次世代スマホの原型か、Motorola razrのハンズオン動画・レビュー
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ポケベルからPHSを経て、今ではガラケーと呼ばれる折り畳み式の携帯電話が登場し、iOS/Androidを搭載したスマートフォンの時代へ突入、しばらくは大画面化による端末の巨大化を続けていたが、ここで再び折り畳み時代が来るかもしれない。
それはGalaxy FoldやMotorola razrといった折り畳みディスプレイを採用したスマートフォンが原型になる可能性がある。
今回は2月6日にベライゾンより発売される「Motorola razr」のハンズオン動画と気になったところを記録する。
Motorola razrのハンズオン動画・レビュー
Lenovo傘下となったもののMotorolaは尖った製品を世に送り続けている。スマートウォッチ「Moto 360」ではAndroid Wear初のラウンド型を投入したり、スライド式キーボードやスピーカーをスマートフォンに追加できるMoto mods。そして今回の折り畳みディスプレイ採用の『Motorola razr』だ。
同社は過去に同名のスマートフォンをリリースしており、敢えて使っているあたりからも繰り返す時代を意識しているようにも思う。
それでは早速、Motorola razrの動画を見ていこう。1つめは『Motorola razr』を2月6日に発売するベライゾンの紹介動画だ。
上記は2019年11月14日に投稿された動画だが映る製品の完成度は高い。それもそのはず需要が高いということで延期されなければ12月26日に予約開始、1月9日には発売されていたからだ。
この動画では光の加減でディスプレイ全体の凹凸が反射することが気になっていた。
そこでCES 2020で展示された最新の端末をレビューしている動画を探した。
上記の動画で38秒頃に『Motorola razr』を開いた状態で角度を変えるシーンが登場するが、やはり光の反射がまばらで私たちの持っている一枚のガラスみたいにフラットなディスプレイではないように見える。
実際に触っている人たちによると「柔らかいディスプレイ」というニュアンスで表現されている。よく考えたらハリーポッターに出てくる新聞紙も自分に対してフラットで綺麗な映像になるわけがないだろう。そこは脳が補完してくれるのかもしれないが・・・。
折り畳み時には小さな画面で通知やメインカメラの自撮りが行えるのもポイントが高く、これから折り畳みディスプレイ端末が続くのであればガラケー時代にあったサブディスプレイの復活もありそうだ。
日本ではシャープが折り畳める有機ELディスプレイを2019年4月に披露している。現在レビュー中のAQUOS sense3は大人気のヒット製品で堅実な路線のスマートフォンだが、失敗すると大きな痛手になるハード製品でシャープが折り畳みディスプレイで勝負に出るのかも注目したい。
いずれにしても発売延期になるほど需要が高いという『Motorola razr』の売れ行きと製品の完成度が影響しそうだ。