Banggoodから大画面モニターは無事に届くか、AOC C27G1開封レビュー
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
「Banggoodで、大きな液晶モニターを購入しても届くのかな?」
はじまりは読者でもある知人が抱いた疑問からだった。言われてみれば大きくてもノートPCか小型PCのレビューしかしてこなかった。慎重な配送が求められる大画面モニターは無事に届くのだろうか。
その疑問をBanggood担当者に尋ねたところ、今回のレビュー記事へと繋がった。
今回レビューするのはゲーミング仕様のモニターとして人気の「AOC C27G1」で、マニアックなカテゴリーながらアマゾンでは454件もレビューが投稿されている。
なぜ、この製品を選んだかというと、ディスプレイが大画面かつ湾曲していて通常のモニターに比べ配送トラブルが発生しやすいから。
果たして無傷で届くのか、ありのままをお届けしたい。
AOC C27G1開封レビュー
はじめに今回レビューする「AOC C27G1/11」の特徴を簡単に紹介したい。
「AOC C27G1」は画面サイズ23.6インチと27インチ、31.5インチの3モデルで展開されたゲーミングモニターの中間サイズに位置し、次のような特徴がある。
- リフレッシュート144Hz
- 1920×1080
- VAパネル
- 曲面1700R
- 応答速度1ms
- FreeSync Technology搭載(AMDのGPU / APUに対応)
低コストなゲーミングモニターで馴染みあるTNパネルではなく、黒の均一性に優れた映画鑑賞向きとされているVAパネルを採用、高価なIPSパネルにも出せない深い黒色・コントラストが強みとなっている。
ディスプレイは没入感を高める1700Rに湾曲されており、VAパネル最大となるリフレッシュレート144Hzに対応、TNとIPSの中間であるVAパネルを最大限に活かしたゲーミングモニターとなっている。
インターフェイスはD-Sub15ピン×1、HDMI1.4×2、DisplayPort 1.2 ×1、背面のVESA規格は「100mmx100mm」に対応しているため、アームモニターや壁面設置などが可能。
それではBanggoodより発送され、海外の配送業者を経由した「AOC C27G1」の開封レビューを見ていこう。
AOC C27G1、到着。
日本での配送は佐川急便が受け継がれ、受け取りの際に現金払いで2100円が請求された。その内訳は輸入消費税等1000円、立替手数料1000円で請求書の発行者は「株式会社OCS」という江東区の企業だった。
無事に支払いを済ませ、改めて見直すと結構な大きさだ。
上図の右下に置いたiPad miniを見ても分かるとおり、このサイズでも東京まで配達されてきた。あとは無事を祈るばかりだ。
灰色のビニールを開けると中に空気チューブ版プチプチといった梱包材が現れた。配送中にできたと思われる傷により何本かは空気が抜けてしまっている。
微かな不安を抱きながら先へ進む。
厳重に巻かれたビニールテープを取り除くと、「AOC C27G1」のパッケージが現れた。
上図の左下にある角は潰れ、それなりに傷がついている。
さらに中央には凹み傷があった。このことから購入するなら「外箱は無傷じゃいられない」ということを知っておく必要がある。
Banggood側にお願いできるなら、製品パッケージの表面を保護する板を敷くなど対策すると購入者からの問い合わせやトラブルが防止できてサポート費用が抑えられ、安心できるショップとして購入者が増えるのではないかと思った。
外箱は埃をかぶっているようにも見える。これは配送と言うよりも保管状況という気もする。私は低価格でコストパフォーマンス優先の製品であれば外箱は不要だと思っているが、高額な一眼レフカメラと同じ感覚で外箱を気にかける人は注意が必要だ。
外箱を開けると白く肉厚な発泡スチロールが現れた。また、担当者様の配慮か元々のサービスかわからないが変換プラグが添えられている。これはつまり日本のコンセント仕様ではないこと意味する。
発泡スチロールが割れていないため最終防衛戦で勝利したことを確信するが、やはり実物を見なければわからない。モニター本体は上図のような状態で入っていた。
はい、いかがだろうか。
特に傷や割れなどは見当たらず、TNパネルやIPSパネルには深い黒が目の前に広がっていた。今更だが梱包サイズが大きかったため気合を入れて持ち上げたが軽かった。そういえば外箱も軽かったことを忘れていた。
その軽さゆえ、27インチながらディスプレイは扱いやすい。
「AOC C27G1」の付属品は上図のようになっており、アマゾンで販売されている商品に掲載されていたD-subケーブルとHDMIケーブルは入っていなかった。
また、予想通り電源ケーブルは日本仕様ではないため、日本で販売されているモデルとは少し異なる製品なのかもしれない。
手始めにスタンドを組み立てる。土台に支柱を取り付け、予め設置されている上図の中央にあるネジを締めると完成した。付属品に傷や錆はなく良い状態で保管されていたようだ。
スタンドが完成、ここで説明書を見ないで上図の中央にあるネジを緩めてプレートを外そうとしたが、何もせずにディスプレイ本体に差し込むだけでカチッと取り付けられた。
ネジが登場するのは先ほどの土台組み立てだけで、ドライバーなどの工具は一切不要だ。
ディスプレイ背面の中央を見ると、上部に穴が空いており、そこへスタンドの突起を差し込み接着することでインストール完了となる。
ディスプレイの左下には家電量販店で見かけるような製品の特徴を伝えるシールが貼られていた。シールといっても接着面は僅かで跡を残すことなく剥がすことができた。
それにしてもIPSのように反射しない「ブラック」、VAパネルの醍醐味なのだろう。
「AOC C27G1」の初期設定。
手持ちの13インチMacBook Proと接続するにはHDMIポートなどがあるサードパーティ製のドックが必要だった。それを使用したところ映像が表示された。
ディスプレイ部は高さを変更できる可動式で、左右への首振りと上下への角度調整も可能、これらは工具を使うことなく手だけで行えた。
電源ボタンはディスプレイの右下にある4つのボタンで右端にあり、電源を投入するとHDMI1が自動的に検出されMacの画面が表示された。
最も気にしていたドット抜けやディスプレイの傷はなく、本体背面の擦り傷もない。とても綺麗な状態だ。
最初に設定したこと。
特に初回設定は必要なかったが、電源ボタンの隣にある設定ボタンから次の項目を設定した。
最初に「OSD設定」(地球儀アイコン)で言語を「日本語」に設定、これにより全メニューが日本語化される。大抵は問題なく読めるが機械翻訳なのか想像力が必要になる時もある。
次にブルーライトカット機能を「ゲーム設定」→ローブルーライトで設定、予め用意されたシチュエーションとしてインターネットや読書、オフィスなどがあった。
続いては「輝度」のモード設定を「テキスト」へ変更、これは個人的にディスプレイが明るく感じて暗めの「テキスト」が疲れないと思えたので設定した。
最後にMacBook特有の問題かもしれないが、ミラーリング設定時に映像サイズが合わず画面端が表示しきれない状態になった。ディスプレイ設定をMacとモニター側で行ったが改善できなかったので「困ったときの再起動」とMacを再起動したところ正常な状態になった。
「AOC C27G1」の感想・クーポン
AOC C27G1は湾曲したディスプレイと深みのあるVAパネルにより電源OFFでも存在感のある佇まいが素敵なゲーミングモニターだ。幅100cmの机に置くと大迫力。
まだゲームを試していないが、Macでのブラウジングをしたところ27インチの大画面により細かい文字もハッキリと読めて目に優しく、動画をフルスクリーンで視聴すれば「湾曲ディスプレイによる没入感」というものを初めて体験できた。
ここから更にゲーミングPCと接続すれば144HzやGPU支援機能などが発揮され、人気ディスプレイの力を体感できるだろう。
値引きクーポンコード
今回Banggood担当者に何度か頼み込んでクーポンコードを発行してもらったところ、記事投稿時点で39,375円の27型AOC C27G1が、20点限定クーポン「BGJPAOC27」適用により送料・保険込み29,734円で購入できる。
ただ残念なことにアマゾンのマーケットプレイス販売で安く販売している。しかし、付属品が異なることから完全に同じモデルというわけではないようだ。3サイズ共通だが結構なレビュー数があるので参考になる情報は見つかるだろう。
今回のレビューで少なくとも27インチの大画面、かつ湾曲ディスプレイという繊細な製品をBanggoodから配送できることがわかった。まもなく中国の一大イベントとなる11/11セールがBanggoodでも開催されるため、アイテム購入時の参考になれば幸いだ。
→レビュー製品の最新価格とスペック詳細はBanggood「AOC C27G1」販売ページへ