Pixel7aはモバイルルーターになれたか、Pixel6aに劣る仕様あり
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最終更新日:2023/07/02
Google Nexus Pixel7a, povo, 製品レビュー
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本日(2023/07/01)到着したpovo2.0をPixel7aに差し込んでテザリング、M1 MacBook AirとiPhone 12 miniで問題なく通信できることを確認した。
しかし、前回のスピードテストと同じく通信速度が遅い。
その対策と調査中に知り得たPixel 6aに劣っているハードウェアの仕様について記載していきたい。
Pixel7aはモバイルルーターになれるか
Pixel 7aのテザリングとQRコードでパスワード省略
はじめにテザリングの設定方法はau公式YouTubeチャンネルでタイトル【Google Pixel 7/7 Pro】Wi-Fiテザリングを設定する(au公式)というズバリな動画が公開されている。
それを見れば設定できる。
アクセスポイントの設定を終えたら項目「アクセスポイント名」の横にあるQRコードのアイコンを選択してQRコードを表示。
それをiPhoneとMacbookのカメラに映せばパスワード入力不要でWiFi接続できた。
ちなみにMacBookには標準のQRリーダーが見当たらなかったため無料アプリ「QR journal」(AppStoreへ)をインストール、Scanを選択してQRコードを映せばWiFi接続できた。
通信速度が遅い件
改めてスピードテストを実行、前回よりも遅い下り4Mbps/上り1.2Mbpsと低速になっていた。
これはB42に接続できていないからという次元の話ではない。
B42はKDDI自らダイヤモンドバンドと称するほど限られたエリア、その代わり光回線並みの高速通信ができるエリアであって、今回の低速とは別次元の話。
そこでWiMAX時代を思い出して窓際にPixel7aを持って行く。
そうすると下り38Mbps〜42Mbpsとなり、上りも20Mbps前後となった。
モバイルルーターはマンションなら窓際がよさそうだ。
マンション屋内の中心にいても窓際にいても掴んでいる周波数は「B3」と変わらないことから、同じB3でも遮断状況により3Mbp前後から40Mbps前後まで変わるということがわかった。
そのため、Pixel 7aはモバイルルーターとして電波を掴みやすい窓際に設置して充電することに。
やはり通話もする日本通信SIM(70分0円)を差し込んでいるiPhoneと別にしたのは正解だったようだ。
Pixel 6aに劣る仕様とは
その残念な仕様は2023年5月21日の「テザリングとWifi」というタイトルで投稿されたGoogle Pixel コミュニティの投稿に書かれていた。
はじまりは次のような問題からだった。
- Pixel 7aでテザリングON→WiFiが切断される
- Pixel 6aはテザリングON→WIFI接続が継続
- なぜ?
それに対して有識者がPixel 7aのモデムはDBS(Dual Band Simultaneous)に対応していないと回答。
GoogleはPixel7aのモデム仕様を開示していないがDBS非搭載は間違いなく、それはPixel6aよりも明らかに劣る仕様だという。
この問題はハードウェアの仕様が原因と続ける。
そのため、ソフトウェアアップデートで対処できる問題ではないらしい。
今回はpovo2.0のデータ使い放題を契約している時にテザリングを有効にするため、直接的なダメージはないが少し残念な話だ。
前回→固定回線としての「povo2.0」導入レビュー、Pixel7aでスピードテストほか
Source:Google Pixelコミュニティ