Tensor G3は性能不足か、AI機能の大部分はサーバー処理と指摘

公開日: : Google Nexus

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スマートフォンのカメラ性能と編集技術は恐ろしいスピードで進化し、その中でもiPhoneやGalaxyは最先端と評価されている。

その一方でGoogle Pixelシリーズは斜め上に進み、撮影時に描写されていない映像を操作できるまでになった。

それについてGoogleはオンデバイス生成AI技術としてTensor G3の強みと強調する。

しかし、一部では他のAIサービスと同じくサーバーリソースを使用している可能性が指摘された。

Pixel 8のTensor G3は性能不足か

SamsungのSoCをベースとしたTensor G3は周回遅れと揶揄されることがある。

そんなことは検索サービスを展開するグーグル様が「知らなかった!」ということはなく、それでも採用する理由がオンデイバイス生成AIだ。

これによりPixel 8などは集合写真で撮り直しすることなく各被写体のベストテイクを作成できるようになった。それをGoogleは端末内で完結するオンデバイスアルゴリズムと説明している。

そして、最新のAI機能となる「Magic Editor」は数回タップするだけで被写体の大きさ、位置を変更可能として、さらに動画からバッググラウンドのノイズなど不要な音を除去する「Audio Magic Eraser」も開発した。

しかし、これらの最新AI技術についてGoogleが機能を誇張していると主張する人物が現れた。

Googleのオンデバイス生成AIは本物か

YouTuberのMrwhosetheboss氏は、Google Pixel 8のチップが「Magic Editor」や「Audio Magic Eraser」の全タスクを処理できるほどの処理性能がなく、作業を完結させるためには一度Googleのサーバーに送信していると主張する。

この動画は日本時間2023年10月18日に公開され、すでに176万回の再生数となり、コメントでは技術評論家が語るべきことをレビューしてくれたと高く評価されていた。

同氏は主張の具体例として「Magic Editor」を利用すると、画像処理前に必ずGoogleアカウントに保存されることを挙げた。

このGoogleデータベースに保存されたことに対してサーバー側で映像が生成されたと主張するわけではなく、要素を消したり移動すると長い時間がかかることに違和感を覚えたという。

さらに同氏がAI処理を行った際、オブジェクト識別に苦労することがあり、Magic Editorの規約に違反する可能性があるとしてエラー表示になることがあったと振り返る。

こういった処理の流れからAi作業の大部分はサーバー上、オフデバイスで行われているようだと伝えた。

今回の主張が真実なのかはわからない。

少なくとも一般的な処理性能を示すベンチマーク比較ではAppleチップやQualcommの処理性能が高くなっているのは確かで、それを指標とするならPixelスマートフォンは買わない方が良いと思う。

私に限っては13万円ほどするコンデジを手放す(下記リンク)ほどPixel 7aの明るく撮影できる屋内対応力とJPEG撮って出しの色味(物撮り)などが気に入り、満足できている。

ただAI処理を行うたびにGoogleアカウントへ保存され(自動だとは思うが)映像チェックされているのであればメインアカウント以外で撮影したほうが突然のアカウントBANを避けられるかもしれない。

関連記事→Pixel 7aで高級コンデジを手放した話、理由はピクセルビニング。

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