1.5万円でRAM4GB『UMIDIGI Power』にてau回線(UQ mobile)を使う方法
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UMIDIGI Powerは格安ながらRAM4GBを搭載したコスパ抜群のスマートフォン、さらにauの対応周波数をサポートしているため、使えるように設定した。
少しマニアックな方法だったので、その方法を記録する。
『UMIDIGI Power』でau回線(UQ mobile)を使う方法
『UMIDIGI Power』は4G通信で広範囲をサポートするBand1に対応している。これは先人がいるだろうとレビューを探したが見つからなかった。
『UMIDIGI Power』で「UQ mobile」という情報は少ないようだ。
とりあえず、UMIDIGI Powerには最初からUQ mobile用のAPN設定が用意されているので、それを使うことにした。パスワードが「dmm」となっているので公式サイトを参考に「uq」へ変更して保存。
それでもモバイル通信が使えることを示すアンテナピクトは圏外のままだった。
次にUMIDIGI製品で「UQ mobile」を調べると幾つかヒット、それらの中から設定項目が似ていて失敗しても深刻な状態にならないであろう方法を5件ほど試したが繋がる様子はない。
さらに調べると「ims」の設定が必要とあった。しかし、既に『UMIDIGI Power』は用意されているため再び解決策を探しはじめる。
「携帯電話情報」にダイヤルする
さらに調べていくと「携帯電話情報」画面で「LTE Only」を選択すればよいという話が出てきた。いくつかのダイヤル先があったが、『UMIDIGI Power』では電話アプリから「*#*#4636#*#*」と入力することで表示できた。
「携帯電話情報」画面にある「有線ネットワークの種類を設定」という項目を選択するとプルダウンで選択肢が表示されるので「LTE Only」を選択した。
その瞬間にアンテナピクトが圏外から正常な状態になった。
ims設定、4GとVoLTE(ボルテ)
色々と調べていくと、「APNタイプ」に<ims>を追加する(上図)と良いという情報もあった。これを適用するとアンテナピクトの表示がVoLTEになり、削除すると4Gになる。
ちなみにAPN設定に用意されていた「IMS」設定を削除したところ、VoLTEではなく4Gに戻ったので2つの設定が必要だった。
プリセットされていたUQ(APNタイプでIMSを追記)とIMSという2つのAPN設定。
ところで4GとVoLTEの違いは何なのだろう。
VoLTE(Voice over Long Term Evolution)はLTEで音声通話をするデータ通信技術の規格名、音声を他のデータと同じようにパケットで扱い通話を快適にするという仕組みで、050通話アプリやスカイプ、LINEなどのIP電話に近いともあった。
どうやら、4Gの進化版が「VoLTE」になるようだ。
それであれば上記の設定では「ims」を追加して「VoLTE」にしたほうが良いのだろう。
無事にVoLTEで接続できるようになった。
1.5万円でRAM4GBというコストパフォーマンスに優れ、さらにノッチでデュアルカメラ搭載のスマートフォン『UMIDIGI Power』はau回線も使えることがわかった。また、幾つかのレビューを見ると同じ対応バンドを持つUMIDIGI製品で音声通話も利用できたと報告されている。
Band1は広範囲で使える周波数の為、それだけで十分だと思うが快適を求めるならば公式サイトに書かれた対応端末を選ぶのが良いだろう。
今回レビューした『UMIDIGI Power』の最新価格は販売ページへ。
続き⇒格安SIMとして本家ドコモの最安プランを調べる、最低維持費やUQモバイルと比較(2019年8月時点)
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