やはりQOLは向上、SwitchBot スマートロックで変わった3つのこと

公開日: : 周辺機器 ,

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帰宅時の照明と防犯、ルーティンの自動化で困ったことはないだろうか。

「SwitchBot スマートロック」はアプリから鍵の開閉が行えるので「少し離れた場所から解錠」することで次のようなことができる。

  • (セキュリティ)ドアへ向けた屋内カメラが鮮明に撮影できるよう照明を最大に
  • (家族がいる演出1)テレビやラジオ等の電源を入れて誰かが活動している風を装う
  • (家族がいる演出2)事前に鍵を開けておくのでドアを開けて「ただいま」と言う

留守番が多い子どもや女性の一人暮らしなどでは特に有効ではないだろうか。鍵をバッグから取り出している間にエレベーターへ一緒に乗り込んできた相手が近寄ってきて・・・なんてことも鍵を事前に開けておくことで回避率を高められるはずだ。

そういった防犯面、さらに照明の点灯という利便性、何より明るい部屋へ帰り一部の家電を自動化して気分が良いといったQOLの向上を「SwitchBot スマートロック」で実現できた。

ほかにも具体的に次のようなメリット———生活が変わったことが3つある。

  1. 鍵を出さなくて良い
    →自動車を降りる前の心地よい気温の中で事前解錠→それをトリガーに自動化が良い
    →玄関前で立ち止まってゴソゴソしなくてよい。
  2. 【重要】暗証番号による囮で防犯カメラの時間稼ぎができるように
  3. SwitchBot製品の連動で帰宅前 or 帰宅時の自動化が可能に

「1」はアプリだけでなくNFCカードや指紋、暗証番号という選択肢があるのも良い。「2」はSNSで話題となった「意味なく暗証番号を押す不審者」の対策になる。そして自動化。

そんな内容をレポートしたい。

SwitchBot スマートロックで変わったこと

長らく空き家だった築古の戸建てに建て付けられた玄関ドアは当然ながらディンプルキーなどではない。

つまりピッキングに慣れた人物であれば解錠は容易い。もちろんSwitchBotスマートロックをつけても鍵自体は変わらないのでピッキング対象となってしまう。

だが、次のようなドア2つがあればどちらに進入しようと思うだろうか。

  • 古い鍵(ディスクシリンダーキー)の家
  • 古い鍵だけどスマートロックを採用している家

最近の犯罪者は高齢者の家を狙うらしい。それは遭遇しても物理的に制圧できることや金銭的に苦しい子育て世代よりもバブリーでタンス貯金も多いという高齢世帯を狙った方がコスパが良いといった複数の理由が挙げられる。

SwitchBotのスマートロックを備えた家は金銭的に余裕があるように見えるだろうか? それ以上にカメラシステム採用の可能性があり、防犯意識が高いと考えるのではいだろうか。

警戒している古い家と、何も装備がない古い家。どちらを狙うか。

私の移住先の住居は古く、ともすれば高齢世帯に映るかもしれない。

しかし、SwitchBotスマートロックをはじめ防犯カメラなどがあれば「面倒」に映ると思う。

もちろんディンプルキーはAmazonで購入(Amazon検索結果へ)して自分で取り付ければ業者に支払う3万円程度の工賃はかからないし、SwitchBotスマートロックの安全性も飛躍的に向上する。

SwitchBotの場合は、他の製品と連動する「オートメーション」「シーン」といった機能により鍵をトリガーに家電を自動化することができる。これが強力だと思う。

SwitchBotスマートロックで選択肢と防犯面を強化する

実際に「指紋認証パッド」のほうを下図のような感じで取り付けた。

この「指紋認証パッド」という名称の製品は次の方法で鍵の開閉が行える。

  1. アプリによる開閉
  2. 付属のNFCカードによる開閉
  3. 事前登録した指紋による開閉
  4. 暗証番号による開閉

ここへ当然ながら「従来の鍵による開閉」が加わる。

先日SNSで話題となった暗証番号を押しにくる男の話がある。大抵は4桁ということで何度も挑めばいつか開くという考えなのかもしれない。また家の住人と面識のある人物であれば誕生日や車のナンバーなど暗証番号になりそうな目安をつけて入力してくるかもしれない。

そんなことも想定されるので私は「SwitchBotスマートロックの暗証番号をOFF」にした。

これは敢えて、そうしている。

つまり侵入者はいくら暗証番号を入力しても解錠することはできない。だって、そもそも暗証番号なんて設定していないのだから。

その間に防犯カメラとSwitchBotスマートロックの通知で玄関に誰かいることが通知されるので防犯カメラアプリの「サイレン」を鳴らしたり「110番」すれば良い。ちなみにセキュリティ会社の人に聞いたところ進入アラームが鳴ってから15分後に出動するらしい。その理由は「犯人と対峙すると警備人が危ないから」とのこと。どの会社も同じなのかは知らないが、犯人が立ち去ってから来てくれるという。

それでもSwitchBotスマートロックを無視して玄関ドアの鍵を開けにかかる場合も想定される。その場合は鍵の種類によって次のような時間がかかるらしい。

  • 古い鍵(ディスクシリンダーキー)は1つあたり3分ほど
  • ディンプルキーは10分ほど

それぞれ2つ鍵をしていても6分または10分となる。ただ侵入に10分もかける犯罪者は少ないらしく窓を破るなどより短時間で侵入できる手段を選ぶらしい。

それでは古い鍵であればSwitchBotスマートロックは意味をなさないのか? というと、そうではない。

SwitchBotスマートロックを装着した時点で「鍵の開閉で通知が届く」ようになるのだ。

これが重要。

つまり、外出中に鍵を破られてしまったとしても「鍵の解錠をトリガーに次のことを自動化」させるようにすれば侵入者に心理的な圧迫を与えることができる。

  • 家中の明かりをつける
  • SwitchBot屋内カメラの録画開始
  • SwitchBotロボット掃除機で掃除を開始するなど家に人がいる演出をする

SwitchBotの屋内カメラは動体検出機能を備えているので特に設定をする必要はなく、単純に玄関ドアが映るように設置しておけば良い。録画された動画を視聴する方法は公式ヘルプに手順が紹介(SwitchBotヘルプへ)されている。

これに「SwitchBot 人感センサー」(レビュー35,615件の詳細はAmazonへ)を併用すれば鍵を開けられる前の対応も可能になる。

たとえば玄関付近に立った時点で家の明かりが付き、火災の危険がないON/OFFスイッチで動作する家電を起動するようにすれば、よっぽどの狂人でもない限りリスクは減らしたいので侵入を避けるはずだ。

ただ宅配を装って事前に何度もテストを繰り返されると弱い。

それについては先ほどの「鍵の開錠をトリガーにした自動化」による2段仕込みが望ましい。音声で「はーい、今行きまーす」などと男性ボイスを流すのも良いかもしれない。

◆防犯用の具体的な設定方法

ここでは具体的な「もしも外出中に鍵を開けられたら」というケースを想定して防犯設定を行っていきたい。

  1. SwitchBotアプリで開いたらタブ「オートメーション」を選択
  2. 右上にあるアイコン「+」を選択
  3. 項目「いつ」でデバイス→ロック→解錠を選択
  4. 設定画面にある「詳細オプション」を選択
  5. 新たに現れる項目「かつ」にて任意のSwitchBotライト(リビングや個室など)が明るさ1%(不在の時にのみ使用)の時
  6. 項目「実行」にてライトONやロボット掃除機の清掃開始などを選択

上記の設定でキモとなるのは「5」と「6」。

外出中の有無を判断するトリガーとして「5」を機能させている。外出中はSwitchBotのライトいずれかを最小(明るさ1%)で点灯。LEDなので消費電力は微々たるものだ。本来であれば家人の位置情報をトリガーにできる機能「ジオフェンス」が良いのだが、まだベータ版(動作詳細はSwitchBotヘルプ)で動作が安定しないときがある。

そのため現実的な対策として明るさ1%である「5」を設定した。

次に「6」は家へ不法侵入した時点で家電が動いているといった音を聞けば立ち去る可能性が高まると思っている。仮に家に人がいて叫ばれたりすることを考えると犯罪者はリスク回避の行動にでるのではないかと期待して設定した。

ちなみに「SwitchBot屋内カメラ」や「人感センサー」は個別の動体検知で録画や指定アクションを開始するので正しい場所へ設置すれば勝手に動いてくれる。

SwitchBotスマートロックで便利な暮らしを、自動化しよう。

ここまでは防犯面をメインに取り上げてきた。

しかし、SwitchBotスマートロックはそんな暗い話ばかりではない。自動化による明るい話もある。

私の移住先である限界別荘地は「暗闇」が身近だ。都会にいても玄関前の廊下にある共有ライトが切れて思わぬ暗闇が姿を現すこともあるだろう。

そんな状態で鍵を開けると人感センサー搭載の玄関ライトでも装備していない限り家の中は暗闇に包まれている。もっと言えばリビングや自室へ向かう廊下も暗く静かなままということが多い。そんな家に帰ると気分も明るくはならない。

そこで先ほどの「鍵の解錠をトリガーにした自動化」で次のようなことができる。

  1. 家の照明をON
  2. 電源ボタンで動く家電をON(物理ボタン式)
  3. コンセントの抜き差しで動く家電をON(コンセント式)

まずシンプルで当たり前のようみ映っているであろう「1」について触れていく。

下図を見ていただきたい。

これは「鍵を開けたら」という動作に対して「SwitchBotスマートライト」に与えられる動作設定。明るさを最大にしたり、白色をはじめ無数のカラーを指定可能。パーティーなピーポーであれば動態効果(上図左下)を選ぶのも良いかもしれない。

私は以前レビューしたとおり2つセットを購入(レビュー5,508件の詳細はAmazonへ)して別々の部屋に設置している。それぞれ個別にカスタマイズできるので次のように設定した。

  • 鍵の解錠時:「電球色」(温かみのある色 / 2700〜3000K)で明るさ50%
  • 屋内の人感センサー:「昼白色」(自然な光の色:5000K)で明るさ最大

鍵を開けた時は帰宅時の心を癒すようにオレンジ色の家庭的な「電球色」にしている。独り身だから寂しいとかいうのではない。決して! ————次に屋内で自動的にライトをつけるときは活動しやすい「昼白色」にしている。

次に「2」の物理ボタンで動作する家電。

私の場合は帰宅後のコーヒーは欠かせないのでコーヒーメーカーを稼働させる。真夏でも室温17度だったくらいなので冷めたコーヒーは飲みたくないので手洗いうがいや片付けも迅速に行う気になる。———というのも帰宅すると靴下を投げてソファに倒れるようなソッチ側の人間だからだ。

そういった物理ボタンで動く家電をONにする。これについては別途SwitcBot人感センサーのレビューを書く際に触れていきたい。

他にも「3」のSwitchBotスマートプラグによるコンセントの抜き差しで動作できる家電を動かすという手段もある。

いずれにしても自動化は楽しい。

とくにQOL向上を大きく感じるのは「帰宅直前のドア解錠」をした時、LEDライトが最大となり、家電が動いている様子を感じられる。もちろん鍵は開いている玄関前でゴチャゴチャする必要もない。

Amazonレビューでは様々な使い方や使い方が報告されているのでチェックしてみると意外なQOL向上へ繋がるかもしれない。

→SwitchBot スマートロックの最新レビュー7,628件やセール情報はAmazon販売ページ
(スマートロックPRO版はこちらへ)

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