Xiaomi 12S Ultra発表、SONY RX100VIIと同じセンサーを持つ1型カメラ搭載などスペック・価格比較
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Xiaomi(中国北京)は現地時間7月4日、新製品発表イベントにおいて最新スマートフォン「Xiaomi 12S」シリーズ3機種「Xiaomi 12S」「Xiaomi 12S Pro」「Xiaomi 12S Ultra」を発表した。
その中でも大きな話題となっている「Xiaomi 12S Ultra」の明らかとなっているスペックを記録する。
Xiaomi 12S Ultraのスペック。
注目のカメラ性能
見た目にも目立つ最大の特徴である背面カメラはスマートフォン本体の3分の1を占めるほど巨大で、ドイツの老舗カメラメーカーLeica Cameraと共同開発したという次のカメラを搭載している。
- 4800万画素(超広角、SONY IMX586)
- 4800万画素(ペリスコープ式望遠、SONY IMX586)
- 5000万画素(広角、SONY IMX989)メインカメラ
上記のうちメインカメラは1型のイメージセンサー「SONY IMX989」をスマートフォンの内部に組み込むことに成功しており、このセンサーはソニーが販売している「SONY RX100VII」に搭載されていることからスマートフォンでは最も巨大なイメージセンサーを搭載したことになる。
写真フォーマットはJPEG / HEIFのほかにDNGをサポート、最大画素数は4096×3072でAdobe Camera RAWに対応する。
動画フォーマットは標準でH.264とH.265に対応、最大で7680×4320の24FPSをサポートするほか、ドルビービジョンでは3840×2160の60FPS 80Mbps VBRに対応、スローモーション撮影では1920×1080の480FPSに対応、1280×720まで落とすことで3840FPSまで対応できるという。
主な仕様、基本スペック
画面サイズは6.73インチ(1440×3200、リフレッシュレート120Hz)で本体サイズは163.17 × 74.92 × 9.06mmの防塵防水IP68準拠、バッテリー4,860mAhを積んで重量は225gとなっていた。
充電方式は67Wの急速充電と50Wというワイヤレス充電、そして10Wの逆ワイヤレス充電を搭載しているのもユニーク。
SoCはQualcomm Snapdragon 8+ Gen1、RAM最大12GBとストレージ最大512GBで構成により価格が変動するスタイルだ。
価格・システム構成
Xiaomi 12S Ultraの中国における価格は次のようになっている。
- RAM8GB+256GBモデル:5999元(約12.2万円)
- RAM12GB+256GBモデル:6499元(約13.2万円)
- RAM12GB+512GBモデル:6999元(約14.2万円)
Xiaomiはグローバル展開の可能性を伝えているが、日本での発売について言及していない。
ちなみにヨドバシカメラ.comで同じイメージセンサーを持つ「RX100VII」を見てみると159,500円(ヨドバシへ)となっていた。
そうなるとXiaomi 12S Ultraのほうがライカ共同開発で安くて良いのではと思えるが、多くのAndroidスマートフォンはOSアップデートを保証する期間が短い。
大抵はiPhoneのサポート期間に比べて半分未満、そのサポート内容も様々なため3年ごとにスマートフォンを買い換えて毎回その機種が持つカメラの特性を覚えるという時はXiaomi 12S Ultraが良さそうだ。
ただコンデジとは異なりカメラ機能がメインでない。
あくまでスマートフォンということでカメラが目玉機能とはいえ、レンズの些細なトラブルまでは対処してもらえない可能性も考慮したほうがよいだろう。
スマートフォンの差別化を図るメーカーにはカメラなど特化した機能に応じた個別サポートをユーザーにわかりやすく打ち出してほしい。
Source : Xiaomi Press