1リットル60円、格安USBミキサーで作る豆乳レシピ
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1000mlの無調整豆乳、さらに120gの生おからが約60円で好きな時に入手できる方法をシェアしたい。
この記事では、先日レビューしたUSB-C対応の格安ミキサー(ジューサー)「LaHuKo A7」を使っているが、一般的な家庭用ミキサーのほうが強力なので快適に作れるはずだ。
その他、豆乳作り(500ml分)には次のアイテムを使う。
- 大豆=0.05kg
- 水=400ml
- 晒(さらし)or 絞れる布
- こし器 or ざる(必須ではない)
- 鍋
上記のほかにミキサーを充電する電気と豆乳を茹でるためのガス等が必要になる。
それではUSB機器で作った豆乳レシピを記録していく。
USBミキサーで豆乳をつくろう。
大豆の話。
はじめに大豆の入手先。
楽天で北海道産大豆5kg=税込2700円で購入(実際に購入した販売ページへ)、そのうち100gを使うと54円。ここに電気代やガス代、水代を含めると60円ほどで豆乳1Lを作れる。
具体的に書くと60円の出費で、1000ml無調整豆乳と120g生おからが手に入った。
これまで愛飲してきたキッコーマン「おいしい無調整豆乳」の定価は税込308円(メーカー製品ページ)、ネットスーパーでは少し安く216円だった。
キッコーマン製品はアメリカorカナダ産の大豆8%、手作りは北海道産の大豆11%前後なので濃厚。
大豆の賞味期限は2023年9月1日。
当分は市販の豆乳(中身の9割以上が水)を購入したり、その空箱を捨てることはなさそうだ。
上図の豆乳は、牛乳に比べ常温保存できて賞味期限も長いため備蓄していた。しかし、さらに省スペースで様々な食品を作れる大豆に置き換えていく。
これで水・電気・ガスが止まっても充電式USBミキサー+カセットコンロ等で豆乳・豆腐・おから・ゆばを確保できるようになった。これは頼もしい。
道具の話。
今回の豆乳作りに使う道具はニュースでも取り上げられるほど乱雑な配送システムでも大丈夫と判断(+ポイントが余ってたのもあり)、全てアマゾンで購入した。
下記は実際に使用したアイテムでAmazon購入リンクを貼っている。
ここで上記の道具について重要な話をしたい。
私はシンプルライフを目指しているのでミニマム仕様に徹底、そのため一度に500mlしか作れない。
戦後昭和50年前後以降から市販されるようになった豆乳(日本豆乳協会より)は納豆や豆腐に比べて安全性がわからないため、大量飲料は控えようとも言われている。私は一人暮らしなのでコーヒー用に500mlもあれば十分だった。
次に、晒なしで試したところ後処理が大変だったので晒は必須だとわかった。
「こし器」は瓶に晒をかぶせて使えば不要だが、あとで記事にするかもしれない豆腐やチーズ作りを楽にするのであったほうが良い。
晒はキッチンタオルや手拭い、雑巾にできるし、豆乳を作った後に小さな生おから張り付いた状態で洗顔や顔パック、スキンケアに使っても良い。
これまで無印の低価格な布巾を使っていたが、医療用の包帯に使えるなど衛生的で乾きやすい晒に切り替えていく予定だ。
手作り豆乳のレシピ。
大豆から豆乳+生おからを作るのは次のような手順を踏めば簡単だった。(グラムやmlに幅があるのは大豆の粒と吸水率によりサイズが異なるから)
- 大豆40g〜50gを水洗い
- 大豆に水200ml〜300mlを入れて1日待つ
- 浸けた水は捨てる(反栄養素の健康情報が錯綜しているため)
- USBミキサーに大豆と水400ml〜450mlを入れて電源ON
- 全て鍋に入れて弱火10分、常にかき回す
- 沸騰しそうになったら晒で覆った「こし器」を乗せたボウル等に流し込む
- 晒を絞り、生おからGET
- あら熱が取れたらガラス瓶などに入れて、豆乳GET
「5」で灰汁(あく)として出るサポニン(ラテン語で石鹸)は、大豆の苦味成分だがBMI値が「肥満1度」以上の人にとって有難い健康効果を持っているが、豆乳には不要なのと大昔にヒトが見つけた知恵である「煮る」という行為で泡立っている時点で植物が捕食者から守るために出す毒素「レクチン」(グルテンなど)の一つと判断して私は取り除いている。
また、「7」の生おから(絞りかす)に片栗粉+水を加えレンジで数分加熱、団子にして、きな粉(これも大豆なので作れる)を振れば健康的な「きな団子風」の和菓子が作れる。
前回レビューしたオートミールで作った「オーツミルク」は水と分離してしまったが、上図のとおり市販品より濃厚な豆乳となった。
味も大豆11%超えなのでキッコーマンの無調整豆乳8%に比べて濃厚、茹でる際に感じた植物の匂いも消えていた。
このまま「にがり」を用いれば豆腐も作れる。
スーパーの格安豆腐は、「にがり」ではなく凝固剤や添加物を入れて大豆のカサ増しをした味のしない豆腐風だと言われている。
どうせなら本物の「豆腐」も作りたい。
その豆腐を絞れば最近ネットスーパーでも売り切れが増えた「高野豆腐」も作れるという。
USB機器1つで食のインフラを構築できるとは思ってもいなかったが、豆乳作り調査中に菌類の難しさから諦めていた「納豆」「甘酒」「あんこ」「ヨーグルト(大豆)」「チーズ(大豆)」も簡単で低コストに作れることがわかった。
2週間に1回のネットスーパー利用理由が上記アイテムの賞味期限だったので衝撃的な変化をもたらしそうだ。
今回は500mlとして紹介したが市販の無調整豆乳レベルの大豆8%まで薄めれば700mlくらいの量となり、無調整ではなく調製豆乳まで薄めたら豆乳1000mlが30円という計算になる。
(市販の豆乳は海外大豆を使用しており、そのうち全体の5%未満であれば遺伝子組み換え大豆の表示義務はないため今回の30円を大きく下回るだろう)
USB機器といえば扇風機やモバイルバッテリーくらいしか使い道はないと思っていたが、家電でも当たり前という未来があるのかもしれない。
前回の話
→USBミキサー「LaHuKo A7」購入レビュー