Android Wear 2.0 正式発表、LTE通信や決済/キーボード入力などがスマートウォッチで可能に/対応機種リスト
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スマートウォッチ Android Wear, Android Wear 2.0
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Googleは米国時間2月8日、ウェアラブル端末向けOSの最新バージョン「Android Wear 2.0」を正式に発表しました。LTE通信やAndroid Pay決済、Google Playからのアプリ導入などスマートウォッチ単体で行える機能が増えています。
Google、Android Wear 2.0 正式発表
「Android Wear 2.0」は2016年5月のGoogle I/O 2016で発表され、同年秋にもリリースが予定されていましたが延期、2017年初頭リリースが予測されていました。
今回のアップデートでは多くの目玉機能が追加されていますが、ユーザーインターフェイスも改善されています。従来に比べてカスタマイズの自由度が向上、自宅やオフィス、ジムなど滞在場所に応じたウォッチフェイスの切替も可能となっています。
また、当日のスケジュールやフィットネス状況なども手首の回転を使って確認が可能なほか、ワンタップで誰かと連絡を取ったりUberの車を呼び寄せたるといったことができるようになっています。
スタンドアローンアプリに対応
「Android Wear 2.0」に対応するスマートウォッチは、従来のスマートフォン経由でアプリを導入する必要がなくなり、単体で内蔵されたWi-FiやLTEを使いGoogle Playストアから直接アプリをインストール可能になりました。
これによりスマートフォンへの依存度が少なくなり、使用中のスマートフォンがAndroid OSではなくiOS搭載iPhoneであってもAndroid PayやGoogle Fit、Google Messenger,RuntasticといったAndroid Wear 2.0対応アプリを単体で起動、利用できるようになります。
Google アシスタント
新たに会話型AIのGoogle アシスタントをサポート、スマートウォッチに話しかけるだけで利用可能となりました。スマートフォンと同じように近隣の映画館の上映情報や天気予報、ナビゲーション、飲食店の検索・予約といったことが単体で行えるようになるようです。
スマートフォン向けは日本語をサポートしていますが、スマートウォッチ版は英語とドイツ語をサポートしており今後数週間で他の言語も利用できるとしています。
キーボード表示に対応
スマートウォッチに表示されたメールやメッセンジャーの内容をキーボードを使って直接返信出来るようになりました。ユーザーが指先をなぞるようにしてキーボードを操作するSwiftKey入力や手書き認識を備えます。
さらにメッセージ内容から判断して応答文を表示、ワンタップで返信できる「Smart Reply」機能も搭載。
Android Payによる電子決済をサポート
NFC対応のスマートウォッチ限定ですが、Android Payによる電子決済をサポートしました。NFCが搭載されたディスプレイ面などを決済端末にかざす事で支払が完了します。
アップデート対応機種
「Android Wear 2.0」は次の機種でアップデートが可能となっています。
- ASUS ZenWatch 2
- ASUS ZenWatch 3
- Casio Smart Outdoor Watch
- Casio PRO TREK Smart
- Fossil Q Founder
- Fossil Q Marshal
- Fossil Q Wander
- Huawei Watch
- LG G Watch R
- LG Watch Urbane
- LG Watch Urbane 2nd Edition LTE
- Michael Kors Access Smartwatches (Dylan and Bradshaw)
- Moto 360 2nd Gen
- Moto 360 for Women
- Moto 360 Sport
- New Balance RunIQ
- Nixon Mission
- Polar M600
- Tag Heuer Connected
初代Moto 360など初期のスマートウォッチはサポート対象外となっています。
Android Wear 2.0 アップデート時期はメーカーにより異なるものの今後数週間で提供されるとしています。
Source:Google