タッチパッド付き折り畳みキーボードの最適化、キーリマップした話。
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周辺機器 Bluetooth キーボード, Mac mini, MacBook, キーボード
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前回の記事で絶賛していたタッチパッド付きの3つ折りキーボードだが、丸一日メインで使用してストレスになるポイントもわかってきた。
また、根本的な問題として製品の取扱説明書にWindows / iOS / Androidしか掲載されていない3デバイスをマルチペアリングできるキーボードであるためMacへの最適化が必要だった。
キーリマップについてはキートップが簡単に外れることもあり、Karabinerを使用することでApple製Magic Keyboardへ近づけることに成功した。
Karabinerでキーリマップ。
Windows向けには多数のフリーウェアがあって数年ごとに使い分けて絞り込むという作業が必要だったがMac向けには有名なオープンソースのソフトウェア「Karabiner-Elements」がある。
インストールから設定までの主な流れは次のような感じだ。
- 「Karabiner-Elements」をダウンロード:URL
- MacOS バージョンにあったパッケージを展開、インストールする。
- 「Karabiner-Elements」を起動して「Simple modifications」のタブを開く。
- 「Simple modifications」タブ内の「Terget device」から当該キーボードを選ぶ。
- 同タブ内の末尾にある「Add item」を選ぶ。
- 任意のキーを設定していく。
上記の手順4でキーボードがグレーアウトして選べない場合は、同アプリ内の別タブ「Devices」を選び、設定したいキーボードにチェックを入れる。
この時にチェックボックスさえアクセスできない時はキーボードの認識に失敗しているのでドライバやOSの話になってくるので、Bluetoothデバイスであればペアリングをやり直すなどが必要になってくる。
折り畳みキーボードのキートップを交換する。
ここから先はHHK系などのキートップ交換をサポートしている機種ではないため、自己責任(キートップが割れる、キーが認識しなくなる他)となる。
マイナスドライバー等で簡単にキートップが外れるので、Karabinerで設定したキー配置に変更していくという作業だ。
この時、HHK等のように全てのキーが同じサイズではないため入れ替えできるキーに制限があることを注意したい。
最終的に下図のような配置に変更した。
左端にある「Controlキー」から右側にあるスペースキーを除いた5つのキーを入れ替えた。
最初のキー配置は次のようになっている。
これでMagic KeyboardやMacBook Proのキーボードの位置と変わらなくなり、あとは先ほどの「Karabiner-Elements」でキーリマップしていく。
スペースキーの左右にあるキーについては左側を「英字キー」、右側を「かなキー」にした。
ここまでするとMagicKeyboardと変わらない操作感となった。
丸一日メインで使用した感想。
ブログを書いているとテキストを選択するシーンも多く、矢印キーを多用している。
その時に右手の小指の側面がタッチパッドへ近づいているようで、意図しないカーソル移動やクリックが発生してしまう。また、Enterキーを押す際も小指の付け根が近づいてしまうようでタッチパッドが反応する。
マウス設定でカーソル感度を下げるなど対処しようとしたが物理的な反応の問題もあるようで解決できなかった。
現在はテキスト入力に集中する時にFn+Spaceでタッチパッドを無効にするくらいしか対処が見当たらない。
このキーボードはタッチパッドが下側についているので、上側についているモデルがあれば誤タッチもなくストレスは一気に解消されるだろう。
このタッチパッドが下側についているため、タッチパッドを操作している時は手を引いた状態になり、右腕が疲労する原因にもなっていた。
試しにLogicoolのMX ERGOやKengingtonのトラックボールマウスに戻すと非常に快適だったことからタッチパッドは「慣れれば使える」というより「ゼロよりは良い」という存在となっている。
そのため基本的にタッチパッドは無効に設定することになりそうだ。
そうなるとタッチパッドなしの更にコンパクトなモデルでも良いのではないかという話もあるかもしれないが、キーボード単体でマウスまで対応できることが最大の強み、専用デバイスには敵わないからとゼロにまで戻す気にはならない。
- 基本スタイル:タッチパッドを無効、マウスで操作。
- 携帯スタイル:タッチパッドを有効、マウスは待機。
上記の使い方ができる3つ折りキーボード、貴重な存在ではないだろうか。
前回→タッチパッドも便利、最新の折り畳みキーボードが主役級だった話(Omikamo レビュー)
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