自立してケース付き15.6型モバイルモニター「InnoView PM001-03B」開封レビュー、内蔵スピーカーの感想ほか
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InnoView社の最新モバイルモニター15.6インチ「InnoView PM001-03B」が届いた。このサイズはUSB-Cケーブル1本だけで充電と映像出力ができる最大クラスだと思う。
モバイルモニターとしてケーブル1本で済むというのは大きな強みと言える。
今回の「InnoView PM001-03B」はさらに専用ソフトケースと内蔵スタンド、内蔵スピーカーを備えている。そういった特徴を開封しながらレポートしていきたい。
15.6型「InnoView PM001-03B」開封レビュー
新バージョンとしてAmazon.co.jpに商品登録してから61日ほどしか経過していないこともあり、最初はスペックを確認していく。
- サイズ:15.6インチ
- 解像度:1920×1080
- 光沢:非光沢
- 視野角:178度(IPS)
- HDRモード:あり
- sRGB:80%
- 輝度:最大300ニト
- 映像入力端子:miniHDMI / USB-C
- ブルーライト軽減:あり
- VESA:対応(75x75mm)
- スタンド機能:あり
上記のUSB-Cポートからケーブル1本で電源+映像を転送するためにはPC側がDisplayPort Altモードをサポートしている必要がある。
それに対応していない場合はHDMIケーブルを使った従来通りの方法となり、HDMIケーブルは電源供給できないので別途USB-Cケーブルを使ってモバイルモニター「InnoView PM001-03B」の電源を確保する必要がある。
そのためUSB-Cポートは2つあり、miniHDMIポートが1つという構成に。
「InnoView PM001-03B」を開封する
ここからは実際にパッケージの開封から順番に見ていきたい。
「InnoView PM001-03B」のパッケージは見慣れたiNNOVIEWの化粧箱。サイズ違いで同じデザインとなっているようだ。
蓋を開けると最初に登場するのはソフトケース。
透明ビニールで包まれていて、その上にユーザーガイドと記された取扱説明書が置いてあった。
ユーザーガイドには明るさやコントラストの調整、色温度の設定、ブルーライト設定のほか、マナーモードの切り替え方法、音量の細かな設定などがあり、すべて日本語対応となっている。
上図の右側にあるFAQではモバイルモニター等でよく見かける「信号なし」表示で画面が表示されないといったよくある質問に対する回答が並ぶ。
他には「iPhoneのモニターとして使用する方法」や「縦モードで表示したい」「明るさの調整ができなくなった」といったことが記されていて、サポートへ連絡して返事を待たなくても大抵の「困ったシーン」は書かれている印象を受けた。
接続例というページ(上図)ではパソコンやゲーム機、スマートフォン、タブレット、さらにはラズベリーパイとの接続方法がイラスト付きで掲載。
必要なケーブルの名称と対象となる機器が細かく記されていた。たとえば同じゲーム機という分類でも特殊なNintendo Switchだけは別途USB-Cの出力例として取り上げられている。
化粧箱に戻ってソフトケースを取り出す。そうすると「InnoView PM001-03B」本体が登場。
その下にはUSB-Cケーブルだけが入っていた。Amazonレビューを見ると電源アダプタやHDMIケーブルが入っていないという書き込みを見かけるが、Amazon販売ページの説明で何度か「USB-Cケーブルだけ同梱」といった記載があるので見逃しているのかもしれない。
紛らわしいことにAmazonレビューの最初に表示される書き込みで何故か電源アダプタなどが写っている写真が投稿されていることが誤解の発端だと思う。そのユーザーだけ運良く付属品が入っていたのかは言及されていないので不明。
そんな唯一の付属品であるUSB-C to USB-Cケーブル。
端子部分に小さな穴が2つあってLEDランプでも点灯するのかと思ったが、気のせいだった。
◇「InnoView PM001-03B」本体をチェック。
ここからは「InnoView PM001-03B」本体を見ていく。
背面を見ると下部分が膨らんでいる形状で、小さい自立スタンドが配置されていた。
大抵はモバイルモニターを覆うような大きさのスタンドなので珍しく感じてしまう。
小さいとはいえ金属スタンド。無段階で0度から90度までの角度に対応する。大きなスタンドに比べて動かしやすく、かといって頼りないというわけでもない。思ったより使い勝手が良かった。
そんな小さい自立スタンドにはVESA対応のネジ穴が2つ設けられていた。
一般的に4つのネジ穴が必要となるが「InnoView PM001-03B」本体の重量を考えると2つで十分という判断なのだろう。
インターフェイスを見るとminiHDMIとUSB-Cx2が並んでいる。
画面正面から左側に配線するイメージ。「コの字」の変換アダプタを使うことで配線を見せないようにできそうだ。
画面正面から見て右側面にはボタン類が配置されている。
メニューと音量、電源に加えて3.5mmイヤホンジャックもあった。屋外で有線イヤホンが使えるのは便利だと思う。
それと底面部分(上図右側)にゴム足が確認できる。小さな自立スタンドにもゴム足が設けられているのでデスク等を傷つけずに済みそうだ。
ゴム足により滑らないし、傷つかない。
モバイルモニターは頻繁に「置く」という作業が行われるためゴム足は重要なポイントではないだろうか。
続いてソフトケース。
フェルト生地のような手触りで軽い。防水加工はしていないはずだが水を弾きそうな素材感がある。
スルリと落ちないよう落下防止の加工も施されていた。
このパーツは、面ファスナーによって留められていた。ここで金属ボタンを使っていてすぐにほつれてしまったりするよりも面ファスナーのほうが対処しやすくて助かる。
実際に「InnoView PM001-03B」を入れて撮影。
さすがに専用ソフトケースだけあってジャストフィット。正直なところ最初はなくても良いのではないかと思ったが、実際に収納すると携帯しやすくなって持ち出したくなってきた。
他には上図のように下へ敷くのにも使えそう。InnoViewが推奨しているわけではなく私が勝手にやっていることなので注意。それでも下へ敷くと質感というか何故か高級感が出てくる。
「InnoView PM001-03B」を実際に使った感想。
最後に感想を書かせていただくと「モバイルモニターって15.6インチだよね」って思った。
例えば手持ちのM1 MacBook Airは13.3インチ、これが15.6インチになると重くて据え置きノートパソコンへと認識が変わる。もはや「Air」ではない。
携帯性が強みのノートパソコン全般でも15.6インチは「据え置き」という印象が強いのではないだろうか。かろうじて会議などで会社内を移動するくらいというイメージ。とても屋外に気軽へ持ち出すサイズ感ではない。
しかし、事務作業しようとすると意外と15.6インチ以上はないと自社の管理画面が表示しきれないことが・・・そんなときに便利。ミラーリングディスプレイとしても便利だが2画面目(拡張)としても使える。
つまりモバイルモニターだからこそ15.6インチを携帯できる。
さらに言えばモバイルモニターとはいえ17インチ級からはUSB-C単体で給電・映像出力が行えなくなる。そう、USB-Cケーブルが2本必要になる。それに対して15.6インチはUSB-Cケーブル1本で済む。
<ザ・モバイルモニター>
そんな絶妙なサイズが15.6インチにはある。
だからこその「モバイルモニターって15.6インチだよね」という感想だ。
それと触れておかねばならないのは内蔵スピーカー。
レビュー中のミニPC「GEEKOM AX8 PRO」はスピーカー非搭載。それもあって単純に内蔵スピーカーの自動認識は嬉しかった。
それだけではなく意外なこと(失礼)に格安のミニスピーカーよりも音質が良く、多少は音量を上げても音割れせずに耐えられる。とはいえ屋外では3.5mmイヤホンジャックを使ったほうが良いと思う。有線に対応する外部スピーカーが使えるということでもあるので何かと使い道がありそうだ。
「InnoView PM001-03B」の価格・セール情報
「InnoView PM001-03B」は定価15,999円。そこへAmazon販売ページで配布されている4000円OFFクーポン適用で最終価格11,999円にて購入できる。
現在はAmazon主催のダブルポイント・キャンペーンが実施されているので実質価格は下がりそうだ。
次回は以前レビューした18.5インチ版InnoViewモバイルモニターと合わせた2画面構成を使った感想をレポートしていく。
→最新のセール情報やレビュー4,589件のAmazon販売ページへ
この話には続きがあります。
→15.6型モバイルモニターはiPhone直挿で映像表示できるのか、「InnoView PM001-03B」の場合