横開き寝袋の弱点克服、センタージップ寝袋「Bears Rock FX-451G」を注文した話。
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先日ロゴス寝袋を雪の降る日に使った状況をレポートしたが、よくよく考えてみると「気付かず我慢していた事」がいくつかあった。
念入りに調べて購入したアイテムに失望したくないためなのか期待値を下げる癖があって、そこへ寝ると忘れる幸せメンタル問題が重なって書くべきはずの不満点を見過ごしていた。
この記事では横開き寝袋の不満点、新たな寝袋「Bears Rock FX-451G」で解消できるのか記録する。
横開き寝袋の不満とセンタージップの強み。
はじめに横開き寝袋の不満点を箇条書き、その後は実際に使用した際の具体例を書いていく。
- ファスナー開閉の手間(緊急時が心配で完全に閉じられない問題)
- 横開きの寒さ問題(睡眠の質を低下)
- 頭と首元が冷える件(睡眠の質を低下)
1つめはロゴス寝袋に限らず多くの寝袋がファスナーを左右に設置していて、内側から操作できるものの仰向けでは簡単に開閉できない不満があった。
これに対して私は「ファスナー開閉時だけ横向きになれば良い」とか「片手でも丁寧に開閉すれば問題ない」と思ってしまい、先ほど書いた不満だったことを見過ごしていた。
それに気付いたのは今回注文したセンタージップ寝袋を楽天のお気に入りリストから削除する時で、画像を見て「そういえば、ファスナーを閉じるのが手間で常に開いたまま使ってる」と思ったのがきっかけだ。
また、地震などの災害発生時に最大まで閉じて開かなかった時を想像していたことも理由にある。これがセンタージップ寝袋ならドラキュラ伯爵よろしく飛び起きれると期待している。
2つめはファスナーを開いたまま使っているために発生していた不満。
常にファスナー全開のため、真冬以外なら「隙間風で寒い時がある程度」と思っていたが、いざ振り返ってみると(年に数回だけど)夜中に寒くて目が覚めることがあった。こうして記事に書くからと向かわなければ「些細なこと」として思い出さなかったと思う。いずれにしても睡眠の質を落としていたのだ。
3つめは封筒型の抱える問題。
マミー型は窮屈ながら寒さから身を守ってくれるものの、封筒型は布団の様な解放感を代償に首から上は防寒力ゼロとなっている。とくにキャンプマットへ変えて床と変わらない高さまで下がって冷気が伝わりやすくなったことで夜中に目覚める原因の1つとなっていたように思う。
これらに対処しようと注文したのがマミー型のセンタージップ寝袋だ。
センタージップ寝袋の話。
今回注文したのは「Bears Rock FX-451G」(楽天へ)というセンタージップと手を出すための穴が設けられた寝袋。
手を出せる寝袋は中国メーカーNaturehikeが割安で販売(Amazonへ)していたが、センタージップではないため購入できずにいた。
センタージップで手が出せるモデルは有名アウトドアブランド「Coleman」から「コルネット ストレッチ2」というマミー型が販売(Amazonへ)されている。
しかし、モンベルの様に強力なストレッチではないようでレビューには「製品名から期待するストレッチ性能はない」と感想があり、マミー型でスリムなモデルならモンベルくらいの伸縮性は欲しいと思い断念。
他にもSungpak(スナグパック)など高額な寝袋もセンタージップだったが寝袋から手を出せるモデルはなかった。(登山用なので当然かもしれないが・・・)
意外とセンタージップ+手を出せる寝袋はないのだ。
手を出せると何が良いのか
寝袋から手だけを出せると災害時など突発的な出来事にも対処できるほか、スマートフォンの通知チェックなど簡単な作業をする際に寝袋から登場する必要がなくなるというメリットがある。
これは願いに近い予想だが、穴が2つ空いていることで簡易的な空気の入れ替えや熱を逃がせると思っている。足元も開くことができるため熱気だけでなく湿気対策の期待もある。
そして、決して誰にも見られてはいけないが「ゆるキャラ」となって室内を徘徊できる。
もはや恐怖で文字を読めないかもしれないが、ゆるキャラモードに変身することでダウンコートを凌ぐ防寒具になり得るのだ。
マリオでいうところのスター状態、ドラクエならメダパニとマヌーサの状態に近く、ラリホーで眠らせてほしいとさえ思えないだろう。唯一の救いは呪いがかかっていないので自分で脱げることだろう。
過去に人型ダウン・人型寝袋というアイテムを購入した黒歴史もある。
人によって感想は異なるが私にはダウンジャケットを着た方が暑さ調整がしやすくて動きやすい、肝心の寝袋として使用した時は安眠できなかった記憶がある。
上図の黒歴史から8年も経つ、さすがに今回で最後の寝袋にできたらと思う。
「Bears Rock FX-451G」の話。
今回注文した「Bears Rock FX-451G」はセンタージッパーと手が出せる作り、頭周りの冷気の浸入を防ぐドラフトフード、Bears Rockシリーズで最高峰の表面生地を使用で洗濯可能という特徴を持つ寝袋。
サクッと書いたが1つ1つを見ていくと顧客の声に対応したマイナーアップデートの繰り返しによるもので、中小企業が楽天ショップに出店する強みを感じられる製品だ。
製品仕様は次の様になっていた。
【商品仕様】
サイズ
(展開時):(約)210cm×80cm
(収納時):(約)40cm×26cm
表面生地:300Tポリエステル
内生地:吸水性PGポリエステル
中綿:3Dファイバー製中空繊維
重量:(約)1.75kg
適応シーズン:4シーズン(春・夏・秋・冬)
適応温度:20℃~0℃~-15℃
(快適睡眠温度域:20℃~0℃ 使用可能温度域:0℃~-15℃)※快適睡眠温度域:薄着で寝袋に入っても快適に眠れる温度域です。
※使用可能温度域:ダウンジャケットなど厚手の服を着込んで使用することはできますが、長時間の睡眠には適応しない温度域です。
レビュー数が448件もあるので事前に不安な点はチェックすることができた。
「Bears Rock FX-451G」は限界温度マイナス15度モデル、屋内で使うには上位モデルの-32度「FX-453」は不要だと判断した。
上図を見る限り収納時のサイズはロゴス寝袋と変わらない、あとは布系からサラサラした素材に変わる影響があるのかが最終的な乗り換えポイントだと思っている。
記事投稿時点で新色のスモーキーネイビーだけ在庫あり、人気のブラックは在庫切れとなっていた。
→実際に注文した寝袋は楽天ショップの販売ページへ
(Amazonでは正規代理店のFX-453があった)