2年ほどロボット掃除機「ECOVACS DEEBOT OZMO T8」を使った感想、と注意点。

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エコバックスの3Dマッピングに対応した「DEEBOT OZMO T8」を2020年7月10日から約2年間使ってきた感想をレポートしたい。

先に結論を書くと「ロボット掃除機のない暮らしには戻れない」ことはもちろんだが、水拭き機能は「掃き掃除の有無を左右する必須機能」であること、「3D物体回避はあったほうが良い」ことだろう。

もちろん、全てが満足できたというわけではないので、その注意点にも触れていきたい。

エコバックス「DEEBOT OZMO T8」を使った感想。

今回レポートする「DEEBOT OZMO T8」は上位モデルなので別売りのOZMOPro電動クリーニングモップキットを導入することで「1分間に480回の振動で拭き掃除」が可能となるが、それは使用していないため、通常の状態で2年ほど使った感想となる。

はじめにロボット掃除機としての掃除能力について。

掃き掃除の話。

「DEEBOT OZMO T8」の掃き掃除能力とチリ回収力には満足している。

しかし、「DEEBOT OZMO T8」に限らずロボット掃除機の多くが抱えている問題として排気口の風で掃除対象物が飛ばされていくことがある。

これは残念ながら「DEEBOT OZMO T8」も例外ではない。

ただ往復することで最小限までゴミを回収できているのでチリ等が吹き飛ばされる様を見なければストレスに感じることはないだろう。

それでも部屋の角・隅にタンスなどの「DEEBOT OZMO T8」が入れないスペースを設けてしまうと「そこにチリ・埃が風で集まっていき丸い塊になっていく」ので物の配置には注意したい。

また、ゴミ回収ボックスが容量を超えてしまっても逆流せず、かつ回収拒否せずに吸い込んでくれているのはズボラなユーザーにとって有難い。

ちなみに溜めすぎると、ゴミ回収ボックスの中身を捨てるときに濃密すぎて大変になるので小まめな廃棄を心がけよう。

3D物理回避は必要か。

以前エコバックスより3D物理回避のないモデルもレビューさせてもらったが、玄関の段差を検出できずに落下したり、壁にぶつかる回数が多かったので「DEEBOT OZMO T8」の3Dカメラは必須ではないかと思っている。

この機能があるおかげで部屋にいながら稼働ても踏まれることなく掃除してもらうことができている。

未来の自律運転車を見ているようで楽しい機能だ。

拭き掃除の話。

  (画像)Alexa対応/3D物体回避な最新ロボット掃除機「DEEBOT OZMO T8」開封レビューより

次に拭き掃除、水を入れて水拭きできるのは非常に便利だった。

とくに6〜9月くらいの暑い日には朝早く水拭きを済ませておくと涼しさが増すのでおすすめだ。なんといっても掃き掃除では得られない水拭きした後の「凛とした空気」が気に入っている。

また、水拭きとしてだけでなく掃き掃除の直後に「モップ掛け」で掃除できるため、掃き掃除のブラシで回収できなかった小さなチリを拭き上げてくれるのも大きいと思っている。

ロボット掃除機というと掃き掃除+水拭きというイメージを持ってしまうが、その中間にある「モップがけ」は効果があるようで、掃除完了後にモップを見ると進行方向に近い箇所が黒く汚れている。

そのことからもモップ掛けが掃き掃除の補助をしていることがわかる。

残念なポイントも

そんなモップ掛けにも改良してほしいポイントがある。

それは水拭きをした後に放置してしまうとカビたようになってしまうこと。

明確にカビと言える物は確認できていないが、異様に黒いシミが広がってしまうことが何度もあった。その対策として掃除終了後に即モップ部分を外して裏返し、「DEEBOT OZMO T8」の天板に載せることで解決できたが、これが毎回となると手間に感じてしまう。

そのため、最初の頃は外出する前や風呂に入る前といった長く部屋を空けるときにスタートしていたが、すぐに裏返したいのでロボット掃除の魅力である「留守中に掃除完了」はできなくなってしまった。

かといって、モップ掛け(水拭き)は強力なのでやめられない。

でもモップを地面に接着したままではカビっぽく黒ずんでしまう。

こうしてロボット掃除機に追われながら掃除してもらうようになった。

これが残念。

解決策としては充電ベースに戻った際にモップ部分が地面から離れ、乾燥しやすく風を送るなどがあれば良いと思った。

やはり黒ずんだモップで部屋中を回ってもらうと衛生的に不安なので、この部分が解消されて「留守中にも水拭き」が行えるようになることを願っている。

感想、まとめ。

記事冒頭に書いた通り「ロボット掃除機のない暮らしには戻れない」し、ロボット掃除機には「3D物体回避はあったほうが良い」と思う。

とくにロボット掃除機に「水拭き機能がある」というのは「掃き掃除に拭き掃除が加わる」ことを意味しているのを強調したい。

つまり、雑巾掛けをしてくれるのだ。

ロボット掃除機の回転式ブラシと吸引力には限界があるので、掃き掃除(雑巾掛け)の恩恵は大きい。

何より水拭きをすることで得られる凛と空気が涼む感じはクイックルワイパーの水拭きモップでは得られないので、水量が違うのかもしれない。

冬の乾燥する季節の水拭きも良いが、夏の早朝にかける水拭きも気に入っている。

他にもエコバックス提供で自動ごみ収集できるモデルも試しているので、後ほど追加レビューを書いていきたい。

なお、楽天25周年スーパーSALEにあわせてエコバックス公式ストアが特集セールを実施しており、「DEEBOT OZMO T8」の後継モデルなどが値引き+ポイント還元により割安で購入できるようになっていた。

→最新のエコバックス製ロボット掃除機は楽天の公式ストア・特集ページ

→今回レビューした製品の最新価格や他のレビュー456件はAmazon販売ページ

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