13.3インチiPadとして「M1 MacBook Air」は使えるか(準備編)
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最終更新日:2022/07/19
Apple MacBook, MacBook Air, 製品レビュー
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最近のiPadはノートパソコンに見える時がある。
それは過去に何度もタブレットをノートパソコンとして使おうと模索してきた自分からすれば喜ばしいはずだ。
しかし、モバイルチップ「M1」を搭載したMacBook Airに触れたところモバイルノートとして高みを極めつつあり、それどころか次のような点からタブレットとしても使える可能性を感じた。
- iPadと変わらない長時間バッテリー
- 相性の良いMagic KeyboardとTrackPadを標準搭載
- 自由なデスクトップOS「macOS」をプリインストール
Intelチップを積んだWindowsノートパソコンの製品ページで「9時間バッテリー」とあっても実際は3〜4時間しか持たないなんて当たり前だったが、M1 MacBook AirはiPadと変わらないバッテリー駆動時間をファンレスで実現している。
ちなみにM1搭載の12.9インチiPad Pro(第5世代)とM1 MacBook Airのバッテリー状況は次のようになっていた。
- 12.9インチiPad Pro(第5世代)のバッテリー(Apple Specへ)
→40.88Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵
→Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間
→携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間 - M1 MacBook Air(2020)のバッテリー(Apple Specへ)
→49.9Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
→最大18時間のApple TVアプリのムービー再生
→最大15時間のワイヤレスインターネット
さらにiPad用のキーボードなどを別途購入するよりもMacBook Airに機動力と携帯性を追加したほうが荷物はシンプルで総重量も軽いのではないか、そう思えた。
それを実現するための下準備として一昨日、ハードケースを購入した。
そして今度はスタンドを注文しようと思う。
13.3インチiPadの夢は見れるか。
昨日レビュー記事を公開したハードケースを装着してから、以前よりM1 MacBook Airを「雑に扱える」ようになったと思う。
12.9インチiPad Proのようにとまではいかないが、MacBookが傷つかないようノートパソコンとして丁寧に扱うのではなくタブレットに近い耐久性を備えられたはずだ。
M1 MacBook AirにはファンやHDDといった繊細なパーツがないのでハードケース採用により、ディスプレイのヒンジ部分に気を配ればよい程度になった。
ただハードケースだけでは機動力が足りない。
設置場所の大きさは12.9インチiPad Proでタブレットスタンドを使ったときよりもMacBookの方が遥かに広く、そこが大きなマイナスポイントとなっている。
これを解決するには「ノートパソコンスタンド」を導入するしかない。
しかも、次のようなポイントを押さえる必要がある。
- 機動力
- 携帯性・コンパクトさ
- 設置のしやすさ
MOFTのケースは2つほど所有しているがPUレザーで厚みがあるほか、スタンド時は設置面が平らになる仕様で接する面積が広い。そのためキッチン等の水場では使用できず、タブレットのような気軽さはない。
そうして「Majextand」(Amazonへ)が良いという結論に至る。
この製品はレビューが多い。
そのため、よくも悪くも枯れていて貼り付けミスから取り外しの失敗例まで豊富、強みも弱みも出し尽くされている製品だ。
それでも、次の特徴はMacBook AirのiPad化に合っている。
- 超薄型・インナーケースにも入る
- キーボード入力がしずらいほどまで角度をつけられる
- 接する面積が少ない
- 出し入れが素早く行える
- ファンレスには嬉しい底面を塞がない仕様
取り外しの際にMacBookが傷ついたという報告もあることから先にハードケースを購入した。
このハードケース導入で失敗していたら今回の記事はお蔵入りとなっていたが、昨日のレビュー記事に書いたとおり満足できる製品だった。
Amazonレビューでは「Majextand」本体や同梱のゴム足を貼ると跡が残るらしいが、これもハードケースで保護できるため「Majextand」を使うには必須のアイテムだと思っている。
ちなみにスキンシールは「Majextand」の貼り直しや取り外しの際に道連れとしてスキンシールもろとも剥がれるらしいのでハードケースにしたという事情もある。
13.3インチiPadで何をするか
最も重要な「使い道」については多くのiPadユーザーが楽しんでいる動画サービスやブラウジング、iOS/iPadOSアプリをMacBookで行うといったことになる。
今はiPad mini 6で実行している作業の多くをMacBook Airだけで行えるようになれば13.3インチiPadとして機能していると判断してよいと思う。
もちろん次の用途であれば「iPad」を使う方が合うだろう。
- 絵を描くことが仕事などでApple Pencilが必須
- iPadOSでしか動作しない環境がある
- キーボードやマウスのショートカットには慣れない
iPadにおけるMagicKeyboardやTrackPadの立ち位置は「タブレットがメイン」で「少しだけノートパソコン」として使うといったイメージ。
今回の13.3インチiPad化は「ノートパソコンがメイン」で「マウス操作のタブレットを楽しむ」ということになる。
そのため、どちらでの作業に時間を費やしているか若しくは優先度の高い作業を行う端末で選ぶことになるだろう。
私はブログや動画編集をメインに、動画視聴やアプリも少し楽しみたいということで13.3インチiPad化を試みている。
本日7月18日には届くようなので、開封や実際に使った感想などを追ってレポートしたい。
→今回注文したスタンドの詳細はAmazon販売ページへ
続き→MacBookのiPad化はできたか、Majextand購入レビュー
前回→M1 MacBook Air向けハードケース購入レビュー