おすすめなUSB電動ドライバー「RAQUL」(ラクル)購入レビュー

公開日: : 最終更新日:2021/07/26 周辺機器 , ,

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早めの終活で身辺整理をしている過程で「工具」の壁にぶつかっていたが、USB充電式の電動ドライバーによって一気に前進することができた。

次の写真は、左から「その場しのぎで揃えたドライバー類」と「ラクル」。

これでケーブルが面倒で登場回数の少ない電動ドライバーや代打は多いものの細くて力が入らない100均のドライバーから卒業だ。写真にはないが100均で購入したL字の六角なども替ビットへ統一できる。

RAQUL review  5

さっそく、ラクル目玉機能「最大トルク3Nm」の実力を試した。

電動アシスト自転車に例えるとホームセンターで売っているアシストより強力で大丈夫なの?と思うような力強さだ。もちろん何も問題はなく、上図左のアイテムを含む多くの工具は卒業となった。

USB電動ドライバーはパナソニックなどからもリリースされているが、楽天に店を構えるVOICE製の電動ドライバー「RAQUL」(ラクル)が素晴らしかったので、改善してほしい注意点を含めシェアしたい。

小さな電動ドライバー「RAQUL」(ラクル)購入レビュー

「USB電動ドライバー」という響きからアマゾンや中国メーカーを連想するが、ラクルを販売する株式会社VOICE(本社:東京都板橋区)はレーザー墨出し器を主力としている中小企業で、楽天出店という形で自社ショップを展開している。

そのため、アマゾンで検索しても今回の「ラクル」は見つからない。

今回のような日本企業が1点集中のように販売している製品が見つかるのは最近アマゾンから楽天へ本格的に乗り換えた最大の収穫だと思う。

以前レビューしたトイレに流せてティッシュよりも綺麗で清潔、埃のでないロールティッシュも楽天に出店していたから辿り着くことができたのだ。

さて、ここからはラクルのパッケージを見ていきたい。

RAQUL review  1

似たUSB電動ドライバーを見て回るとラクルは本体が一回りほど大きいと気付くが、その分だけ大容量のバッテリーを積んでいて、USB充電式とは思えないトルクが他社との差別化になっている。

その強みを上図のパッケージに大文字で書いていることから、VOICE自身も生産者側特有の迷走をせずに冷静な他社比較をしていることがわかる。今後も消費者の目線にあわせたアップデートが期待できそうだ。

RAQUL review  2

背面には連続使用時間80分、充電時間100分、充電方式microUSB(USB-Cではないので注意)といった仕様とパーツ説明が書かれていた。

バッテリー残量を示す表示はなく充電表示ランプだけだが、ここで変に100%などを表示するパネルや複数のLEDランプを付けると故障リスクやコスト問題がでてくるため細い道を丁寧に歩いていると思う。

RAQUL review  3

箱の中には電動ドライバー本体とプラス・ビット、microUSBケーブル、説明書と保証の紙が入っていた。

付属する替えビットは1本しかないが、市販されている電動ドライバーの6.35mmビットを使用できるため動作確認という意味の1本チョイスで価格を抑えている。この「付属ビットが少ないと騒ぐ要サポート層」ではなく「USB電動ドライバーというマニア層は替ビットが良いだろう」という判断は見事としか言えない。

電源アダプタも付属していないが、もともと低出力なmicroUSB充電のためスマートフォン付属品と併用しやすく問題ないだろう。意外と電源アダプタを付属しないことで要サポートな購入者を減らす効果があるのかもしれない。

急速に数が減ってきているmicroUSB充電の採用は残念だが、電源アダプタ側がUSB-Aで本体は専用の充電端子という製品も根強いため、USB-Cではないとクレームをつける気にはならない。(USB-Cに統一したいのでアップデート版での変更は期待したい)

余談だが、USBの扇風機や加湿器などで「USB充電」と曖昧な表現をしたり、充電ポートを映さない商品はmicroUSBまたは専用端子が多いため購入時はレビューを確認したほうが良いだろう。(楽天では低評価レビューに「microUSBだった」と書かれていることが何件もあった)

今回micorUSBなのに購入したのは「ラクルの他社製品を圧倒するトルク」が理由だ。

他社の似たUSB電動ドライバーは小さく持ちやすさを重視したり、有名メーカーの名前で勝負したりするが2×4材に木ネジを埋め込むレビューを見たところ、ラクル以外は揃いも揃って途中でネジが止まってしまう。

私のような素人が想像する「電動ドライバーなら小さくても根本までネジ締めできるよね」という誤った認識、我儘に付き合ってくれるのがラクルだった。

また、USB電動ドライバーは共通で「手締め対応」が強みでもある。それに加えて電動で対応できる範囲が広い強力なトルクを持っていたのでラクルを選んだ。

替えビットの話。

RAQUL review  4

上図は記事冒頭の写真に登場した電動ドライバーで使っていたビットたち、中央にあるのがラクルの付属ビット。

上図左の長いビットは問題なく着脱して使用できたが、右下にある短いビットは着脱時に指先へ力を入れる必要があった。しかし、短いビットにより小回りできる電動ドライバーという価値が生まれるため、純粋に弱みとは言い切れず、状況に応じて使い分けたい。

替えビットはプラスやマイナスのドライバーだけでなく、六角なども販売されている。そのため自転車の整備や家具の組み立て・解体用に個別で工具を揃えている場合は小さな替ビットに変えるとモノが減り、電動ドライバーの恩恵も受けられるだろう。

実際に使った感想。

ラクルの灰色ボタンを押すとLEDランプが点灯、先端の回転が始まった。

速度調整やロック機構こそないもののボタンで逆回転に対応、そのまま握りやすいグリップを活かした手締めを行えるのが大きな電動ドライバーにはない強みだろう。

コンパクトな本体と軽さにも驚く。

従来の電動ドライバーにあるバッテリーパックより軽く、私のように今日まで手にしていなかった人間にとって革新的なアイテムに映る。本当に、これ一本でよくなったのかと。

カラーは、一般的な工具やキャンプ用品が安全のため目立つ色なのに対し、ラクルは黒をメインに灰色ボタンと全体的に落ち着いた色合いでまとめている。

LEDランプは回転と同時に点灯し、動作停止から一定時間が経過すると消灯。明るさも十分だった。

とある検証では、他のUSB電動ドライバーよりも充電時間が大幅に遅れることが指摘されていた。ラクルだけ内蔵バッテリーが大容量ということもあるが、やはりmicroUSBから(PD非対応でも)USB Type-Cに切り替えてもらえると助かる。

最近ではUSB扇風機もUSB-Cが増えてきており、ケーブルを減らすという意味でもアップデートを期待したい。

ちなみに今回レビューしているラクルの型番は「VOICE VP-852D」だった。

細かいところだが日本製品は名前と型番の軽視が過ぎる。

その中でもVOICE社は本体の製品バランスだけでなくネーミングセンスも良いと思う。下記のような名称なら国内外ともに検索しやすいので消費者が自己解決しやすく、VOICE社員がサポートする手間を軽減し、何より名前による宣伝効果も高い。

  • 名前=ラクル(RAQUL)
  • 型番=VOICE VP-852D

購入者にレビューを書いてくれと頼む企業は多いが、それ以上にサポート削減効果と宣伝効果が高い「検索にかかりやすい名称」を軽視して多くの人が製品レビューにたどり着けないケースが沢山あるので「型番=E01JAPAN01234567」のような羅列は社内の内部コードだけにしてほしい。

・・・

話は戻るが身辺整理している者として、引越しなどのイベント時しか使わない電動ドライバーを小型化できて感謝している。

試しにカーテンレールへ取り付けていたIKEAブラインドの専用金具を着脱したところ問題なく行えた。この作業は100均の細いドライバーでは力が入らず、記事冒頭の電動ドライバー(と電源の延長コード)を卒業できない理由だったが、これからはラクルが担当だ。

他にも楽天マラソンで購入したアイテムがあるのでブログの内容から離れていなければレビューしていきたい。

(追記)
土曜日の午前中に注文したところ夕方には出荷され翌日の日曜日AM11時に届いた。
最近の楽天は大抵が翌日、遅くても2〜3日には届き、注文ページの配達予定日より早い。
(人気の果物などは相変わらず出荷から遅いが・・・)

→今回レビューしたラクルの販売ページ

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