iPhone15とPixel7aの2倍望遠でカメラ比較。

公開日: : Apple , , ,

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

iPhone15とPixel7aの続き。

どちらも「光学2倍望遠」という擬似的な望遠撮影機能を搭載しているため、何度も撮影しては比較していた。

せっかくなので1倍と2倍で見え方が変わる様子、iPhone15とPixel7aを並べて1倍同士、最後に2機種の2倍望遠を並べて違いをチェックしていきたい。

iPhone15とPixel7aの2倍望遠を比較。

はじめに前回の記事で重要なポイントをおさらいしておく。

  • Pixel 7aは標準カメラでRAW撮影に対応。
    iPhone15はサードパーティーカメラ頼りなので使えなくなる可能性あり
  • Googleフォト特典はPixelシリーズのみ、消しゴムマジックなど高度編集は無料のGoogle Snapseedでも利用可
  • どちらも純粋な望遠レンズは非搭載。
  • どちらもピクセルビニング対応、擬似望遠=光学2倍に対応

このような状況になっており、Pixelシリーズ上位モデルへの期待もあってPixel 8 Proの購入を検討していた。

しかし、手元に届いたiPhone 15を使ってみたらピクセルビニング対応していてPixel 7aと遜色ない撮影ができるではないか。

目の前の霧を払うべく、それぞれの出力データを見ていくことにした。

以下、どちらもメーカー標準カメラアプリで撮影。

2倍望遠の違いをチェック。

ここからは2機種の1倍と2倍の違いを見ていきたい。

1枚目はPixel 7a。下図左から1倍→2倍望遠となっている。

1倍(左)を見ると自動車の前輪が大きく強調され、後ろの窓部分が縮まっている。

2倍望遠(右)では(おおげさに言えば)圧縮効果により1倍の時で強調されていた拡大・縮小の差が小さくなっている。もともと広角レンズなので標準レンズになったという表現でも良いが、Appleが2倍望遠といっているので従っておく。

2枚目はiPhone15。同じく左から1倍→2倍望遠となっている。

撮影角度が変わってしまっていて見えにくいかもしれないがPixel 7aと同じような圧縮効果を確認できる。

2機種とも2倍以上の3〜8倍ズームにしてもデジタルズームとなり、圧縮効果は得られなかった。

ここでお気づきの方もいるかもしれないが、iPhone 15のほうが明るい映像になっている。

2機種のカメラスペックを比較する。

iPhone15の明るさはAppleの加工だろうと思っていた。しかし、2機種の製品仕様を見比べたところ、次のような違いがあった。

  • Pixel7a(Googleへ)
    →画素数:64MP Quad PD Quad Bayer 広角
    →イメージ センサーサイズ:1/1.73
    →絞り値:ƒ/1.89
  • iPhone 15(Appleへ)
    →48MPメイン:26mm
    →イメージ センサーサイズ:1/1.5インチ
    →絞り値:ƒ/1.6

画素数は多ければ良いというわけではないが4つを1つにして光量を集めるピクセルビニング技術という点から見れば画素数は明るさと解像度の高さを意味する。

そういう点でPixe 7aの64MPは強い。

次にイメージセンサー。この数字が大きいほど画質の底上げができる。この部品が大きいのはPixel 7a、2倍近い値段がするiPhone 15が安い部品を使っているというのは実にAppleらしいなと思う。

最後にF値(絞り)。数値が小さいほど絞りが開放されて光を多く取り込めるのでiPhone 15が良いという話になる。シャッター速度が早くなり、手ブレを抑制できるのも良い。

それでは2機種の2倍望遠で明るさなどを見ていく。

上図は左からiPhone 15、Pixel 7aの順になっている。

使用しているカメラレンズの部品代金はPixel 7aの方が高そうだが、安く抑えたiPhone 15がF値で追い上げて明るい。そんな印象を受けた。

やはりiPhone 15の色味は気になってしまうが、この程度なら後からの編集で対処できそうだ。

今回の比較で出力データに違いがあることに気付いた。

Pixel 7a(64MP)は1倍・2倍望遠ともに16MP撮影だったのに対し、iPhone15(48MP)は1倍=24MP、2倍望遠=12MPだったこと。

ピクセルビニングは「4つを1つにして明るく」という技術。おかしい。

そこで暗所撮影をしたところナイトモードに切り替わり、1倍=12MPとなった。必要に応じてピクセルビニングを使い分けているのだろう。

結論・まとめ

最初に各機種における1倍と2倍を比較し、次に2機種の2倍望遠を並べて比較してきた。

iPhoneは動画に強いスマートフォンという認識は改めなければならない。

iPhone 15からは無印モデルも静止画撮影に強くなった。

JPEG加工の色味に不満があるときはサードパーティ製カメラアプリを持ち出してRAW撮影する手間はある。しかも2倍望遠は使えなかった。

そういう意味でPixel 7aは2倍望遠でも標準カメラアプリによるRAW撮影できている。そこへ値段を考慮すれば人気ランキング首位を守る王者たる所以も頷ける。

やはりPixel 7aはカメラにおいて突出した性能を見せているようだ。

もうしばらくモバイルルーターを兼ねてコンデジとして活躍してもらうことになりそうだ。

前回→iPhone 15のピクセルビニングがPixel 7a並に優秀だった件

よく一緒に閲覧される記事

iPad mini 6が特価9%OFFに、アマゾンでApple特集セール実施中(過去セールと見比べ)

アマゾンジャパンが毎日開催しているタイムセールにお

まもなく新型iPadとApple Pencilなど発表へ、Appleイベント「Let Loose」開催発表・登場予定リスト

米アップルは日本時間2024年4月24日、オンライン限定イベン

iPhone 16から物理ボタン廃止か、タッチ式モジュール発注とも

Appleのスマートフォンに使われると見られる静電容量ボタンのパッケ

→もっと見る

PAGE TOP ↑