タッチパッドも便利、最新の折り畳みキーボードが主役級だった話
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昨日Amazonで注文した折り畳みキーボードが届いた。
先に感想を書くと歴代トップ3に入るキーボードだと思っている。
もちろん打鍵感がHHK系よりも高いとか、2つ折りキーボードよりも薄くなるとか特定の項目へ特化した話ではなく薄いのに打鍵感があり、キー配置もゆったりしていて入力ミスが少なく、小さなタッチパッドでジェスチャーできたり、畳んだ時にケース付きiPad mini 6と同じ厚みで一回り小さくした状態になるといった総合的な意味でトップ3に入ると思った。
Amazon注文時に懸念していたタッチパッドの物理クリックボタンに関する説明がない&5件のレビューで触れられていないという問題やキー配列による変化といった項目をレビューしていきたい。
Omikamo 3つ折りキーボード購入レビュー
製品パッケージは英語で表示されており、USB-C充電や電源ボタンの搭載、タッチパッドとLED通知といった特徴が写真付きで掲載されていた。
Amazon販売ページは本体サイズに限らず情報がかわることがあるため、製品パッケージに印刷されている本体サイズを記録しておく。
- 展開時:342.35 x 114.7 x 10.9mm
- 収納時:182.25 x 114.7 x 19.5mm
他にもタッチパッドのサイズは56.1 x 45.1mmであったり、動作中の消費電力について2.2-4.5mA、タッチパッド動作中は11mAになるといった説明があった。
同梱品をチェックする。
上記のうち収納袋はキーボードを畳んだ状態であれば雑に仕舞える程度のゆとりがあった。
気になった点としては袋が素材から発しているのか薬品のような匂いがしたので常用する予定があれば外で風に当てると良さそうだ。
取り扱い説明書は全て日本語、もっと言えば中国フォントではない日本語フォントの日本語しかない説明書となっていた。
タッチパッドの説明は各OS毎の各ジェスチャーを図解、最後のページには保証書もあるため、収納袋に入れておくと良いだろう。
キーボード本体をレビュー。
折りたたんだ状態の裏面には技適マークやMade in China、認証情報が印刷されたシールが貼られていた。
四隅にはゴム足が設けられ、展開後のキーボードを支える軸となるためゴム足が取れそうになったら補強したほうが良さそうだ。
キーボード背面にはUSB-C充電ポートがあった。
折り畳みの機構が昔レビューした2つ折りキーボードよりもメカニックになっていて開く時に変化するギミックを眺めて楽しんでしまった。
ネジは極小タイプなので分解する際は眼鏡調整などに使うドライバーが必要になるだろう。
キーボードの感想。
本体を展開した時に「おぉ!」と小さく唸ってしまった。
それは「折り畳みキーボード=薄いキー」というイメージがあって、影ができるほどキーが立体的に現れるとは思っていなかったから。
次の言葉は「普通サイズのキーボードになるのか・・・。」
Amazon販売ページに書かれていて知ってはいた、理解しているつもりだったが、実物を見ると凛とした佇まいに暫く眺めてしまった。
何の気なしにキーを叩いた時に次の驚きがあった。
しっかりとした打鍵感があるのだ。
MacBook ProのキーボードやMagic Keyboardに慣れて「打鍵感」という存在さえ忘れていたので、先に身体が反応した形だったが、一歩グイッと踏み込む感じに早く入力したくなった。
ペアリング作業は前回の注文記事に書いた通り行ったところ問題なく接続することができた。
さっそくMac miniで入力を開始、この記事を書いていると次のようなことがわかってきた。
キー配置の違いによる入力ミスの話。
macOSで使用した際のキー配置による入力ミスは次のようなところだった。
- Enterキーが細くてBackSpaceとの間にあるキーを押してしまう。
- 「英数」「かな」がないので迷子になる。
- Magic Keyboardから乗り換えると「Command」と「Option」が反対で困る。
- 「:」の入力が少し変わっていた。
- 隣にタッチパッドがあるので誤タッチしてしまう。
これらは慣れが必要なこと、システム環境設定のキーボードから代わりのキーを設定できるので、この記事の中間に来る頃には上記の項目で迷うことはなくなってきた。
タッチパッドの感想。
タッチパッドを開くと保護シールが貼られていた。
その上にはLEDランプがあり、左から接続先1、2、3とCaps Lock、バッテリーの5つを表示するようになっている。
LEDランプとタッチパッドの間にあるスペースには何も機能は設けられていないが、その側面に電源ON/OFFの物理スイッチが配置されていた。
左右のクリックはタッチパッドの下部分に設けられていて指で押すと「カチッ」と音がする。
MacBook Proのチャタリング原因がバッテリー膨張という海外のレポートがあったが、このキーボードではタッチパッドの上にある空白スペースにバッテリーがあると思うので、チャタリングのリスクは低いかもしれない。
タッチパッドの性能
初期状態では感度が高く、右矢印キーを押した時に反応することもあるので小指の付け根が触れているのかもしれない。
タッチパッドの面積が小さいので親指でドラッグ操作をしようとすると高確率で失敗するため、人差し指で左クリックを押したまま、中指でカーソル移動することで落ち着いた。
親指ドラッグではカーソルが上下左右へ小刻みに移動して大変だったので、人差し指ドラッグに慣れていく必要がありそうだ。
Magic KeyboardやMacBook Proとの比較。
1つめは愛用中のMagic Keyboard、キーボード部分と幅が同じことから違和感なく入力作業が行えている。
キー配置は先ほどくらいなので文字を入力しているときに不便を感じることはなくなってきた。Fn+Spaceでタッチパッドを無効にできるので入力に集中したい時に使えそうだ。
Apple純正のタッチパッドを購入するか悩んでいたが、当面は3つ折りキーボードを使用して様子を見てみたい。
続いてIntel版MacBook Proとのキーボード比較。
こちらも1〜2mmの差に収まっていて手を置いた感覚は変わらない。Magic Keyboardと同じようにキー配置が少し異なる程度なのでMacBook Proからでも違和感なく移行できそうだ。
再び不思議な話だが、打鍵感は3つ折りキーボードのほうがあった。
MacBook Proのキーボードは少しペチペチ感があるので結構な違いに思えた。
また、折り畳みキーボードは軽量化のために重くはしていないので入力時のカチャという音は軽いので、それが好きではないときは注意したほうがよさそうだ。
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今回はMac miniとペアリングして使用感をレビューしたが、3つまでペアリング可能で取り扱い説明書にはmacOS以外のWindows / Android / iOS向けの設定とジェスチャーが説明されているので、そちらのほうが快適に使えると思われる。
続き→タッチパッド付き折り畳みキーボードの最適化、キーリマップした話。
前回→USB-C搭載のMac/iPad向けタッチパッド付き3つ折りキーボードを注文した話(Mac対応)
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