(ライフハック)1kg=400円の乾燥大豆から豆乳・枝豆・もやし等をつくろう。

公開日: : 最終更新日:2021/09/17 周辺機器 , ,

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近所のスーパーやネットショップで販売している格安の「乾燥大豆」を使うと次のような食品をつくることができる。

  • 水煮大豆(乾燥大豆+熱湯と魔法瓶で6時間放置)
  • きな粉(乾燥大豆+鍋で炒る+粉砕・ミル)
  • 豆乳(水につけた乾燥大豆+水とミキサー機器)
    →生おから(豆乳を晒で絞った残り)
    →豆乳ヨーグルト(豆乳と生はちみつで種菌を生成+豆乳)
    →→ヴィーガンチーズ(豆乳ヨーグルト+レモンor酢)
    →豆腐(豆乳+にがり)
    →ゆば(豆乳を茹でるだけ)
  • 大豆もやし(水につけた乾燥大豆+暗室)
    →枝豆(もやし+土とプランター)
    →→大豆(枝豆を放置)
  • 納豆(水煮大豆+市販納豆1/4)
  • 味噌(水煮大豆+種麹と米と塩少々)
    ()内は追加で必要なモノ。

上記の中で最も簡単かつ失敗率が低いのは「豆乳」だろう。ありがたいことに「豆乳」はヨーグルトやチーズ、豆腐のベースになってくる鍵でもある。

  • 水煮大豆(難易度★☆☆☆☆)
  • 豆乳(難易度★★☆☆☆)
  • 生おから(難易度☆☆☆☆☆)←ついでに生成される

豆乳の作り方は前回の記事に譲るとして、搾りかすで「生おから」が生成できる。

この「生おから」はパンを焼いたり、大豆ミートとしてチキンナゲットを揚げたり、クッキー、片栗粉と合わせて餅になるなど小麦粉が持つ植物毒素グルテン等を除去したバージョンというくらい使い勝手が良い。

たけのこの里やチョコパイといった消耗品がiOSだとしたら、サーバー化したりプログラミング自動化して収入さえ得られるAndroid OS(Windows)といったくらいの違いがある。(かといってカカオ豆から重労働の末にチョコレート生成といった開放しすぎて大変なLinux系とも違う)

とにかく、大豆は優秀だ。

この記事は簡潔に大豆を使った食品作りを紹介、それぞれのキーワードから各自にあった生成方法を検索してもらえるよう書いていく。

少し遅い夏休みの研究、生活編スタート。

すごいよ、大豆さん。

ここからは記事冒頭に書いた最初の「豆乳」をベースに話を進めていく。

「豆腐」と「ゆば」をつくる。

豆乳作りの最終段階で加熱する際、「にがり」(または食品添加物レベルのマグネシウム)を加えると「豆腐」ができる。

実際に食べたところ甘みがあって市販の格安豆腐とは別の食べ物ではないかと思えるほど、すっごく濃厚。

ちなみに「にがり」を飲用することで、便秘解消できると重宝されている。

私は1日1食、かつ動物性たんぱく質を1週間に1回ほどしか摂取せず食物繊維の取りすぎ状態だったため、この「にがり」は思わぬ救世主だった。

なお、豆乳を茹で続けて張られた膜が「湯葉」(ゆば)となる。

  • 豆腐(難易度★★☆☆☆)
  • 湯葉(難易度★☆☆☆☆)

(★の理由)
豆腐は「にがりの量」と「豆乳の濃さ・温度」調整が難しい。

豆乳ヨーグルトとヴィーガンチーズ

先程の豆乳を使って「ヨーグルト」をつくろう。

ヨーグルトメーカーはなくても作れるが、私は温度や時間管理が大変なのと成功率を上げるため確保した。

よくある種菌として市販のヨーグルトもあるが、未加工の「生はちみつ」さえあれば種菌は必要ない。(乳酸菌は乾燥レーズンや玄米にもあるが、複数のレポートを調べた限り生はちみつが市販のヨーグルトに近いようだ)

生はちみつによる種菌の生成は数日を要するが、最終的に作られる豆乳ヨーグルトの賞味期限が1週間なのに対し、3ヶ月ほど冷蔵保存できる強みがある。(何度も繰り返すと雑菌が入るので種菌は2ヶ月サイクルを予定)

豆乳ヨーグルトができてしまえば、当然「チーズ」もつくれる。

北海道産の大豆なので豆乳ハーゲンダッツ(市販品は北海道の牛乳だから)も作れそうだ。

  • 豆乳ヨーグルト(難易度★★★★☆)
  • ヴィーガンチーズ(未着手)

(★の理由)
ヨーグルトというより発酵食品は軒並み難易度が上がる。
納豆もつくるなら菌類の知識を集めるとクリアしやすい。

大豆もやしから始まる、枝豆と大豆の物語。

大豆から始まり、大豆に終わる。

「何を言っているんだ」と思うかもしれないが、乾燥大豆から10日ほどで「大豆もやし」が育つことを伝えさせてほしい。

その途中で何本か光にあてて育てると太陽を浴びようと緑の葉を広げ、やがて「枝豆」が誕生する。

そのまま育て続けると枯れたような色になり「大豆」に変わる。

よく考えたら当たり前の話だが、それを自分で行えるとは思ってもいなかったのでドラクエ3からドラクエ1へと話が繋がった時のような衝撃を覚えた。あの賢者って、まさか!という。

数粒の大豆から倍以上の大豆を収穫できるのだ。

納豆と味噌。

豆乳ヨーグルト作りにあわせてヨーグルトメーカーを購入しておくと納豆作りが簡単だ。

いわゆる納豆菌を藁や枯れた近所の草から入手している人もいたが、市販の納豆菌でも問題ないという結論に至った。(納豆菌の種類が豊富に存在していたら怖い)

ただ納豆菌は超強力で種菌を冷凍保存しても耐えられる一方、乳酸菌など他の菌類にも影響するため意外と容器の管理が重要、それもあってのヨーグルトメーカー購入だった。

実際に手作りした納豆は次のようになっている。

Lifehack 20210916110016

上記はヨーグルトメーカーから取り出した直後で、ここから冷蔵庫で寝かせると味が深まる。

  • 納豆(難易度★★☆☆☆)
  • 味噌(未着手)

(★の理由)
最初は納豆が最高難易度と構えていたが菌が強いため意外と失敗しなかった。ドラクエ4でいうクリフトのような乳酸菌(ヨーグルト)が扱いにくいようだ。

まとめ。

いかがだっただろうか。

「USB充電のジューサーって使えるの?」から始まったとは思えないほど話が展開してしまったものの、結果として食の安定に繋がった。

おすすめは「豆乳」と「おから」だ。

豆乳は単体で飲めるし、オートミールと豆乳ヨーグルトに乾燥果物を加えたら立派な1食にもなる。おからは記事冒頭で書いた通り万能選手。

ぜひ食べていただきたいのは「豆腐」と「納豆」。

Lifehack 20210916105942

市販の豆腐や納豆には戻れなくなるほど食べ応えがあった。

夏休みの研究として大きな収穫は「乳酸菌の難易度が高い」ことと「納豆菌の逞しさ、育てやすさ」、一言で言えば菌類学習。風の谷で胞子を研究している気分が味わえる。

もともと2週間でスーパーのレジ袋1つ以下のゴミ量だったが、豆乳パックや納豆パックにヨーグルト容器までなくなり、いよいよ月1回で小さなゴミ袋1つになりそうだ。

すごいよ、大豆さん。

前回の話
1リットル60円、格安USBミキサーで作る豆乳レシピ

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