- 暑くなった時に寝袋内で服を脱げない。
- 寝返りが困難。(寝袋ごとの寝返りに)
- 両手を出す穴が小さくて長時間は辛い。(鍛えていないので腕は太くない)
他には、暖かくてファスナーを口元まで閉じてしまいながら今度は圧迫感で眠れなくなるという自分にがっかりする出来事や、暖かいので肌着だけになったところ乾燥肌のためか痒くて夜中に目覚めたことがあった。
まだ1日目ということで使いこなせていない可能性もあるが、-15度で暖かい→肌着になる→痒くて目覚めるという体験を繰り返したくないので2回目に躊躇している。
ロゴス寝袋は何度も肌着で寝ているが痒くなったことはなく、圧迫感もなかったので寝袋の中で服の着脱による温度調節も当たり前の様に行なっていた。
そうなると、やはりロゴスの寝袋は自分に合っていたんだなと思う。
「Bears Rock FX-451G」の強み。
その一方で「Bears Rock FX-451G」の強み、便利だなと感じることもあった。
- 手を出しても肩などが冷えないため手の体温が下がりにくい。
- 頭・首・肩に冷気が届かない安心感。
「1」の手の温度が下がりにくいというのはダウンジャケットを着ている状態に近く、「2」の冷気が届かない感覚もダウンジャケットのフードで紐を締めた状態に近い。
これらの強みを活かせる体質であればよかったということだろう。
現状ではロゴス寝袋が自分に合っていて「Bears Rock FX-451G」は上手く付き合う術を見つけ出さないと使用できないことがわかった。
前回の話
横開き寝袋の弱点克服、センタージップ寝袋「Bears Rock FX-451G」を注文した話。
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