歴代MacBookのバッテリー充電回数が最大300〜1000回まで幅があった話。交換料金とApple Careの比較
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Apple MacBook, MacBook Air, 製品レビュー
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手持ちのM1 MacBook AirはデスクトップOSを動作させる端末として過去最高に使いやすい。
それは次のような理由があるように思う。
- 基本的にスリープ運用(Windowsの頻繁な再起動がない)
- 消費電力が少ない
- バッテリー駆動でもパワフルな動作
- ファンレス
- 内蔵キーボードとトラックパッドが恐ろしく使いやすい
- シンプルなUSB-Cx2のみ(MagSafeやLighnintなど余計な端子なしやアダプタなし)
iPadとMacBookを1つにすべくワコム内蔵FMVを購入したが、やはり両方を味わおうとすれば全体的に使いにくくなるものなんだなと実感している。
そんなM1 MacBook Airも気付けばバッテリー最大容量が85%まで減っていた。
そこでバッテリー交換の費用、Apple Care+に入った方が良かったのかといったことを記録していく。
歴代MacBookのバッテリーを知る。
Appleが販売してきた歴代のMacBookが搭載するバッテリーについて調べると興味深いページを見つけた。
そこではバッテリーの充放電回数を伝えている。
大きく分けて最大300回、最大500回、最大1000回にわかれているというのだ。
MacBookのエントリーモデル的な位置付けでもあるMacBook Air所有者としてヒヤリとする内容だ。
歴代MacBookの最大充電回数を知ろう。
最近のポータブル電源は最大充電回数が3000回という数字をよく見かける。そのため、最新モデルでも最大1000回というのには少し驚いた。
最大300回充電のMacBook端末
はじめに最大300回という厳しいバッテリーを積んでいる機種は以下のとおり。
- MacBook (Mid 2009)
- MacBook (Early 2009)
- MacBook (Late 2008)
- MacBook (Early 2008)
- MacBook (Late 2007)
- MacBook (Mid 2007)
- MacBook (Late 2006)
- MacBook (13-inch)
- MacBook Pro (15-inch, Early 2008)
- MacBook Pro (15-inch, 2.4/2.2 GHz)
- MacBook Pro (15-inch, Core 2 Duo)
- MacBook Pro (15-inch Glossy)
- MacBook Pro (15-inch)
- MacBook Pro (17-inch, Late 2008)
- MacBook Pro (17-inch, Early 2008)
- MacBook Pro (17-inch, 2.4 GHz)
- MacBook Pro (17-inch Core 2 Duo)
- MacBook Pro (17-inch)
- MacBook Air (Late 2008)
- MacBook Air
主に2009年以前のモデルが300回となっているようだ。調べてみると古き機種をフリマで入手してAliExpressでバッテリーを購入、バッテリーを復活させている強者もいた。
しかし、そもそもの処理性能が低いのでDebianやUbuntuを入れるなら中古WindowsノートPCのほうが良いだろう。
いずれにしてもM1 MacBook Airが入ってなくて安心した。
最大500回充電のMacBook端末
今度は数が少ない。運悪く500回となってしまったMacBookたちを見ていきたい。
- MacBook (13-inch Aluminum, Late 2008)
- MacBook Pro (15-inch Late 2008)
- MacBook Air (Mid 2009)
たった3機種。これは不運だと思う。
最大1000回充電のMacBook端末
そして最後を飾るのは最新機種までが揃う最大1000回のMacBookたち。
- MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
- MacBook (13-inch, Mid 2010)
- MacBook (13-inch, Late 2009)
- MacBook Pro (14-inch, Nov 2023)
- MacBook Pro (16-inch, Nov 2023)
- MacBook Pro (14インチ, 2023)
- MacBook Pro (16-inch, 2023)
- MacBook Pro (13-inch, M2, 2022)
- MacBook Pro (14インチ, 2021)
- MacBook Pro (16インチ, 2021)
- MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)
- MacBook Pro (13インチ, 2020, Thunderbolt 3ポート x 2)
- MacBook Pro (13インチ, 2020, Thunderbolt 3ポート x 4)
- MacBook Pro (16-inch, 2019)
- MacBook Pro (15-inch, 2019)
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2018)
- MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (15インチ, 2016)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2013)
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)
- MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
- MacBook Pro (13-inch, Late 2011)
- MacBook Pro (13-inch, Early 2011)
- MacBook Pro (13-inch, Mid 2010)
- MacBook Pro (13-inch, Mid 2009)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)
- MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013)
- MacBook Pro (Retina, Mid 2012)
- MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
- MacBook Pro (15-inch, Late 2011)
- MacBook Pro (15-inch, Early 2011)
- MacBook Pro (15-inch, Mid 2010)
- MacBook Pro (15-inch, 2.53GHz, Mid 2009)
- MacBook Pro (15-inch Mid 2009)
- MacBook Pro (17-inch, Late 2011)
- MacBook Pro (17-inch, Early 2011)
- MacBook Pro (17-inch, Mid 2010)
- MacBook Pro (17-inch, Mid 2009)
- MacBook Pro (17-inch, Early 2009)
- MacBook Air (13-inch, M3, 2024)
- MacBook Air (15-inch, M3, 2024)
- MacBook Air (15-inch, M2, 2023)
- MacBook Air (M2, 2022)
- MacBook Air (M1, 2020)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2019)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
- MacBook Air (13-inch, 2017)
- MacBook Air (11-inch, Early 2015)
- MacBook Air (11-inch, Early 2014)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2013)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2012)
- MacBook Air (11-inch, Mid 2011)
- MacBook Air (11-inch, Late 2010)
- MacBook Air (13-inch, Early 2015)
- MacBook Air (13-inch, Early 2014)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2013)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2012)
- MacBook Air (13-inch, Mid 2011)
- MacBook Air (13-inch, Late 2010)
上記リストを見る限り2009年ごろから最大1000回へと変わったようだ。最大300回の終わりも2009年だから、最大500回の3機種は過渡期に生まれてしまったのだろう。
M1 Airも最大1000回となっていて安心した。
さて、手持ちの端末でシステム情報からバッテリー状態をみると次のようになっていた。
- 充放電回数:163回
- 状態:正常
- 最大容量:85%
最大1000回と知って浮かれていたが、まだ163回なのに最大容量85%とは? やはり購入当初にフル充電のまま使用していたことが影響しているのだろうか。
スマートフォンのバッテリーは80%を下回ると交換のサインとも言われている。
それとも最大1000回というのは「本当の電池が終わる回数」という意味なのかもしれない。その詳細はAppleサポートページ「Mac ノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる」に詳しく書かれていた。
とりあえずApple推奨の設定「バッテリー充電の最適化」が有効になっていることを確認した。
M1 MacBook Airのバッテリー交換代金は?
まだ最大容量85%と微妙に元気なバッテリーだが、交換は可能なのだろうか。いくらかかるのか。
さっそくMacの修理サービスページ(Appleへ)に駆け込んで見積もりを出した。
- M1 Airのバッテリー交換:可能
- 見積額:24000円
この金額がわかると、今度は期間内であればバッテリー交換が無料というApple Careに加入していたら安く済んだのかもチェックしたい。
Apple Careの料金をチェック
Apple Careの料金ページ(Appleへ)をみると、残念ながら2024/03/26時点ではM2 Airからしか表示されておらず、金額は3年間27,800円(1年更新なら9,800円)という結果に。
ほぼ同額と見ていいだろう。
Apple Careの場合はディスプレイ破損なども対応してくれる。そう考えると最終的にバッテリー交換して売却するか、それ以前に壊れたら無償修理してもらうというこを視野に契約するのはアリだと思った。
これまでApple製品を何度も購入してきたが、実はApple Careに加入したことはない。M1 Airほど類い稀なラップトップに巡り合うとは思わなかったのだ。
欧州の命令により自己修理しやすい環境が整いつつあり、バッテリー交換が安くなる可能性もある。
保証の切れた製品や中古の修理は受けられるのか
中古や海外の購入品についてはサポートを受けられるような記述が見受けられるが、ここら辺まで来ると通常のMacBookではないので現物を見てからという判断らしい。
そして保証切れMacBookのバッテリー交換については次のように記載されていた。
Mac ノートブックについては、部品の在庫次第では、その製品が販売店に最後に供給された日から最長 10 年間まで、バッテリーのみの修理を受けられる期間が延長される場合があります。
引用:Apple
M1 Airは2020年リリースなので最長10年なら2030年までバッテリー交換を受けられる。その頃も24000円なのかはわからない。それ以上ならAliExpressで8000円程度のバッテリーを入手するか、街の修理屋に頼んだ方が安いかもしれない。
あれ、そうなると2024年の10年前・・・2014年のMacBookならバッテリーを交換してもらえるのか。
いや、まぁ。でもIntel版はちょっと、厳しいや。