MacBookのiPad化はできたか、Majextand購入レビュー
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最終更新日:2022/07/20
Apple MacBook, MacBook Air, 製品レビュー
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MacBookの設置面積を狭くしつつ、コンテンツ消費端末としての格を上げるクイックスタンド「Majextand」が届いた。
先に感想を書くとApple Pencilメインのクリエティブ端末として使わないのであれば13.3インチのM1 MacBook Airは12.9インチ M1 iPad Pro+Magic Keyboardの代わりとして使えると思った。
ちょっとしたメモ書きやイラストを描く程度であれば小さなiPad mini 6 + Apple Pencil 2で満たせており、この2台運用が自分には合っている。
この記事では13.3インチiPadとしてM1 MacBook Airが使えそうか、12.9インチiPad Pro(第5世代)用Magic Keyboardとの違いについて記録していく。
MacBookのiPad化はできたか。
Majextandはスペースグレーを選択、MacBookと同じカラーに統一した。
先日レビューしたハードケースの上に装着することで筐体を傷つけないよう配慮したが、下図のように放熱用の切り抜きが無数にあったことを忘れていた。
3Mシールで接着するため、できる限り接着面積が広くなるよう下図の位置に貼り付けた。
通常であれば、さらに1cmほど奥側で貼り付けるよう説明されている。
しかし、手前に来るということはスタンド時の傾斜が大きくなるため上手くいけば良い結果が得られそうだ。
上図では黒いゴム脚も装着している。
ハードケースはポリカーボネート製ということで装着したところ、Majextandが滑ってしまい3Mシールが無効になっている状態だった。
しかし、じっくり指で押し続けたところスタンド状態で数時間ほど使っても剥がれないまでに貼り付けられた。
あとは熱で剥がれる可能性を心配するくらいだろうか。
重量、総重量は?
ハードケース+Majextandを装着した1290gのMacBook Airは総重量1646gとなった。
筐体の側面を含め保護、スタンドが追加され、動画視聴しやすくなり、iPad mini 6の出番を減らせたことを思えば356gの増量は軽く思えた。
MacBookで視聴していた動画をiPad mini 6に切り替える手間や、ブラウザ拡張機能といった管理も1つに集約できるので管理コストを圧縮できることは間違いない。
角度の話。
次に最終的な角度を見てみよう。
購入したハードケースは最大角度までディスプレイを広げられるタイプにしたこともあり、上図のようにディスプレイを直角に近い状態で保てるようになった。
これはMajextandを少し手前に貼り付けたことも大きい。
その代償として、最小角度でもキーボード入力時は手首が剃ってしまうため、Majextandの貼り付け位置を細かく指定できるよう逆方向に取り付けようかとも検討中。
上図の角度にしたことでMOFTのPUレザーで蓄えがちだった熱も拡散され、思惑通り筐体が涼しくなった。
ここまでは想定通り。
続いて、肝心の動画視聴を試した。
動画視聴はできたか
最大角度での動画視聴は快適だった。
他の動画を選択したり、少し前に戻るといった軽作業はタッチパッドから行えるのでタッチ非対応はデメリットに感じない。
動画サービスによっては数字キーで任意の時間へ移動するといったショーカットも使えるほか、ウィンドウの位置変更や音量調整、動画視聴モードといった好きな構成には自動化アプリでショートカットを設定することにした。
例として・・・
- キー入力「;you」 でYouTube全画面表示
- キー入力「;bg」 でブログ執筆モード(Windows配置換え)+BGM再生etc
上記の例を書き出したらキリがないため割愛するとして、これらは慣れてしまえばATMやコンビニプリント機のような感じで操作できるだろう。
スタンド最大角度で使用する際はJR切符販売機に近い操作感かもしれない。
これ1台で10時間以上の動画視聴やブログを書いたりRAWデータ加工や本格的な動画編集まで行えるのだから1646gは軽いくらいだろう。
12.9インチiPad Pro(第5世代)用Magic Keyboardとの違い。
12.9インチiPad Proの重量が約641gで公式キーボード「12.9インチiPad Pro用Magic Keyboard」は約700g(非公表値)を加えると合計1341gとなる。
これはM1 MacBook Airの重量1290gよりも重く、肝心のキーボードは5段と1段少なくタッチパッドも制限された状態のため本腰を入れた入力作業ができない点も注意したい。
しかし、今回の13.3インチiPadを目指して追加したアクセサリーにより総重量は1646gとなった。
もちろん12.9インチiPad Proの剥き出しの側面を保護するためにケースなどを追加すれば変わらない重量になるかもしれないが、それを考慮しない場合の重量1341gと比較すると約300g重いことになった。
ただ前述の自動化をはじめ何でもできるのがMacBookの強いところ。
さらに同じM1チップなので10時間以上は動画視聴も楽しめてしまうということからiPadで行う多くの作業は十分に機能できるように思えた。
イラストやメモ書きをしたくなったらiPad mini 6で済ませてしまうので、今のところ13.3インチiPad化で満足できそうだ。
あとは準備編の記事に書いたように何を重視するか、何へ時間を費やすかで評価が変わる。
まとめ、感想。
ARMベースのM1チップはモバイルOSのアプリケーションと相性が良く、今後はmacOSのウィジェットとして天気アプリやレシピアプリが使えるようになる可能性さえある。
とくにiPad端末で動作困難なAndroidアプリを起動できるのもデスクトップOS「macOS」の強みだろう。
これがIntelチップ+Windows OSでエミュレータを立ち上げようものなら発熱・消費電力・ファンが盛り上がってしまうところだが、M1 MacBook Airはファンレスで静音、最大消費電力や発熱も少ない。
Notebookcheckの動作テスト(URL)によればM1 MacBook Air (Late 2020)の消費電力はピーク時で31W、すぐに通常の22〜25Wに戻るという。
はるか昔にSOTECのデスクトップPCで消費電力400W前後をかけてWindows 98とADSLを駆使して表示の遅いブラウザを見つめていた時代が懐かしい。
今回、M1 MacBook Airにハードケースとクイックスタンドを装着することでランクアップできた。
個人的にはMacBookを母艦にAdobeのデスクトップOS向けアプリ等でApple Pencil(iPad mini 6連携時)が身近になったこと、動画視聴中に端末を切り替える手間が減ったところが快適になったと思う。
次回よりMacBookでAndroidアプリを動かすという記事へ入る。
当然ながらAndroidアプリもマウスカーソルによる自動タップが行えるため・・・そんなことを目指した話をレポートしたい。
→今回レビューしたMacBookスタンドの詳細はAmazon販売ページへ
続き→Coming Soon.
前回→13.3インチiPadとして「M1 MacBook Air」は使えるか(準備編)