iPad mini 6のゼリースクロール問題、ついに集団訴訟へ
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Appleの新しいiPad mini (第6世代)でLCD画面が揺れて見えるという、いわゆる「ゼリースクロール」問題について遂に集団訴訟が起こされた。
訴状にはAppleが画面の欠陥を認識しているにもかかわらず不正なマーケティングおよび販売を継続していることが挙げられている。
iPad mini 6のゼリースクロール問題が裁判へ
MacRumorsによると、Appleに対する集団訴訟はコロラド州在住のクリストファー・ブライアン氏によって北カリフォルニア地方裁判所で起こされた。
訴状はAppleが欠陥を認識しながら、それを修正したり、存在を認めずにマーケティングを継続して現在も販売を続けていることだと主張している。
ArsTechnicaのライターは、同現象についてApple広報担当者が2021年9月下旬に「LCD画面は通常の動作」であると回答したと伝えているほか、Apple製品の分解で知られる修理会社iFixitは設計の問題であるため、iPad mini 6では顕著に現れるだろうと伝えている。
iFixitの詳細とタブクルで実際に確認したゼリースクロール現象については過去記事に書いてある。
同訴訟はiPad mini 6を購入した米国内のユーザー全員に対する損害賠償を求めており、この集団訴訟が認定されるのか、もしくはAppleが何らかの対応を発表するのか注目が集まる。
前回の記事で触れたように設計上の問題であれば簡単な修理でゼリースクロール現象は解決できないはず、Appleが欠陥と認定すればiPad mini 6の販売は停止される可能性が高く、購入者に対する対応も世界規模で行われるため、低価格で提供しているiPad mini シリーズの存続にも関わりそうだ。
前回の話
iPad mini 6のゼリースクロール現象を体験した話。
Source:MacRumors